様々なジャンルで活躍するハワイのキーパーソンが語る、新たな試みや現在進行中のプロジェクトに対する思いや願い。彼らのチャレンジや経験談からあなたの人生をより豊かにするヒントが見つかるかも。

今回の「楽園の仕事人」は、アクア・アストン・ヒスピタリティー アジア地区セールス・マーケティング本部長を務める有田亜佐美さんの登場です。

Asami Arita
有田 亜佐美

福岡県出身。ハワイ大学観光学部を卒業。HVCB（ハワイ・ビジターズ・コンベンション・ビューロー）や、ワイキキパークホテル、ハレクラニなどのホテル業界で経験を積み、2011年アストン・ホテルズ＆リゾートのアジア地区営業本部長に就任。2014年よりアクア・アストン・ホスピタリティーのアジア地区セールス＆マーケティング本部長を務める。

ホノルルを拠点に、ハワイ4島とアメリカ本土、中米で約40軒のホテル＆コンドミニアムを運営する「アクア・アストン・ホスピタリティー」のアジア地区セールス・マーケティング本部長を務める亜佐美さん。低予算で宿泊できるバジェットクラスからラグジュアリークラスまで、あらゆるタイプのホテルとコンドミニアムを手がけている。

福岡県で生まれ育ち、留学を機に渡米した彼女は、4人の子どもを育てる母であり、妻でもある。現在のポジションに至るまでには、専業主婦を経験しながらも着実にキャリアアップを重ねてきた。経歴は、ホテルのコンシェルジュやセールス、また、銀行やHVCB（ハワイ・ビジターズ＆コンベンション・ビューロー）のスタッフなど、多岐に渡る。アメリカの大企業で活躍するオールマイティな能力と、幼少時代に培った日本ならではのおもてなし精神を兼ね備えた彼女は、幅広い宿泊施設を総括し、細やかなサービス向上を図るために欠かせない存在だ。

アクア・アストンが扱うホテルのうち注目度が高いのが、ハワイブティックホテルという潮流を生み出した「ザ・サーフジャック ホテル＆スイムクラブ」だ。ホテルの所有主であり、日本を代表する高級ブランドのひとつである「星野リゾート」とともに、地元アーティストやシェフとコラボしながら個性豊かなブランドを進化させている。

このほか、ハワイに新風を吹かせるプロジェクトは常に進行中。「2019年初夏にオープン予定の『エスパシオ・ジュエル・オブ・ワイキキ』は、17フロアーにつき1スイート、ジャグジー付きのラグジュアリー・ホテル。バトラーサービスも提供し、オールインクルーシブに近い最上級のおもてなしを発揮できるのが楽しみです」と、亜佐美さん。一方で、リブランドを図る「ホワイト・サンズ・ホテル」では、カジュアルでスタイリッシュな滞在のプロデュースも行う。ミッドセンチュリーがテーマのインテリアや、オールドハワイをイメージした中庭をフォトジェニックなスポットになりそうだ。