アロハシャツ研究家、デール・ホープに聞く!
アロハシャツ研究家デール・ホープさんに、アロハシャツの新ライン製作や執筆中のパレオに関する著書など、最近の活動についてお話を伺いました!
公開日:2017.07.05
更新日:2017.07.13
アロハシャツ研究家兼デザイナー&コレクターとして活躍するデール・ホープさん。10代の頃からハワイのアパレル業界に深く関わり、数々のブランドとコラボしたアロハシャツを生み出してきたデールさんに、現在進行中の最新プロジェクトについてお話を伺いました〜。
前回のコラムはこちら>>突撃!アロハシャツ研究家のハワイアンな家
Profile
Dale Hope(デール・ホープ)
アロハシャツ研究家兼コレクター。テキスタイル職人の父親の影響で、幼少期からアロハシャツを着て過ごす。21歳のときにアロハシャツ会社「HRH」を設立。その後、老舗アロハシャツブランド「カハラ」のオーナーや「パタゴニア」のディレクターを経て、現在はパレオについての著書を執筆中。
編集部:さっそくですが、最近の活動について教えてください。
デールさん(以下デール):ワイキキにあるセレクトショップ「オリーブ&オリバー」のオーナー、パーカーは昔からの友人なんだけど、彼が取り組んでいるアロハシャツの製作に携わっているんだ。
編集部:「オリーブ&オリバー」よく行きます!何がきっかけで、パーカーさんと一緒にアロハシャツを作ることになったんですか?
デール:彼のセンスの良さ、本当に良いものしか扱わないスタンスに共感し、意気投合して今までにないかっこいいアロハシャツを一緒に作ることになったんだ。
編集部:へ〜!どんなアロハシャツなのか早く見てみたいです!
デール:14種類くらいのアロハシャツを作る予定なんだけど、今は生地選びをしている最中なんだ。日本でセレクトした生地をじ〜っと眺める毎日だよ(笑)。
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こだわりの生地を吟味するデールさん
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和洋折衷なテイストの生地
編集部:すごい量ですね(笑)。そして、日本の生地だとは…光栄です!浮世絵のテイストを散りばめた和なものやノスタルジックなデザインなど、ハイセンスなセレクションは、デールさんとパーカーさんならではですね!ちなみに、いつ頃どこで購入できますか?
デール:まだ詳しい日程、販売場所は未定なんだけど、今年中には販売できたら良いな…(笑)。ワイキキの「オリーブ&オリバー」をはじめ、日本のセレクトショップでも販売したいと思っているんだ。
編集部:日本でも手に入るとなると、アロハシャツ好きはみんな喜びそう!それにしてもデールさん、本当に大忙しですね…。
デール:やることが多すぎて目が回りそうだよ。じつは、アロハシャツの製作と並行して、「パレオ」の研究もしているんだ。以前、アロハシャツに関する著書を作ったんだけど、それのパレオ版を作ろうと思っていてね。
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デール・ホープ著「The Aloha Shirt - SPIRIT OF THE ISLANDS -」
編集部:パレオを研究したいと思ったきっかけは?
デール:ハワイでいうアロハシャツのように、タヒチの人にとって普段着として親しまれているタヒチアンパレオは、誰が生み出しどうやってプリントしたのかなど、起源が明らかにされていないんだ。それがどうしても知りたくてね。
編集部:なるほど、どうやって調べているんですか?
デール:世界中のコレクターやタヒチ政府を訪れたりしてルーツや背景を探っているんだけど、歴史が古過ぎてなかなか難しんだよね…。今いろいろな資料を集めている最中なんだ。
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デールさんが集めたパレオに関する資料の一部
編集部:勉強熱心ですね!私だったら挫けて諦めちゃいそう…。
デール:パレオに使用されているタヒチプリントは、アロハシャツの柄にもなっているんだよ。興味深いと思わない?
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タヒチ柄のアロハシャツを見せるデールさん
デール:ちなみに、リビングの椅子も特注でタヒチプリントにしてもらったよ(笑)。
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リビングにあるオーダーメイドのチェア
編集部:ちなみに、いつ頃本は完成するんですか?
デール:いつだろう(笑)。少しでも早く完成させて、みんなに見てもらいたいよ。
編集部:完成時にはまたお話を伺いたいです。私もデールさんのお話を聞くうちに、だんだん興味が湧いてきました!新刊にアロハシャツの新ラインの完成、楽しみにしています。今日はどうもありがとうございました!
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デールさんがこれまで研究してきた内容や、アロハシャツの歴史について聞きたいことがあれば、デールさんの公式HPより問い合わせをすれば、出来る限りの質問に答えてくれるそうですよ!
努力を惜しまず、難題に挑戦し続けるデールさん。本当にステキな方でした〜!
- この記事をあとでまた
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