アロハ! ユウリです。
4月17日(水)に開催されたANAのA380「FLYING HONU(フライングホヌ)」がテストフライトとして初めてホノルルに到着する様子を見るメディア・イベントで、ダニエル.K.イノウエ国際空港最大となる新しいANAのラウンジがオープンすると発表されました。
4月の第一回テストフライトの様子はこちら↓
新しいANAラウンジについて伺って以来、ずーっと気になっていたんですよね…。
そんななか、遂に!5月8日(水)のメディア向けお披露目会でラウンジにお邪魔できるということで、ひと足早くチェックしてきました〜!最初に言っておきますが…すごいです。想像を上回る、とっても綺麗で広いラウンジができていました! もう早くお見せしたくてうずうずしているのでさっそくご紹介しますね。
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2つのラウンジが合体した新ANAラウンジ
ANAのラウンジができたのはC4ゲートの上階(3階)です。入り口に向かって左がANAラウンジ、右がANAスイートラウンジです。ホヌ(亀)のマークが施されていたり、ドアが木目になっていたりと、入り口からハワイらしさあふれる落ち着いた雰囲気です。
ハワイの伝統的なブレッシング(祈祷)も行われ、ハワイ州知事、ディビッド・イゲ氏(写真1枚目、左から2番目)も登場しました。
いざ、4年かけて作られたというラウンジの中へ。入り口でANAのラウンジスタッフの方が迎えてくれました。写真を撮ろうとしたところ「ぜひカウンターの中へどうぞ」と言ってくださったので一緒に1枚。ほっとする優しい笑顔に癒やされます。
●座席数は300席!広すぎるANAラウンジ
まずはANAラウンジへ。
…ひ、広い!
日本の伝統的な住居とハワイの大自然を融合した空間をコンセプトとしたANAラウンジは、ゆったりと座れるソファやコンセント付きのデスクなど、スタイリッシュかつ心地良いインテリアがそろっています。大きな窓からは飛行機はもちろん、ダイヤモンドヘッドなどハワイらしい贅沢な景色が楽しめます。座り心地の良いソファに座り、こんな景色を眺めたら、またすぐにハワイに帰ってきたくなりそう。
ラウンジの中に、天井に向かって伸びる木を発見。フライング・ホヌの就航を記念して、ANAがハワイ・レガシー・植林イニシアチブに520本のミロツリーを寄付したことを象徴し創られたのだそう。
ミロツリーから繋がる日本式の格間天井は葉の形に掘られています。天井の隙間からは温かみのある電光が木漏れ日のように差し込み、まるでハワイの公園の木の下にいるような気分になります。ミロツリーも格間天井も、ハワイの木から創られており、ハワイの素材と日本の伝統技術を取り入れることでハワイと日本の繋がりを表しているのだそう。子連れでハワイに来る家族も多いので、キッズが遊べるスペースも設けられています。おもちゃなどもあるので搭乗までの時間、お子さんが退屈せず遊べそうですね。このファミリーエリアもハワイの海の中をイメージしてデザインされているのだそう。
ANAラウンジでは、ドリンクや食事も提供されるのですが、メニューがかなり豪華! けんちん汁やおにぎり、しょうが焼きをはじめとする和食のほか、ハワイアンBBQチキン、タロ・ブレッドなど、日本とハワイの食文化を同時に体験できるメニューのラインナップです。私も何種類かいただいてみることに。
…おいしいーっ!
野菜カレーは「日本のカレー」という味で、甘すぎず辛すぎず、万人受けしそうな味わいです。中の野菜もしっかり煮込まれており、味が染み込んでいます。そのほか、あっさりと上品で繊細なけんちん汁や、小さめでパクっと食べられるサイズがうれしいしそゆかりおにぎりなど、ホッとする和のメニューが充実しています。こんなにおいしい料理がブッフェスタイルで食べ放題って…信じられない! 幸せ。
●大人な雰囲気があふれるスイートラウンジ
続いてはANAスイートラウンジへ。
先ほどのANAラウンジと比べると、より重厚感があり落ち着いた空間です。階段を使わなくても上段に上がれる手すり付きのスロープや、コンセントつきのソファ、おしぼりもあり、ANAの「おもてなし」を感じずにはいられません。ラウンジ内にあるお手洗いもとってもキレイでした。
食事は、ANAラウンジと同じメニューに加え、ポケ、マカダミア・クラッシュ・マヒマヒ、たまご豆腐、牛豆腐、カップスイーツのほか、うどんやお茶漬けといったアラカルトも提供されるんです。この料理を楽しみたいがために無駄に早く空港に来てしまいそう(汗)。
今回のお披露目会に登場したハワイ州知事、イゲ氏のほか、ANAホノルルオフィスのケイティ氏、ANAプロダクツ&サービスプランニング部の原氏、在ホノルル日本国総領事館の伊藤氏、ANAホノルル支店長の柴田氏によるスピーチもありました。
念願のA380 フライング・ホヌの機内へ!
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「間もなくフライング・ホヌがゲートに到着します」とのアナウンスが。来ました〜! フライング・ホヌ!
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前回のテストフライトの時は雨が降っていましたが、青空の下で、しかもダイヤモンドヘッドをバックに見るとよりハワイらしさを感じるな〜。
「これからA380機の機内紹介ツアーを行います。」
ええーっ! フライング・ホヌの中に入れるんですか? ANAラウンジだけでもそのスゴさに興奮していましたが、機内を特別に見られると聞いて胸の高鳴りが止まりません。
フライング・ホヌの2階にあるファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミーの方は、ANAスイートラウンジから直接搭乗できるんです! 移動を気にせず、最後までのんびり過ごせるなんていたれりつくせり。それでは、行ってきます〜。
何かが違う…
一歩足を踏み入れた時から、いつも乗っている飛行機の雰囲気とは違うと感じました。まず、フロアが木目調になっているんです。これはハワイの音楽には欠かせないウクレレを意識したデザインなのだそう。おしゃれだな〜。
CAさんが機内食やドリンクの提供準備をするスペースは、乗客が搭乗するときによく通る場所でもあるので、使用時以外はカーテンでカバーしているとのこと。細やかな心遣いがうれしいですよね。
【バーカウンター】
バーカウンターは客席クラスに関係なく誰でも自由に使用できるのだそう。ドリンクサービスの時はあまり喉が乾いていない…喉が乾いたけれどCAさんを呼びづらい…という経験がある方も多いのではないでしょうか? 自分の好きなタイミングでドリンクが飲めるのは本当にありがたいです。
【エコノミー】
こちらは1階に383席あるエコノミークラス席。ハワイの綺麗なビーチや青空が壁紙になっていて明るい気分になれる空間です。ブースにより異なる壁紙を使用しているので、その違いも楽しみの一つです。座席と座席の間のスペースや、椅子の横幅も広く、天井も高いので、広々と感じるのだそう。しかも壁が外に向かって伸びているので、普段飛行機に乗ると感じる「閉じ込められている感」がありませんでした!
また、案内してくださった係の方によると、荷物を収納するオーバーヘッドビンには電動アシスト機能がついているとのこと。電動アシスト機能とは…?と疑問に思っていたら、「例えば、50キロの荷物を入れても100キロの荷物を入れても20キロと一定の重さで操作できる機能です」と解説してくれました。オーバーヘッドビンには手がギリギリ届くくらいであまり力が入らいないという人でも開け閉めラクラクです。
【ANAカウチ】
続いてはA380の大きな魅力のひとつ、ANAカウチです。383席あるエコノミー席のうち60席がこのカウチ席になっているのですが、レッグレストを90度あげて3席、または4席繋げるとベッドの様に利用できる日本の航空会社では初のデザインなのだそう。座席をゆったりと使えるので子連れでも安心して搭乗できそうですよね。
【プレミアムエコノミー】
2階に上がり、73席あるプレミアムエコノミー席へ。
プレミアムエコノミー席の注目ポイントは、15.6インチとエコノミークラス最大のモニターと、収納の充実。サイドの収納や冊子入れ、足元に携帯電話などを置ける小物入れが設置されているので身の回り品がスッキリと納められます。
これで携帯電話やイヤホンが行方不明になることもないですね。プレミアムエコノミー席の壁紙はハワイの夕日です。プレミアムエコノミーのシートを見て何か気づくこと、ありませんか?
じつは、シートのファブリックやクッションのデザインがひとつひとつ異なる色&柄なんです。4つのデザインのパターンを自由なところでカットし縫製しており唯一無二のデザインに仕上がっているとのことなので、搭乗された際には、ぜひシートの柄もチェックしてみてくださいね。【ビジネスクラス】
こちらはビジネスクラス。ビジネスクラスは、出張やビジネスとして利用する人が多く、プライバシー重視の配列になっていますが、ハワイ線では、高齢者やハネムーン旅行に出かける夫婦が利用することも多いので、ペア配列になっているのだそう。ダイレクト通路アクセスとフルフラットシートであることは変わらないほか、座席の間に高さを調節できるディバイダーを設けているので知らない他人同士が隣りに座っても一定の距離感を保てます。
…このディバイダー、隣りの人に上げられたらちょっとショックだな(笑)。ちなみに、壁紙はハワイの朝日です。【ファーストクラス】
最後にやってきたのは8席しかないファーストクラス。…ここは本当に飛行機の中? と、機内にいることが信じられないほど広々とした空間です。各席にドアがついているのでプライバシーもしっかりと保たれます。モニターも32インチと大きなものが使われ、座ってみるとホームシアターのよう。
窓もボタン一つで簡単に開け閉めできるほか、電気も色や柄を変えたスタイリッシュなムードライティングを採用しているとのこと。
さらに、ファーストクラスでは、たくさんの手荷物を持ち込む方が少ないので、真ん中のオーバーヘッドビンを取り付けていないのだそう。その分天井が高く、より広く感じますね。
また、エンジンから一番遠い場所にあるのでとても静かに過ごせるとのこと。部屋着やカーディガンも用意され…もうこれ、ちょっとしたホテルじゃないですか?
【多目的ルーム】
あとお見せしたいのが1階のANAカウチエリアにある多目的ルーム。ハワイについてからすぐに遊びに行けるように機内でメイクを済ませておきたい、機内でも授乳する必要がある、そんな時のために用意されたのが多目的ルームです。おむつ交換台もついているので、小さなお子さま連れにはかなりうれしい設備なのではないのでしょうか。
多目的ルームはお手洗いではないので、ドアに注意書きがあるのですが、ホヌのイラストで遊び心があるデザインになっているんです。…ホヌが甲羅を脱いでいる(笑)。なんともシュールな注意書き…好きです。
これでA380機内ツアーは終了。まだまだお見せしたい魅力や細かな特徴などもあるのですが、紹介しきれないので、各座席の詳細は編集部のエリカのレポートをチェックしてみてくださいね。
1月のお披露目イベントの様子はこちら↓
ANAのラウンジもA380の機内も見られた、とーっても贅沢なイベントの様子をご紹介しましたが、ここでANAラウンジの基本情報をまとめます。
●ラウンジ利用について
場所:ダニエル.K.イノウエ国際空港 ターミナル2 C4ゲートの上階
ラウンジ利用該当者:
【ANAスイートラウンジ 70席】
・ファーストクラス(+同伴者1人)
・AMCダイヤモンドメンバーズ(+同伴者1人)【ANAラウンジ 300席】
・ファーストクラス(+同伴者1人)
・ビジネスクラス
・プレミアムエコノミー(+同伴者1人)
・AMCダイヤモンドメンバーズ(+同伴者1人)
・AMCプラチナムメンバーズ(+同伴者1人)
・ANAスーパーフライヤーズメンバーズ(+同伴者1人)
・スターアライアンスゴールドメンバーズ(+同伴者1人)上記該当者以外も、$40でANAラウンジを利用できます。
ANAラウンジもA380 フライング・ホヌも、細部にまでこだわりが凝らされたデザインで、日本に到着して飛行機を降りる瞬間までどっぷりとハワイらしさにひたれる造りなので、ますますハワイ滞在が楽しくなる&またすぐにハワイに行きたくなりそう。私も機会があればぜひANAラウンジを使用してフライング・ホヌに乗って空を飛びたいな。
- この記事をあとでまた
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