ハワイ州観光局だから実現!特別なマウイ島の旅
ハワイ州観光局主催「アロハプログラムWeek in ハワイ2018」、後半は大自然を感じるマウイ島編。ホテルでのワークショップからマウイ島の水源見学まで、特別な2日間のレポートです。
公開日:2018.12.13
ハワイの観光促進活動を、主に日本市場において行うハワイ州観光局(HTJ)。ハワイと日本をつなぐ観光局の活動について、アロハストリートで毎月ご紹介する連載コラム「HTJハワイ州観光局からアロハ!」。
今回も、11月に引き続き、ハワイ島とマウイ島で行われた「アロハプログラムWeek in ハワイ2018」のレポートをご紹介します。今回は後半、「マウイ島」編です!
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アロハ!ハワイ州観光局です。
「アロハプログラムWeek in ハワイ」とは、「アロハプログラム会員」を対象に、ハワイ州観光局が催行するハワイでのオリジナルツアー。ハワイ在住のアロハプログラムキュレーター(ハワイ専門家)によるオリジナルツアーなど現地集合型のスペシャル体験で、2018年は、ハワイ島とマウイ島でプログラムが開催されました。その様子を皆さんにもご紹介させていただきます。今回は、11月9日〜10日の2日間にわたって行われたマウイ島編をどうぞ!
【DAY 1】カアナパリ・ビーチ・ホテルで文化体験
マウイ島でのプログラムは、11月9日(金)、10日(土)の2日間にわたり開催されました。初日の舞台は「カアナパリ・ビーチ・ホテル」です。ハワイらしさを随所で感じられるホテルの中庭で開催されるワークショップに参加しました!
●ウペナ(フィッシュネット)作り体験
この日体験したのは「ウペナ作り」。ウペナとはハワイ語で「網」という意味。知識豊富な漁師さんでもあるアンクルGigiが講師です。
アンクルGigiによると、古代ハワイアンは収穫する魚のタイプごとにネットを作っていてその種類は170~180種類に及んだそうですよ。
まず最初に網の要となる部分「ピコ」を作っていきます。ピコとはハワイ語で「おへそ」や「中心」を表す言葉。この部分をしっかり作ることで、網全体の作りが左右される大切な部分です。指を使って網目を作っていくのですが、これが結構難しくて、参加者の皆さんも悪戦苦闘。でもなんとかピコ部分を作り上げました。
途中、投網のデモンストレーションもあったりする大サービス。そして最後にアンクルGigiが、「この土地は自分たちのものだ、なんて思ってはいけない。土地が与えてくれるすべてのものに感謝して、大切にいただき、未来へつなげていくのが私達人間の務めなんだ」と教えてくれました。素敵な言葉…。ありがとうございました!
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●ラウハラ編み体験
ランチの後、私達が習ったのはラウハラ編みです。
ラウは「葉」の意味、ハラは木の名前です。その葉が耐久性に優れしなやかなので、帽子、バスケット、アクセサリー、そしてマットなど古代より様々な形で利用されてきました。
今回ラウハラ編みを教えてくれたのは、こちらのポハク先生。ラウハラ編みの職人歴25年のベテランです。教わったのは、ホヌ(海ガメ)のオーナメント作り。あらかじめ、ある程度の長さに切りそろえられた材料が配られ、見よう見まねで作り始めました。
ていねいにゆっくり教えてもらい、時々「先生、ちょっと助けてください~」とヘルプを出しながら、全員が作品を完成!楽しかったです〜。
「最近はハワイでも、ラウハラ編みを知らない人がいるほどです。だからこそ、若い人に伝えることも大事だと感じています」と語ってくれたポハク先生。定期的ではありませんが、様々なワークショップも行っているそうです。
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●フラ・オ・ナ・ケイキ鑑賞
初日を締めくくるプログラムが「フラ・オ・ナ・ケイキ(
Hula O Na Keiki)」の鑑賞。毎年カアナパリ・ビーチ・ ホテルで行われている、規模の大きなケイキ(子ども) フラのコンペティション。今年で28回目を迎えた由緒あるイベン トです。 参加するのは、5歳~17歳のケイキダンサー。現在カアナパリ・ビーチ・ホテルのポオケラ&トレーニングディレクターとしても活躍するアリカ・グエレロ氏も、過去の優勝者のひとりなんです(上の写真・右がアリカさん)。
イベント当日は、アートや工芸品などがホテルロビーに展示されます。クラフトなどのブースも中庭に並んでいましたよ。
私達も会場に入り、いよいよコンペティションのスタートです。まだあどけないダンサーから、本当にケイキ?と思うほど堂々としたフラやチャントを魅せてくれる人までが次々と登場。今年は、予選を勝ち抜いた日本からの参加者も!
すばらしい競技の結果、今年の優勝はNadia Kūkahiliokeawepē Nascimentoさん。クム、Sonny Chingのハラウから参加した女の子でした。
そして2位は、日本から参加のKaren Miyazakiさん!フラの本場で2位なんて素晴らしい〜。本当におめでとうございます。
ハワイ文化をたっっぷり感じたマウイ島初日…。みなさん、お疲れ様でした!
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【DAY 2】マウイ島ミステリーツアー
マウイ島2日目は皆さんが楽しみにしていた「行き先不明のミステリーツアー」へと出発です。
案内してくれるのは、グランド・ワイレア・リゾートのカルチュラル・アンバサダーとして活躍する、カイノア・ホーカジョ氏です。
●プウククイ・ウォーターシェッド
ドキドキしながら向かった先は、ハワイ最大の自然保護区「プウククイ(Puu Kukui Watershed Preserve)」。この山全体で生み出す水量は、マウイ島全体の約60%!とてつもなく貴重な水源です。
この保護区を管理している方にお話を聞きました。自然の生態系を守るため、外来種を排除したり固有種ではない野生動物の侵入を防いだり、様々な努力をしているそうです。
そんな貴重な場所へ、今回は特別な許可をいただき入らせてもらいました。自然界のバランスや人間との共存の知恵を学び、ハワイ固有種であるコアの苗も植樹。少しでも、この保護区のサポートができたらうれしいです。
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●ベイリー・ハウス・ミュージアム
ランチ休憩の後で向かったのは、イアオ渓谷近くの「ベイリー・ハウス・ミュージアム(Bailey House Museum)」。宣教師エドワードベイリー氏が1837年から1888年まで実際に住んでいた家を改装、現在は博物館となっています。
ハワイ王朝時代の貴重な資料や歴史的価値の高いアイテムが充実。全体としてはそんなに大きくない博物館ですが、とにかく見どころがたっぷりの空間です。古代ハワイの歴史的コレクションとしては、ビショップ・ミュージアムに次ぐ規模とのこと。
「古代ハワイアンの思いを尊重し、讃えたい。そして、昔の形を取り戻せる部分があれば戻し、後世に伝えていきたい」と、スタッフのキモさんが語ってくれました。ここは単なる博物館ではなく、多くの人の思いが詰まった場所なんですね。
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2日間のマウイ島滞在、参加者の皆さんにはこの島独特の文化や歴史を学び、体験していただけたと思います。帰りのバスでは、大きな虹も発見!最高の最終日となりました。
「アロハプログラムWeek in ハワイ2018」のマウイ島ツアーに参加してくださった皆さん、お疲れ様でした。そして、ご協力いただいた現地の皆さん、キュレーターの森出さん、本当にありがとうございました!!
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充実のマウイ島ツアー、詳細なレポートはアロハプログラム公式サイトにも掲載されています。下のボタンをクリックして御覧くださいね。
また、アロハプログラムでは今後もこういったスペシャルツアーを企画していく予定なので、興味がある方はまずメンバー登録(無料)を!
- この記事をあとでまた
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