錦織選手優勝飾る!ハワイオープン2018
12月21日~23日にブレイズデル・アリーナで開催されたハワイオープン2018を詳しくレポート。錦織圭選手など、有名選手との交流やプレイ観戦など、ハワイにトップクラスのプレイヤーが集結しました!
公開日:2018.12.31
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アロハ!スポーツナビゲーターのA-1 です。
今年で3年目となったテニスのハワイオープン。男子トーナメントも新しく加わり12月21日~23日の3日間、オアフ島ホノルルのブレイズデル・アリーナで開催されました。この大会はエキジビションマッチとして海外にもテレビ中継され、2019年1月から世界各国で始まるシリーズに向けた最終調整として位置づけられるトーナメントです。
男子はATP世界ランキング9位の錦織圭選手(日本/日清食品)や18位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、女子はWTA世界12位のエリース・メルテンス(ベルギー)をはじめ、18位のガルビネ・ムグルッサ(スペイン)、ウィンブルドン2014年準優勝のウージニー・ブシャール(カナダ)などが参戦。男子6名、女子6名の3回戦勝ち上がりのトーナメント形式で開催されました。
試合は2セット先取ですが、3セット目は10ポイント先取が勝つという時間短縮形式で行われ、コーチもコートサイドに選手と一緒に座ることが許されるというローカルルールが適用されています。
トーナメント前のプレス・カンファレンスで、試合前のインタビューを聞くことができました。カハラホテルのミーティングルームに、選手たちもカジュアルな服装でリラックスして登場。ほとんどの選手が翌週のブリスベンオープンや全豪に向けての最終調整のための参戦ということでした。目の前にいた錦織選手にインタビューすると、今年前半のケガからはほぼ回復して、ほぼ90%のコンディションとのこと。週末のトーナメントがとても楽しみで、日本人ファンとしては期待が持てました。
今回唯一のアマチュアであるアンドレ・イラガン選手は、ワイルドカートとして出場する男子6人目の選手。アンドレ選手は、現在現役のハワイ大学生で、ファーリントン高校時代には2度も高校生チャンピオンに輝き、現在もハワイ大学テニス部ウォリアーズの一員として活躍しています。プロ選手と対戦するのは初めてとのことですが、ベストを尽くすと笑顔で語っていました。
Credit To Hawaii Open/Dane Story そしてさらなるお楽しみは、スポンサーであるプリンスワイキキ・ホテルで開催されたプレイヤーズ・パーティー。スポナビハワイでは、このプレイヤーズパーティーなどVIPプランの予約受付をお手伝いしていましたが、日本のテニスファン(特に錦織選手の熱狂的なファン)のお申し込みをたくさんいただきました。プライベートパーティーでは、憧れの選手たちと一緒に記念写真を撮ったり、握手やサインなどももらうことができるファンにとっては素敵な時間でした。Credit To Hawaii Open/Dane Story VIPパッケージの超目玉「プロアマ」では、カイルアラケットクラブ貸し切りで選手たちとマンツーマンの練習やプレーを楽しむことができ最高の時間を過ごせたことでしょう。土曜日の準決勝では、世界ランキング9位の錦織選手が、同258位のクリスチャン・ハリソン選手(アメリカ)を6-1、6-2のストレートで破り、決勝進出。もう一方の準決勝は、世界ランキング18位でカナダのナンバー1選手のミロシュ・ラオニッチ選手が、アメリカのライアン・ハリソン選手を6-3、6-4で破り、決勝に進出しました。
錦織選手とラオニッチ選手は同年代で、ともにまだグランドスラムを果たしていないことから、どちらが先にグランドスラムを達成するのかテニスファンの間では話題になっています。196cmの長身から繰り出す高速サーブが持ち味のラオニッチ選手と、テクニックには定評がある錦織選手。過去5勝2敗と錦織選手のほうが勝ち越していますが、どちらも世界最高レベルの選手であり、見応えのある試合になることは間違いなさそうです。
女子準決勝は、ウージニー・ブシャール選手(カナダ)が、クリスティナ・マクヘール選手(アメリカ)を6-2、6-1で、エリース・メルテンス選手(ベルギー)がガルビネ・ムグルッサ選手(スペイン)を7-5、6-1で破り、共に決勝に進みました。
世界ランキング12位でベルギーのエースであるメルテンス選手と、シャラポア2世と呼ばれるほどの美貌を持つカナダのウージニー・ブシャール選手の対戦。こちらも見ものです。
いよいよ決勝戦当日、女子決勝戦は23日11:00から開始。ブシャール選手が第1セット先取するも、メルテンス選手が第2セット目を取り返し、10ポイント先取のタイブレークに突入。お互いサービスゲームをキープしながら、結果は12-10でメルテンスが勝ちました。最後まであきらめなかったブシャール選手にも、会場から暖かい拍手が送られました。
男子決勝、第1セットは序盤からキープし合い、こちらもタイブレークに。最後は錦織選手のテクニカルなのフォアハンドが決まり、7-6で第1セットを先取。第2セットもお互いサービスが好調で、キープし合う展開。男子ならではのスピードと、テクニカルにコースをつくプレーやドロップショットに会場は大きな拍手に包まれ熱戦となりました。結局第2セットもタイブレークとなり、攻め続けた錦織選手に軍配が上がり、勝利を決めました。
エキジビションということもあり、時折笑顔を垣間見れたり、コミカルなプレーがあったりと、会場を沸かせるのもさすがプロ選手。ハワイのテニスファン(特に子どもたち)にとっては、世界トップレベルのプレーを見ることができるとてもありがたい大会でした。
最後のインタビューで、「ハワイには日本人、日系人のファンが多くてとても心強かった」と語ってた錦織選手。来年もぜひ!とお願いしてみたところ、「来年もぜひ戻ってきたいです」と笑顔で答えてくれました、今から来年が楽しみです。
最後の表彰式では、ボランティアをしてくれたユースプレイヤーや審判員も含め記念撮影。ハワイのテニスプレイヤーたちにとってもとても素晴らしい日となりました。なお、次回のハワイオープンは、2019年12月20~22日に開催され、錦織選手も参加予定です!ナオミちゃんも来ないかなあ~。
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