【2024年ハワイの最新チップ事情】ハワイでのチップの相場や計算方法、渡し方まとめ
レストランやタクシー、ハワイではいろいろな場面でチップが必要です。ハワイでのチップの相場や計算方法、渡し方についてまとめました。
公開日:2019.03.14
更新日:2024.02.15
2024年2月に内容を更新しました。
ハワイのチップ基本情報もくじ
ブルーの文字をクリックすると、その項目にジャンプします。チップとは
日本にはない、アメリカの慣習「チップ」。日本にも「心づけ」として、サービスを受ける際に気持ちを表現する方法としてお金を渡す風習はありますが、一般的に日常生活の中ではあまり行われていないですよね。しかし、アメリカにおけるチップは日常生活で当然の存在。何らかのサービスを受けた人は、サービスを提供してくれた人へ「対価」としてチップを渡すのです。さらには、受けたサービスに対する満足度でチップの金額が増減します。
アメリカの人々は子どものころからの習慣で身につけている感覚でもあるので、日本の旅行者がチップの文化にとまどってしまうのも無理はありません。簡単に予習をするだけでも、いざというときに慌てずに済み、ハワイ旅行をより満喫できるはずですよ。
アメリカのチップにまつわるマナーやルール
●現金でチップを渡す場合はお札のみ
アメリカドルには日本の約100円に相当する$1から、$5(約500円)、$10(約1000円)とそれぞれ紙幣があります。渡す側も、受け取る側も、パッとスマートに受け渡しができるため、現金でチップを支払う場合は紙幣を使うのが一般的なマナーです。お財布にたくさん余っているからと、小銭でジャラジャラとチップを渡すのは見た目もスマートではありませんし、相手にとっても失礼なこととされているのでご注意を。●チップの金額は料金の税抜き価格を元に計算する
たとえばレストランやマッサージサロンなどを利用した際にもチップを渡しますが、注文した料理や受けたサービスメニューの定価に対して15〜20%の金額のチップを支払います。ただし、最近は20%以上のチップが好ましい店も多くなりつつあります。●クーポンで料金割引になる場合、定価を元にチップを計算する
たとえば定価$100のロミロミマッサージが、クーポンを利用して$80で受けられる場合、チップは定価$100の15〜20%($15〜$20)を渡します。チップが必要でない場面
基本的には「サービスを受けたらチップを渡す」という姿勢ではありますが、必要のない例が下記の場面です。
・小売店やスーパーマーケットでの支払い
・ホテルでの宿泊料金の支払い
・ファーストフード店
・ザ・バスの利用
・病院
・銀行窓口での手続きや両替 etc...基本的にはショッピングや公共機関の利用にはチップ不要です。
チップの相場&渡し方
ハワイ旅行中のさまざまなシーン別、チップの相場や渡し方の一例をご紹介します。あくまでも目安なので、利用する場所や内容のグレードで金額は増減するということは頭に置いておいてくださいね!
<レストラン>
店内のテーブルについて注文し、食事をするフルサービスのレストランの場合、テーブルで会計の際、クレジットカードの場合はレシートにチップの金額を記入し、現金の場合はレシートの入ったホルダーに食事代とチップ分を入れてウエイターに渡して支払います。また、グループでの食事の際は、人数が多いと会計にチップが自動的に含まれている場合も。6名以上の場合が多いですが、お店によって人数が異なるので、メニューなどに記載されていないか確認しましょう。会計に含まれている場合は、別途チップは不要です。チップ相場:食事代金(税抜き)の15〜20%
※高級レストランでは食事代金の20%〜が目安です。
<テイクアウト系のお店>
入店してカウンターで注文・先払いするスタイルのカフェやプレートランチなどのテイクアウト系の店では、チップは支払っても支払わなくてもどちらでもOK※。レジの横に「チップ入れ」としてお金が入った瓶が置いてある場合が多く、お会計の際におつりでもらった小銭や$1札などを入れてチップとすることも。
チップ相場:とくになし
※最近導入するお店が増えているタブレット端末を利用したレジシステムでは、クレジットカード払いをすると、画面にチップ金額の選択肢が出てきますが、この場合も支払っても、支払わなくてもどちらでも問題ありません。
<タクシー>
会計時にチップを支払います。
チップ相場:乗車料金の15%〜※
※スーツケースなどの重たい荷物をトランクに入れる、下ろすなどの作業をしてもらった場合は荷物1つにつき$1のチップを追加します。空港-ワイキキ間のパッケージ料金が設定されている場合、チップ不要のこともあるので予約時に確認を。
<ホテル>
●フロントから客室まで荷物を運んでくれたポーターへ、客室についたときに現金で手渡しする(チップ相場:バッグひとつに付き$2〜)
●客室清掃をしてもらうときは、枕元やサイドテーブルに現金を置いておく、または封筒に入れてHousekeepingと書いておけばOK。(チップ相場:$2)
●ルームサービスを注文する際はメニューや説明などをよく読み、チップが注文金額にサービス料として含まれるか確認を。含まれていなければ、届けてくれた人へ現金を手渡しする(チップ相場:注文金額の15~20%)
●ホテルのバレー駐車を利用する場合は、車をフロントまで持ってきてくれた人に車へ乗り込む前に手渡しする(チップ相場:$2〜5)
※高級ホテルではそれぞれ$5〜が目安です。
<アクティビティ&マッサージなど>
●アクティビティ&ツアー
サーフィンや島内一周などのアクティビティやツアーのサービスを利用する場合は、インストラクターまたはガイドに対してアクティビティ終了後に現金でチップを手渡しします。場合によってはチップ・ジャーが設置されているので、そこへ入れてもOK。パッケージツアーでは、チップ不要の場合もあるので代金を支払う際に確認しましょう。チップ相場:アクティビティ料金の15〜20%(ツアー時間の長さにもよる。例えば1〜2時間のツアーの場合は、ガイドに対して1人$5。2〜4時間のツアーの場合は、ガイドに対して1人$10。4時間〜1日のツアーの場合は、ガイドに対して1人$20が目安)
●マッサージやヘアサロン、ネイルサロンなどのビューティ系
会計時に支払うか、施術終了後に直接セラピストに現金で渡して、施術料金のみ会計することも可能です。ヘアサロンでは会計時にチップを加えて支払います。チップ相場:メニュー料金の15〜20%
チップの計算方法&払い方
カンタンな計算方法
たとえば利用金額が$85で、15%のチップを払いたい時、%を実数に直して計算します。%を100で割った数が実数となり、15%だと0.15となります。お会計の際、レシートに写真のようなチップの目安が書かれているものもあるので、それを参考にそのまま払ってもOK。目安がない場合は以下の計算方法を参考にどうぞ。
<チップの金額だけを割り出す計算法>
利用金額×払いたいチップの割合の実数=チップの料金
例:$85×0.15=$12.75
$12.75がチップの金額となります。
現金でチップを払う場合、$13にするなど小銭が不要な数字に切り上げて支払う配慮をします。
<チップを含めた合計金額の計算法>
利用金額×(1+払いたいチップの割合の実数)+税金※=合計金額
※オアフ島の税率は4.712%。レシートに記載されている税金分の料金を確認し、足すことを忘れずに。例:$85の税金は$4.01(85×0.04712=4.0052/下3桁を四捨五入)
$85×(1+0.15)+$4.01=$101.76
最終支払金額は$101.76となります。
クレジットカードでのチップの払い方
例:フルサービスのレストランで食事をした場合
1.ウエイターにお会計を頼む
2.レシートが挟まれたカードホルダーが渡される
3.金額のチェック
※注文内容が間違っていないか、チップがすでに料金に含まれていないかを確認しましょう。含まれている場合は計算も支払いも必要ありません。4.クレジットカードをカードホルダーにはさみ、ウエイターへ渡す
5.ウエイターがレジで決済し、クレジットカードとcustomer copy (お客様控え)、 merchant copy(お店控え)を挟んだカードホルダーを再び持ってくる
6.merchant copy(お店控え)の方に、チップの金額と総額を記入し、署名する
7.customer copy (お客様控え)を取ったら、退店してOKチップの計算アプリについて
計算式を覚えれば電卓でカンタンにチップ金額を計算することもできますが、最近では便利なスマホアプリがたくさん登場しています。
わからないことだらけのチップですが、スマートに支払いができるようになれば、煩わしさからも解放されるはず。旅行前に基本の支払い方や計算方法、渡し方をおさらいしましょう。
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