思わず「へぇ〜〜」となる、ハワイのトリビアをまとめてご紹介。皆さんはいくつ、知っていますか?知っていると次のハワイ旅行がもっと楽しくなるかも!
※この記事は2023年5月23日に内容を更新しました。
ハワイのトリビア・もくじ
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●マカダミアナッツはハワイ原産ではない
マカダミアナッツを使用したお菓子やスナックはハワイ土産として人気の品ですが、原産はハワイではなく実はオーストラリア。ハワイには1980年代に持ち込まれ、数十年後に商業用として栽培されるように。世界での生産量はオーストラリア、南アフリカ共和国が多いです。
●ワイキキビーチはほぼ人工砂浜
「これぞハワイ!」な景色と言えば、青空にそびえるダイヤモンドヘッドをバックにした白砂のワイキキビーチ。「ワイキキ」はハワイ語で「水が湧き出る」という意味を持ち、もともとは湿地帯でした。モアナサーフライダーやロイヤル・ハワイアンといった大型ホテルが登場した1900〜1920年代になって、ハワイを訪れる旅行者のために運河を整備。オアフ島ノースショアやアメリカ本土のビーチから運んできた砂を使ってビーチを拡張し、現在のようなビーチが作り上げられたのです。
●「ワイキキ」という住所はない
世界的な有名リゾート地「ワイキキ」ですが、じつは住所としての「ワイキキ」は存在しません。ヒルトン・ハワイアン・ビレッジの前にあるフォート・デルッシー・ビーチから、ダイヤモンドヘッドの麓のカイマナ・ビーチまでのエリアを指す呼び名で、正式な住所は「ホノルル市」なのです。同じように「ノースショア」も「北海岸」という意味で、島の北側エリアを指す呼び名です。
●プルメリアは外来種
初夏になるとハワイ中で芳しく咲き乱れる、プリッと丸みのあるかわいらしいお花「プルメリア」。ハワイの伝統的な花の首飾り「レイ」に使われることも多く、ハワイ在来種だと思われがちですが、原産は中南米と言われています。19世紀中盤にドイツの植物学者によって持ち込まれ、自然交配によってさまざまな色合いのプルメリアが誕生していきました。いまではハワイアンジュエリーのモチーフとしても定番になっているくらい、ハワイの人びとに愛されているお花です。
●ダイヤモンドヘッドは色が変わる
ワイキキの象徴である山、ダイヤモンドヘッド。じつはお天気によって「色」が異なるんです。雨が多く降る雨季では、山に生える木々が生き生きとした緑色に(写真上)。雨を浴びれば浴びるほど、ダイヤモンドヘッドはモコモコッとした豊かな緑に覆われます。
そして反対に晴天が続く乾季になると、山は全体的に赤褐色に変わります(写真下)。自然の恵みが目に見えて実感できる、ハワイならではの絶景です。
●カメハメハ大王像は別人
ハワイ王国を建国し、初代国王となったカメハメハ一世。現在ハワイ州内ではオアフ島ダウンタウン、ハワイ島カパアウ、そしてハワイ島ヒロにカメハメハ大王像が建てられていて、観光名所となっています。この像を作る際、モデルにしたのはじつはカメハメハ大王本人ではなく、カラカウア王の副官だった王族、ロバート・ホアピリ・ベイカーさん。このほかにも、カメハメハ大王像には興味深いエピソードがあるので、ぜひライター森出じゅんさんのコラムをご覧ください。(大王像についてのコラムはこちら>>)
●地元の人が話すのは「ピジン英語」
日本語には標準語、関西弁など、地域によって言葉の訛りがあるように、英語にもそれがあります。ハワイの訛りは「ピジン・イングリッシュ」と呼ばれ、1900年前後のプランテーション時代にハワイへ移り住んできた日本を含むアジア人や、ポルトガルなどのヨーロッパ人、プエルトリコなどの中南米人が共同作業をする上で、自然と生まれていった言語です。たとえば「Braddah(ブラダー=標準英語でBrotherのこと)」、「Da kine(ダカイン=標準英語the kind から派生した言葉で、あれ・それ、という意味)」など、シンプルな発音と文法で意味が通じるように変換されています。
●ハワイにも雪が降る場所がある
太平洋の中央に浮かぶ、常夏の島ハワイ。ハワイ島にあるマウナケア(標高4,205メートル)は、ハワイ語で「白い山」という意味を持ち、その名の通り冬になると山頂に雪が積もります。ビーチでは泳ぐことができるほど暖かく、山の上は雪が積もるほど寒いという、夏と冬がひとつの島の中に存在している様子は、とても不思議で面白いですよね。ちなみにハワイ島には11種類の気候帯があると言われています。
●ハワイは絶滅危惧種が多く生息している
安定した自然環境のハワイは、動植物の宝庫。ただ、一度生態系が崩れてしまうと絶滅の危険にさらされることも多々あり、ハワイは絶滅危惧種が多く存在するエリアでもあります。ハワイアンモンクシールやハワイアオウミガメ(ホヌ)、ハワイガン(ネネ)など、絶滅危惧種はハワイ州全体で400種以上。これらの動物は米国連邦政府の絶滅危惧種保護法によって守られているので、遭遇した場合は接近したりせず離れた所で見守るようにしましょう。
●イオラニ宮殿はアメリカ合衆国内に現存する唯一の宮殿
ハワイ王朝7代目カラカウア大王により、1882年に建てられたイオラニ宮殿。アメリカ合衆国の中で宮殿があるのは、ハワイ諸島だけなんです。しかも当時の建築物としては珍しく下水道や電気を完備。ホワイトハウスに電灯が灯る前にすでにイオラニ宮殿では電灯を導入していたというわけですから、カラカウア王の先取りの精神に溢れた人柄が伺えます。
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