※この記事は2019年2月1日に公開されたものです
アロハ! ヒロヨです。
インターンのマサヨとまたまたワイキキへ繰り出し、キルト&リボンレイの体験教室「メア・アロハ」で、ハワイアンキルトとリボンレイの作品作りに挑戦してきました。「縫い物をするのは学校の家庭科以来かも」というマサヨと「洋服の修繕程度の針仕事はしています!」という私。キルトもリボンレイも作ったことがない初心者が、どこまでがんばれるか…。お楽しみに!
メア・アロハの場所
メア・アロハでは材料を購入すると無料で2時間のレッスンが受けられる体験コースもあります。その様子は↓こちらから。
今回マサヨが挑戦するのはもうちょっと難しい有料レッスン。挑戦するのはハワイアンキルトのコースターです。
先生はオーナーの木元さん。パッと見、ロコにしか見えない(笑)。でも秋田出身の日本の方なので、レッスンはもちろん日本語です。「縫い物はあまりやってない?じゃあ今日は2時間でうまくいってモチーフの3/4を縫い付けるところまでだろうなぁ」と木本さん。
「いえ、マサヨはできる子です! 必ずや予想を裏切ります」
と、キルト体験しない私が答えるという…(笑)。
キットの価格は$13.50。レッスン料は2時間で$20なので、合計は$33.50(税抜き)。マサヨが作るのは上の写真の右側に近いデザインです。
とにかく、まずはマサヨのキルト初体験教室スタート!
針に糸を通し、一本取りでパイナップルのモチーフの周りをチクチク。しつけはすでに木元さんが事前にしてくれました。
パイナップル型の布の端を3mmくらいを折り込んで縫い進めていきます。最初はなかなか針でうまく布を織り込めないマサヨに「大丈夫。最初はみんなこんなもんだから」と木元さんのナイスアシスト。
木元さん:「均一に折り込んでいかないと形が歪んで腐ったパイナップルになっちゃうよ〜」
マサヨ:「もしかしたらすでに腐ってしまったかも…」
キルト作り中の会話とは思えない、ユーモアたっぷりのやりとりが面白くて…。木元さんは元寿司職人。車椅子の生活になった時にハワイアンキルトを始められたのだそう。取材中、リピーターの生徒さんがお店に来た時には
「はい、いらっしゃい!」
と威勢の良い挨拶で迎えられる姿を見て、寿司職人だったということに納得。歯に衣着せぬ受け答えで、最初は怖い方なのかなぁと思ったのですが、全然〜。なんでも素直にオープンに話してくださるやさしい方です!
横でキルト作りを見ていたら、私も制作モードに! マサヨがチクチクしている間、私はリボンレイ体験に挑戦です。
教えてくださるのは、木元さんの奥様、真木子先生。リボンレイ最高位の称号をお持ちの敏腕先生です。
私が作るのは上の写真真ん中にあるリボンレイで作るフラワー型のバッグチャームで価格は$19。約1時間のレッスン付きです。
木元さん:「それはね、簡単だから1時間もかかんないよ〜(笑)」
あ、プレッシャーかけられた(笑)。
がんばりますよ〜。こちらがチャーム作りの材料です。リボンは自分で好きな組み合わせが選べます。
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サテンのリボンとサイドにフープのデザインが施されたリボンの2枚を重ねて端にほつれ止めをつけ、ひとつ飛ばしで大きめの波縫いをしていきます。
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リボンの端の少し手前で糸が上に来るように縫い終えたら、端にほつれ止めをつけ、右手で針をもち、ぎゅーっとリボンを下へ集めます。螺旋状にリボンが集まるので、5段になるように微調整。
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スタートした位置に糸を通して輪のようにして花を作り、花の中心と二つ折りにした葉っぱのモチーフに針を通します。
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絞った部分が花びらのようになり、葉っぱと交互に同じ作業を繰り返していきます。
コツはリボンをギュッと縮めた時に5段にすること。大きめに縫っていくので、これなら小さな子どもでもチャレンジできそう。
真木子先生:「夏休みの工作の宿題用に、ここで体験されるお子さんもいらっしゃいますよ」
ああ〜、工作の宿題は憂鬱だった…。でも旅行中に1時間程度でハワイらしいユニークな手作り作品ができるのは良い! お子様の工作でお悩みの方は、ぜひ!
ところで、ちょっと話しがそれますが…。
作業場に無数のリボンレイが置かれていたのでサンプルかと思いきや、これは毎年恒例の「レインボー駅伝」で使用するタスキなんだそう。リボンレイのタスキってハワイらしくて素敵!
真木子先生:「これを全部で150本作るんですよ」
私:「1本作るのに4時間くらいですか?」
真木子先生:「4時間は無理よ〜」
私:「じゃあ8時間!」
真木子先生:「1時間半よ〜!」
もっと短かいんか〜い(笑)。
さすが、達人。レッスン中は指示を出しながらもこのリボンレイ作りをしていて、あっという間ににできあがっていきました。
とそんなお話をしているうちに私のチャームも完成。私が作ったのは右側で左側はほかの生徒さんが作られた作品です。最後のリボンを通すところは先生にやってもらいましたが気になるタイムは!
40分!
一応1時間は切りました。でも同時に「そんなに時間が経ってたの?」と信じられない気持ちに。夢中で作って、できあがりも大満足です。
…一方マサヨは。
なんと、木元さんの予想を裏切り、モチーフを全部縫い終えていた〜! さすがです。ここまで約1時間!
次の工程はしつけを木元さんにしてもらい、パイナップルの周りに針を通して中綿と裏面と一緒にぐるりと縫いつけていきます。
木元さん:「まあ、裏面はね、そんなに見ないから多少おかしくても大丈夫だよ(笑)。でも布に対して直角に針は入れないとね」
アドバイスを聞きながら黙々と縫い進めるマサヨ。なんとパイナップル周りの縫い付けも終わり「大したもんだよ」と木元さん。
チャコペンでパイナップルの内部の縫う部分を下書きしてから縫っていきます。一筆書きの要領で連続して縫っていきます。
糸をちょっと引いて立体感を出すと、キルトっぽい感じに! ここで2時間経過。いったん終了し、続きはお家で仕上げることに。最初は「できるかな〜(にやり)」という感じでしたが最後は「よくがんばった。優秀だよ」と労ってくれた木元さん。終始あたたかく見守ってくれたおかげでここまでやり遂げました。後はパイナップルの周りにエコーキルティングを施し、コースターの縁を縫い付ければ完成です。そのやり方も事細かく教えてくれました。
そして…。
マサヨはインターンを終え、日本へ帰国後すぐにメールをくれました。
マサヨ:「完成しました!ハワイアンキルト作りは初めてで最初は針を持つのがやっと。全然できる気がしませんでしたが、木元さんがていねいにコツを教えてくださるので、15分くらい試行錯誤しながらやっているとだんだん慣れてきました。没頭してやっていると、2時間があっという間に過ぎて、このレッスンをきっかけに新しい趣味ができそうで、うれしいです。もっと上達したら誰かにプレゼントしたりできたらいいなと思います」
ハワイでのアクティビティはいろいろありますが、今回の体験は思い出と作品の両方が残るのがいいなぁと思いました。保護者同伴であれば子どもも参加できるので、ファミリーで作品を作り上げる一体感はもちろん、一緒に受講しているほかの旅行者とのコミュニケーションも楽しめます。予約は日本語でOK。クーポンもありますよ〜。
▼ ▼ ▼ ▼おまけ▼ ▼ ▼ ▼
編集部のエイコは10年以上前に木元さんのところでクッションカバー作りを習ったんだそう。その時作った作品がこちら!
保存状態が良かったのがもちろんですが、時間がたってもしっかり色褪せずに残っているのは、しっかりとした指導のもとていねいに作り上げたから。
簡単にできるものから一生モノの作品まで、ハワイでモノ作りの楽しみに触れてみませんか?
メア・アロハ
- 住所
- 2222 Kalakaua Ave #804, Honolulu, HI 96815 DFSギャラリアタワー8階(804号室)
- 電話番号
- 閉店しました
- この記事をあとでまた
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