ハワイ / イタリアン 「アランチーノ」 - 楽園の仕事人:父から娘へと受け継がれるバトン
オアフ島で3店舗を展開する人気イタリアンレストラン「アランチーノ」の副社長、稲村綾さん。父から娘へと受け継がれるアランチーノの新しい未来とは?
公開日:2018.01.20
更新日:2018.03.22
様々なジャンルで活躍するハワイのキーパーソンが語る、新たな試みや現在進行中のプロジェクトに対する思いや願い。彼らのチャレンジや経験談からあなたの人生をより豊かにするヒントが見つかるかも。
今回の「楽園の仕事人」は、稲村一郎氏が創業し、オアフ島で3店舗を展開する人気イタリアンレストラン「アランチーノ」の副社長である、稲村綾さんが登場です。
Aya Inamura
稲村 綾
ハワイで育ち大学からはオレゴンへ。大学ではビジネスと経済を専攻し、その後インテリアデザインを学ぶ。ワイキキに2店舗、カハラに1店舗を構えるレストラン「アランチーノ」の副社長に2017年就任。母国語は英語だが、日本語も堪能。
www.arancino.com/jp
父から娘へと受け継がれるバトン アランチーノの新しい未来
稲村一郎氏が創業し、オアフ島で3店舗を展開する人気イタリアンレストラン「アランチーノ」は、稲村氏の娘さんへと経営のバトンが渡される。
「父の仕事を継ぐことは、プレッシャーや不安もありますが、スタッフたちと一緒に頑張っていこうと思っています。父も私もレストランビジネスで重要だと考えているのは従業員。ただ父の場合は厳しく育てるという日本式のスタイルで、私は褒めて育てるというアメリカ的な思考。アプローチが違うだけで大切に思う気持ちは一緒なんですけどね」
日本人の両親を持ち、アメリカで育った綾さんは日本の文化を理解しつつもアイデンティティはアメリカ人。そんな彼女の目標は、父の意思を引き継ぎながら日本とアメリカの良さを組み合わせた自分流の経営でアランチーノを育てていくこと。
「今後はローカルマーケットでのアランチーノの認知度をさらに上げて、コミュニティに利益を還元し、地元とのつながりを強化したいです。色々なアイデアがありますが、まずは稲村一郎の娘、ではなく稲村綾として認めてもらえるよう、アランチーノの伝統を守り、美味しい食事と心を込めたサービスで、これからもお客様の思い出に残る食体験を提供してきたいです」と綾さん。日米のスタイルをミックスさせたハイブリッドな経営に注目だ。
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