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※この記事は2019年4月8日に公開されたものです。
アロハ! ユウリです。
ハワイの音楽に欠かせない楽器、ウクレレ。ポロンポロンとやわらかくて気分が和らぐ音色を自分で奏でられたら素敵だなぁ〜と思っていたところ、じつは編集部のトモミも動画などを見ながらウクレレを独学中であることが判明。
トモミ:独学でよくわからないまま練習しているので、正しいのかどうかさえわからないんですよね…。
今回は、そんな悩みを抱えるトモミが、センチュリーセンター内2階にある「ポエポエ・ハワイアンカルチャーセンター」(以下ポエポエ)で、ウクレレのレギュラーレッスンを受講するということで一緒に行って見学してきました〜!
ただ、ひとつ心配がありまして…このレッスン、ウクレレの経験者向けなのです。ウクレレは日本に置いて来たため、演奏は久しぶりだというトモミ…ちょっとドキドキしちゃいます…(笑)。
ポエポエについて
「ポエポエ」とは、ハワイ語で「丸っこい」、「小さい」という意味。サザンオールスターズのメンバーであり、校長でもある関口和之氏の「肩の力を抜いて、気楽にハワイの文化や魅力を学んでほしい」という想いのもと誕生したスクールです。ウクレレをはじめ、フラ、マクロビ・ヨガなどを学べます。名だたる講師がそろい、ハワイで生まれた文化をハワイ現地のプロに教えてもらえるスクールです。
●ポエポエへの行き方
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スクールがあるのは、コンベンションセンターの向かいにあるセンチュリーセンター2階。ワイキキからもアラモアナからも徒歩圏内で、便利な立地です。
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センチュリーセンターの駐車場を抜け、階段で2階へ上がります。エレベーターは2階に止まらないのでご注意を。
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階段を上がり、後方の角を右に曲がります。
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角を曲がった奥の206号室がポエポエです。
●ウクレレレッスンについて
今回トモミが受講するレギュラーレッスン(45分$40、45分x6回$200)は、ウクレレの基礎知識があり、演奏経験者向けのクラス。3〜4人(最大10人)のグループレッスンで、生徒のほとんどは日本人です。レッスンは英語で行われますが、わかりやすい簡単な英語を使って教えてくれるので、英語の勉強にもなるし、一石二鳥!
予約制なので、受講を希望の際は予約をお忘れなく。●プロの奏者に学ぶ本格派レッスンスタート!
今回講師を担当するのは、ハワイを代表するウクレレ奏者であるジェイク・シマブクロの育て親として知られるドクター・トレイ先生。「ウクレレを学び、できるようになったときの生徒の顔が大好き」と語るトレイ先生は、奏者として45年間、講師として約25年間の経験を持つ大ベテランです。名の知れた奏者を指導した経験もある講師に指導してもらえるなんて、とっても贅沢ですよね。
ウクレレのほか、パン作りも大好きだというトレイ先生。この日は生地も自家製だという手作りピザを振る舞ってくれました。和やかな雰囲気で緊張もほぐれてきます。
まずはウクレレの弦の押さえ方をざっくりと確認。譜面上にどの弦を押さえるのかが見やすく表記されているラダー譜を見ながら簡単なコードを練習します。
トモミ:頭ではどのコードを弾くかわかってても指が追いつかない〜(汗)。
久しぶりのウクレレ演奏に少し手こずるトモミを見ているだけで左手がつりそうでした(笑)。
トレイ先生はトモミがどこに躓いているのかお見通しで、ウクレレの持ち方を指摘。左手首の角度や指の角度など、楽に指を運べるウクレレの構え方を教えてくれました。基礎ですが、大事なポイントなのだそう。トモミも、実際に持ち方を変えてみるとスムーズに弾けるように! できるようになった時のトモミのうれしそうな表情を見たら、私もウクレレを始めたくなってきました。
指が慣れてきたら今回のレッスンの課題曲、「エ・ク・ウ・モーニングデュー」を練習することに。「Ku’u=ク・ウ」とは、ハワイ語で「特別」を意味する言葉。特別な人を語る素敵な曲で、トレイ先生もお気に入りなのだそう。
曲の意味を知ると弾いてみたい! という意欲が湧いてきます。まずはトレイ先生がお手本を見せてくれるのですが、流れるような音色にうっとり。こんなプロ奏者に教えてもらえるなんて、ウクレレの本場、ハワイだからこその貴重な機会ですよね。
歌詞もつけてくれたのですが、歌も本当に上手くてビックリ! 動画を撮ってお見せしたかったのですが、つい聴き入り忘れてしまいました(汗)。実際に受講してからのお楽しみということで。
冒頭のコードを確認し、アルペジオ(コードを押さえた状態で全ての弦を上から下へ順に弾くこと)でゆっくり演奏します。
トモミ:難しい! ゆっくり〜〜(汗)。
思わず日本語を漏らすトモミですが、「Not 難しい! You can do it!」(難しくないですよ! できるよ!)とトレイ先生が前向きな言葉で背中を押してくれます。
トレイ先生、日本語が分かるの!? という顔をしていたら、「Easy(簡単)と言う生徒はいないけど、難しい、ゆっくりという日本語は、よく聞くから覚えちゃったよ〜」と冗談を言うトレイ先生。レッスンの雰囲気も和気あいあいとしてきます。どんどんウクレレの世界に入り込むトモミ。トレイ先生に教わり弾けるようになってくると、表情も真剣なものに変わっていくのが印象的でした。
トモミの演奏を隣りで聴いていた私は、キャッチーなメロディがレッスン後もしばらく頭に残り、気づいたら口ずさんでいました(笑)。
アルペジオで練習した後は、弾き方を変え、ストローク(コードを押さえた状態で全ての弦を一気に弾くこと)で演奏します。様々な演奏法を練習できるのはうれしいですよね。
「ストロークってどうやるの?」状態のトモミに楽に弾ける爪の角度などをていねいにわかりやすく教えてくれるトレイ先生。自分のフォームを確認してもらえるので、正しい弾き方が身に付きます。
また、練習中にも「大丈夫ですか?」「わからないところはありますか?」と、トレイ先生が声をかけてくれるので、気兼ねなく質問でき、しっかりと理解してから先に進めるので安心です。軽快なトモミの演奏を聴いているうちに「こんな風に公園やビーチでウクレレをかき鳴らせたら素敵だなぁ〜」と、全くウクレレ経験がないくせに妄想が膨らんできます(笑)。
トモミよりもウクレレ歴が長い受講者に、「できる人はストロークのあとにサスティーンを加えてみてください」と指示を出すトレイ先生。サスティーンとは、音の伸びのこと。音に余韻を加えることで演奏の表情が豊かになり、聞く人を惹きつける一歩先のテクニックです。
技量も受講者により多少異なりますが、それぞれのレベルに合わせて教えてくれるのがトレイ先生のすごいところ。同じ曲を練習していても、トモミには基礎に重点を置いたアドバイス、経験が長い受講者には感情の込め方などを教えてくれるのです。
レッスン前に、「私だけ経験が浅くて、レッスンについていけなかったらどうしよう…」と緊張していたトモミですが、気後れなくのびのびと取り組んでいました。
レッスン終了後、ウクレレ歴3年だという受講者にお話を伺うと、まったく演奏できない状態からレッスンを受け始め、今ではアラモアナセンターステージで開催のクリスマスコンサートや、ウクレレピクニックで曲を披露できるようになったのだそう。演奏してみたい曲をレッスンの課題曲としてリクエストでき、ハワイアンミュージックだけでなく「涙そうそう」や、「いとしのエリー」など、関口校長が所属するサザンオールスターズの曲も弾けるようになるので楽しく続けられるとのこと。また、トレイ先生が「Showbie」というアプリに習った曲の楽譜や動画をアップロードしてくれるので、自宅で練習するときにも便利なのだとか。
レッスン受講後のトモミの感想
多少弾けなくても、トレイ先生が「グッジョブ!」など声をかけてくれるので、教室の雰囲気も温かく、安心して取り組めました。夢中になりすぎてあっという間にレッスンが終わり、もう少しやりたい〜〜!!と思うほど楽しかったです。コツを掴んでくると「絶対に1曲弾ききりたい!」と、モチベーションも上がりました。
今回トモミが受講したレギュラーレッスンのほか、講師を指名できるプライベートレッスンや、1週間〜3カ月で受講可能なウクレレ留学も受付中。いずれも予約制なのでオンラインから予約を入れてくださいね。
本格的にウクレレを習いたい、プロの奏者から実践的な演奏テクニックや表情の付け方を学びたいという方はぜひチェックしてみてくださいね。
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ポエポエ・ハワイアンカルチャーセンター
- 住所
- 1750 Kalakaua Ave, , センチュリーセンター ♯206 , Honolulu , HI 96826
- 電話番号
- 808-312-4381 (日本語OK)
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