人気レストラン - 楽園の仕事人:ハワイで地産地消を支える日本人シェフ
人気レストランを束ねる総料理長が語る、食へのこだわりと新メニューのアイディアが生まれる瞬間とは?
公開日:2018.04.03
更新日:2018.04.16
様々なジャンルで活躍するハワイのキーパーソンが語る、新たな試みや現在進行中のプロジェクトに対する思いや願い。彼らのチャレンジや経験談からあなたの人生をより豊かにするヒントが見つかるかも。
今回の「楽園の仕事人」は、ZETTON, INC. がハワイで運営している「グーフィー・カフェ&ダイン」、「アロハテーブル・ワイキキ」、「ヘブンリー・アイランド・ライフスタイル」の3店舗の総料理長を務める吉本圭吾さんの登場です。
Keigo Yoshimoto
吉本 圭吾
カイムキのフレンチレストラン「カフェ・ミロ」オープンのため1997年ハワイへ。その後2009年よりZETTON,INC.に勤務し、現在「グーフィー・カフェ&ダイン」、「アロハテーブル・ワイキキ」、「ヘブンリー・アイランド・ライフスタイル」の総料理長を務める。
ハワイ食材の魅力を引き出し、地産地消を支える日本人シェフ
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ZETTON, INC. がハワイで運営する3つのレストランの総料理長を務める吉本圭吾さんは、週2回、農場やファーマーズマーケットへ自ら出向き、食材のチェックを欠かさない。「僕は常に地産地消を心がけています。2001年に初めてナロファームを訪れた時は、予想以上のハワイ産食材の多様さに驚きました。朝収穫した野菜は本当に美味しくて、その美味しさから思いついたメニューもあるんですよ」。
新メニューを考える時は常に「多くの人に支持される料理」を意識している圭吾さん。その努力が実を結び、2017年に実施された世界中の日本人ハワイファンによる投票ランキング「111-HAWAII AWARD」のロコモコ部門で、圭吾さんが考案した「アロハテーブル・ワイキキ」のロコモコが一位に選ばれた。
「ロコモコにはグレービーソース」という既成概念にとらわれずに誕生したデミグラス風ソースのロコモコは、ロコだけでなく世界各国の旅行者にも評判となり、今やアロハテーブルを代表するメニューに成長した。「味は変えませんがさらにクオリティを追求して、末永く愛されるような定番メニューになってほしいですね」。
食材を吟味し、料理の質をさらに高めるための地道な取り組みと挑戦を続けながら、次はどんな食のトレンドを発信してくれるのか楽しみだ。
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