メインはお米!アジアの味覚を楽しむご飯処
ハワイの有名フードライター、ショーン・モリスのおすすめ!カカアコにあるベトナム料理店「ザ・ライス・プレイス」をご紹介!
公開日:2017.05.17
更新日:2020.09.01
※ザ・ライス・プレイスは閉店しました。(2020年8月現在)
アロハ!
ハワイを拠点に世界中でグルメライターとして活躍するショーン・モリスが、アロハストリートのために執筆する連載コラム「ショーン・モリスのハワイ最新グルメ探訪」。今回は、カカアコエリアにオープンしたばかりのベトナム料理店「ザ・ライス・プレイス」をご紹介します!
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レモングラス、コブミカン、コリアンダー、ターメリック、ナンプラーなどのユニークな食材は東南アジア料理を特徴づけるほか、アジア地域の主食である「米」の魅力を引き立たせます。アジア料理といえばお米です。お米は料理の味を和らげるだけでなく、食感や甘み、それに香りもプラスしてくれます。
ホノルルのザ・ライス・プレイスは、各地の郷土料理に特化しているだけでなく、それぞれの料理に最小限のフレーバーをプラスしながらも中心的な役割を果たす米にフォーカスしています。
20人分ほどの席数しかないチャーミングなレストランではお米をベースにしたものや、スターチ(でんぷん食材)を使用したお料理を提供しています。
アペタイザーでは、アジアの伝統的な要素をしっかりと活かしつつ、独創性も忘れていません。韓国料理にインスパイアされ、ブルコギやレッドペッパーのペーストがクリスピーなライスパテにサンドしてある「ライスバーガースライダー(Go! Go! Rice Burger Sliders)」や、ピリ辛のエビと豚バラ肉と味付けされた豆もやしなどの具材が入った米粉のクレープをレタスにラップして味わう「レタス・ラップ・ライス・フラワー・クレープ(Lettuce Wrap Rice Flour Crepe)」。
レンコンとキュウリ、グリルしたイカと茹でエビを酸味のあるお酢ベースのドレッシングで味付けてしているサラダ「リフレッシャー・デラックス(Refresher Deluxe)」、ビーフのブルコギと米麺をミントと一緒にライスペーパーで包んだ夏らしい「バン・バン・ロール(Bang Bang Roll)」などなど、個性的なメニューがずらり。
ちなみにポークとエビたっぷり入ったクリスピーなインペリアルロールは僕のお気に入りです。
アントレ―でも伝統的な要素に独創性をプラス。「ウィナー・ウィナー・チキン・ディナー(Winner Winner Chicken Dinner)」は、海南風チキンライスにインスパイアされたメニューで、香り豊かなチキンカレーたっぷりのライスと甘みがありつつもピリッとした刺激のあるジンジャーソースが特徴。
エビ、ポーチュギーソーセージやスイートコーンをレモングラスとコブミカンでアクセントをつけたスパイシーなブイヨンで味付けした「アジアン・ケイジャン(Asian Cajun)」、チキンまたはエビを香り豊かなバジルソースで和えた「ペスト・ボート・ヌードル(Pesto Boat Noodle)」、ハニーガーリックテリヤキソースといただく牛肉メニューの「グリル・トゥリ・ティップ・プラッター(Grilled Tri-Tip Platter)」、シチューというよりスープといった感じの「本日のシチュー(Stew of the Day)」は、毎日違ったテイストが楽しめますよ。
白米、玄米、またはジャスミン米をカレーチキンのブイヨンで炊き上げたハウスライスのいずれかのお好みのお米ベースに、ポーチュギーソーセージや豚バラ肉、牛肉、エビのメインの具材のほか、コーンや豆、ほうれん草、キムチなどの野菜系具材を選べるBYOスタイルのフライドライスは、ソースもスパイシー・レッド・ペッパー・ペースト、テリヤキ、ショウユの3種類からチョイスできるほか、ローストした刻みノリ、ゴマ、ふりかけ、ネギなどのトッピングも選べます。
オーナーのトリン・ヴォーさんと調理担当のお母さんが、すべての料理に思いを込めて提供しています。彼らが生み出す料理は、アジア各国の違った地域への旅にいざなってくれますが、一つ確かなことは、どの料理を食べる時にもお米ははずせないということです。そしてもうひとつ大切なポイントでもある、料理をさらに美味しくしてくれるアルコール飲料はお好みで。レストランはB.Y.O Bですよ~。
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