アロハ! メグミです。
ワイキキの某ホテルのラナイから失礼します。
このビル群の中には、ホテルだけでなく、コンドミニアムやらレジデンシャルリゾートやらの住居もあるんですよね。
いったいどうしたら、こんな夢の地ハワイで不動産を手に入れることができんですかね?
くっ、まぶしい!
日差しもですが、ハワイ不動産そのものが、私にはまぶしすぎる〜。
......ですけれど。
「何らかの賢い方法や段取りを踏めば、私にもハワイ不動産が手に入るのではないだろうか?」
という、一縷(いちる)の望みを心に秘めている自分がいるのです。
なぜかというと...。
ちょうど一年ほど前、こんな取材を行ったのが、すべてのはじまり。
上の写真をクリックすると記事を読むことができるので、詳しい内容はぜひ記事をお読みいただければと。
この記事を公開してから、一年があっという間に過ぎてしまいました。
そして、私、まだハワイの不動産を買っていません。
賃貸暮らしのままです。
だって...まだまだ、ハワイ不動産、わからないことが多すぎて、
なんだかこわいんだもの!!
それに、この一年間でさらに疑問が湧いてきてしまったこともあるので、ここはひとつ、リアルター「アンジェラ ヒロコ ブレンナ」さんにいろいろ教えていただきたいと思います!
●アンジェラ ヒロコ ブレンナ/Angela Hiroko Brenna
ハワイ州不動産ブローカーライセンス(R)取得。現在はロケーションズLLCに所属。京都光華女子大学短期大学部客員教授。
詳しくはこちら>>
メグミ:
ヒロコさん、お久しぶりです! さっそくですが、質問にいきたいと思います!
ヒロコ:
どうぞ〜。
メグミ:
これ、多くの人が気になっていると思うのですが。よく「ハワイの不動産はここ30年ほど価値が下がらず、上がり続けている」と言われますが、さすがに、そろそろ落ちるんじゃないの?と。
ヒロコ:
毎年毎年「そろそろ不動産価格は落ちるでしょう」または「もう平行線をたどるのでは?」 というご意見をいただきます。ところが! 2017年の年明け、その予想を見事に裏切って、まだまだ勢いよく伸びています。 税金、為替、そして失業者など不景気を連想するニュースを見ない日などないほど不安定な経済かと思いきや、じつはアメリカの不動産購入者のうち、外国籍の人の中では、日本人がトップなんですよ。
2016年のデータによりますと、全米の不動産セールスのうち、日本人が購入した件数は581軒、2位がカナダ人で116軒、 3位が中国人で30軒。そして、1位の日本人が購入した581軒のうち、ハワイの成約数が、なんと562軒! じつに97%の方がハワイを選ばれたということになります。
メグミ:
中国人がたったの30軒って、意外です。1位と2位の間の開きもすごい(笑)。じゃあ、数字の上では、日本人がハワイ不動産の価値を下支えしてるってことですよね?
ヒロコ:
そうなりますね。だからなんですよ、ハワイ不動産の価値が安定しているのは。だって、日本人ってハワイが大好きじゃないですか。ブームのような「一過性の好き」ではなくて、定番として、ずーっと好きでしょう?
メグミ:
たしかにハワイは定番人気のリゾートではありますが...でも、だからこの先もずっと不動産の価値が上がり続けるかどうかはわかりませんよね? 住みたいほどのハワイ好きの人たちがみんなハワイに家を買って、ある程度行き渡ったら、そこで不動産価値が上げ止まることもあるのでは。ありうるのでは!?
ヒロコ:
(笑)。
ありうるのでは!
ヒロコ:
あのね、メグミさん。これは、そもそもの大前提なのですが...。
メグミ:
はい。
ヒロコ:
購入する不動産物件の価値は、あくまで「今のバリュー」であって、将来を保証するものではありません。ハワイ不動産のマーケット自体が変化していくことも考えられますし、ひとつひとつの物件においても、たとえば窓からの眺望、管理費、周辺エリアの環境などなど、変わることで物件の価値に影響する要素はいくらでもあります。オーシャンビューだったのに目の前にビルが建ってしまう...なんてこともありますから。
メグミ:
う〜ん、でも不動産って、失敗した時のお財布と心のダメージがあまりにも大きいじゃないですか? それがいま一歩踏み出せない理由なんですよねぇ。
ヒロコ:
もちろんリスクを最小限に留めるための方策は取るべきだと思いますよ。また、純粋に投資物件としてではなく、別荘であれ定住であれ自分が住むことを前提としているなら、住まいとしての良さを基準に考えることもできますよね? たとえ市場価値が下がってしまったとしても、自分にとって居心地の良い住まいであれば、それは最高の価値ですよ。
メグミ:
そうか...自分が好きな家だったら、それでいいはずですよね。
ヒロコ:
不動産とか家って、一点の曇りもない完全無欠のパーフェクトなものなんてないですよ。完璧な人間がいないのと同じです。もし思いもよらないことが起こっても、ペットや家族のように大切に思える物件というのが、購入の決め手なんじゃないかな。かわいい子犬を買ったけど、育ててみたらしつけがうまくいかないとか、散歩が大変だからとか、そんな理由ですぐ嫌いになったりしないでしょう?
ペット捨てる? 捨てないよね?
メグミ:
なるほど〜。「損をしたくない」「利益を出したい」と思いすぎてしまっていたかも。
ヒロコ:
そうですね。でも今のところ、取引される価格は右肩上がりなので、将来売却するときには利益が取れる可能性も大いにありますよ。
メグミ:
ちなみに、ハワイ不動産を購入するのは、どんな方が多いんですか?
ヒロコ:
投資家はもちろんですが、お子さんの留学用に探す方も増えていますし、収益物件としてホテルコンド、別荘としてカカアコやワイキキのコンドミニアムやカハラなどの一軒家、節税対策のために減価償却に適したミリラニやカネオヘの物件を法人名義で...と、さまざまですね。あと最近では、ホテルの予約が取りづらくなっているので、いっそ別荘として購入しておこうという人も増えていますよ。
メグミ:
では次に、投資物件や別荘・ロングステイではなく、私のようにハワイに住んでいる立場での不動産・家探しについて、あれこれお聞きしたいと思います!...が、ここまでが長くなってしまったので、記事を2回に分けたいと思います!
ヒロコ:
わかりました〜。
さて、次回は......
「えっ? 私の家賃、高すぎ...!?」
の巻。
ひぃぃぃぃぃ...!!
ヒロコさんが驚いたものとは何なのか!? 乞うご期待!!
この記事を書いた人
マローン恵(メグミ)
アロハストリート副編集長。ワイキキ、マノア、モンサラット、マキキを経て現在はカイムキ在住。好きなものは地ビールと地コーヒーと地チョコレート(全部発酵食品!)。ハワイ島取材班としても意欲的に活動中。
Twitterアカウント:@Megumiinhawaii
- この記事をあとでまた
みたい場合は、
マイページにクリップ!