-
アロハ! ユウリです。
ホヌと呼ばれ、「幸運を運んでくれる」とハワイで大事にされているウミガメ。
先日、そんなウミガメを間近で見られる、しかも一緒に泳げるツアー「ワイキキ名門カメ大學」に、編集部に新しく仲間入りしたミカコと入学(参加)してきました!入学前は、「海を泳ぐウミガメをひと目見られたら良いな〜。」とぼんやり思っていたのですが、海の中で受けた授業はとーっても楽しくて、カメ教授との出会いは、想像以上に感動的でした。私とミカコが体験したカメ大學での授業の様子をお届けします。
モットーは「いつもまえむき」
ワイキキ名門カメ大學について「大自然の中で人として大切なことを学ぶ」ことが目的のシュノーケル・ツアーを学校と置き換えたユニークなコンセプトのツアー。ワイキキから送迎バスで約15分の場所にあるケワロ湾から、定員80名の大きな船に乗り、ワイキキ沖へ向かいます。ハワイの海をよく知る学級委員(スタッフ)が野生のウミガメがいるスポットへ連れて行ってくれるので、高確率でウミガメや熱帯魚と一緒に泳ぐシュノーケルが楽しめます。3歳から参加が可能で、家族で楽しめるのも魅力。
【料金】
大人:$120
子ども(3〜11歳):$90
船からの見学:$90ワイキキ名門カメ大學のほか、野生のイルカと泳ぐ「名門イルカ大学」や「私立イルカ中学」、ハワイ島の「イルカ高等学校」、「マンタ大学・夜学部」もあります。
●ケワロ湾からワイキキ沖へ出発!
★9:45
アラモアナ大通りから海側に入ったところにあるケワロ湾から船に乗り、野生のウミガメがいるワイキキ沖のスポットへ向かいます。
「本当にウミガメに会えるかな?」「熱帯魚もいるかな?」
ワクワク&ドキドキしながら登校しました。
【登校時の持ち物】
●バスタオル
●日焼け止めやサングラス、帽子
●水
●酔い止め船の上ですぐに着替えられるように、水着は洋服の下に着用。海から上がった後は体が冷えやすいので、大きめのバスタオルや羽織ものがあると良いです。船酔いが心配な方は、事前に酔い止めを服用しておきましょう。前日の夜と当日の朝に2回服用すると効き目が良いのだそう。日焼け対策もお忘れなく!
ホームルームが始まると、陽気な学級委員たちが救命胴衣の使い方や、助けが必要な時のサインなどを楽しく、わかりやすく教えてくれます。日本語が話せるスタッフもいるので安心です。
船の上で、ハワイの海や生き物への敬意を払い、エホマイというチャントをクラスメイトみんなで詠唱します。
-
プルメリアとチャントの歌詞が配られます。
-
チャントを唱えたらプルメリアを海へ捧げます。
-
夏のワイキキ沖は、波が高めの日があり、この日もたまたま風が強かったので少し酔ってしまったのですが、それでも吹き抜ける海風を感じながらのクルーズはとっても楽しかったです!
普段とは異なる角度から眺める海や空、ダイヤモンドヘッドの光景も新鮮。街中でのせわしない毎日では気づけなかった、ハワイの自然の美しさに感動しました。
船から見える景色を満喫していると…ウミガメ発見〜〜! 顔をひょっこり出してお出迎えしてくれました。
この1匹だけでなく、ほかにも3匹ほど見られて海に入る前から大はしゃぎのミカコと私。期待が高まります〜。
●ワイキキ沖のスポットに到着!ウミガメを探しにいざ海へ
★10:15頃
ライフジャケットとフィン、シュノーケルギアをつけたら…いよいよ海へ。行ってきまーす!
- ミカコ
うわぁー! すごい、すごいですよ! 早く来てみてくださいー!
先に海へ飛び込むなり学級委員と一緒に大興奮で手招きしてくるミカコ。期待が高まりつつ私も海へ入ってみると…
…わぁ〜〜。
水中を覗くとたくさんの熱帯魚が泳いでいました。
写真では伝わりにくいですが、水中に差し込む日の光が熱帯魚の鱗に反射して息を呑むほど綺麗。キラキラ光る青の世界に心まで澄まされた気がします。
そしてウミガメは…
いました〜〜!
海の底でたわむれている2匹のウミガメのシルエットを発見。
お…?
おおおーーー!
海面へふわりと浮上してきた1匹のウミガメが目の前に! 少し手を伸ばせば届きそうなほど近いです。
こんなに間近で見られて、しかも一緒に泳げるなんて…(涙)。「ハワイの海の世界へようこそ〜!」とウミガメから受け入れてもらった気分です。
ウミガメってけっこう早く泳ぐんですね。
自由に泳いだり、プカプカ浮かんで水面に顔を出したりするウミガメを見ていると、不思議と心が穏やかになってきました。
毎日先を急ぐように過ごして、失敗に落ち込んだり焦ったりもするけれど、ウミガメのように自分のペースで進んだっていいのかな。
カメ教授と一緒に泳ぎながらそんなことを考えていたら、前向きになれた気がします。その後も「こっちにウミガメがいますよー!」と学級委員が声をかけてくれて、合計で8〜10匹のウミガメに会えました。
※野生の海ガメは特別保護動物のため触ることが禁止されています。ウミガメに近寄りすぎないようご注意を。(写真はズームで撮っています。)
●シュノーケル以外にもお楽しみ満載! みんなで楽しめるアクティビティ
カメ大學の授業はシュノーケルだけでなく、海の上で満喫できるアクティビティが充実しています。
私たちが持っている白い機械は、水中スクーター。手に持ってボタンを押すと、泳がなくても水の中を進める優れものです。
そんな楽しい&便利な水中スクーターにミカコが挑戦してみることに。
- ミカコ
わぁ〜早い、グイグイ進みます! 楽しい〜〜。
水中スクーターを使っている様子を動画でどうぞ↓
私も使ってみたのですが、水の中をスーっと進んでいく感覚がクセになります。ボタン操作で使い方も簡単で、どこまでも泳いでいけそう。泳ぎが得意でない方も安心してシュノーケルが楽しめるので、ぜひ試してみてくださいね。
そのほか、スタンド・アップ・パドルやトランポリンを楽しんでいる方もいましたよ〜。潜らなくても水中が見られる透明カヤックやウォールクライミングもあるので、全く泳げないという方も存分に楽しめます。
●最後まで楽しい! 船の上でランチをいただきながらケワロ湾へ
★12:15頃
海の中で存分に楽しんだ後は、おおきにおにぎりの「アボカド玉子スパム」やスナックをいただきながらのんびり。海の上で食べるとおいしさも倍増です。
黙々と食べていると、船はケワロ湾へ向かって出発。学級委員とほかのクラスメイトたちとフラを踊り、授業を締めくくりました。
たくさんの熱帯魚やウミガメと出会った今回のツアー。街中では気づけなかった自然の美しさを肌で感じられました。そんな大自然の中で力強く生きているウミガメの姿はとても感動的。
ツアーを通して、普段体験できない海でのひと時を家族や友人と共有できるのはとっても素敵だな〜と思いました。
約4時間と、ハワイ滞在の合間にも十分楽しめるツアースケジュールなので、ぜひ海の世界へ飛び込んでみてはいかがでしょうか? そこにしかないハワイの姿やウミガメとの出会いはきっと一生の思い出になるはずです。
- この記事をあとでまた
みたい場合は、
マイページにクリップ!