アロハ！ エリカです。

突然ですが、こちらの写真をご覧ください。

フワッ、シュワッ……

口に入れた瞬間に軽く滑らかにとろけていく食感、チーズの芳醇な香り、上品な甘さがたまらないこちらのスイーツ…今ハワイの食通の間でひっそりとブームになっている「アロハステート・ベイクショップ」のチーズケーキです。私も知人にいただいてからすっかり虜になってしまいました。

「アロハステート・ベイクショップ」は実店舗がなくオンラインのみでのオーダーが可能。どんな方が手がけているんだろう…とひそかに気になっていたので今回お会いしてきました！

アロハステート・ベイクショップを運営するのは、こちらの日本人カナさん（写真右）とローカルのリンダさん（写真左）。パティシエのカナさんは昔からスイーツ作りが大好きで、なかでもチーズケーキを作るのが得意だったのだとか。自宅で料理教室を開催しているリンダさんのレッスンにカナさんが参加し、意気投合した2人は2020年8月から一緒にビジネスをスタートしたそうです。

ひと口食べるだけで、フニャ〜と体ごととけてしまうんじゃないかってくらい幸福感に包まれるチーズケーキ。その美味しさの秘訣をカナさんに聞いてみると…

カナさん：10年かけて少しずつ改良を重ねて完成したチーズケーキなんです。4種類のチーズやハワイの旬の食材を使用するなど、素材にもこだわっています。

10年かけてたどり着いた味…すごい！ でも納得！

なかでも、カナさんがハワイでチーズケーキを販売するきっかけになったのがオアフ島ライエにある「ライエ・バニラ・カンパニー」のバニラとの出会いなのだそう。

カナさん：カカアコのファーマーズマーケットでライエ・バニラ・カンパニーの社長、サイリさん（写真）に出会いました。その後、農園を見学させていただき、ライエのバニラを使ってチーズケーキを焼いてみたらとっても美味しくできて…。ハワイ産の食材を使うことで、ハワイのローカルサポートにも繋がると思ったんです。

オアフ島産のバニラがあるなんて知りませんでした。そして、バニラの原型を間近で見たことがなく、まじまじと眺める私…こんな形をしているんですね。

バニラは、一本のチーズケーキに対し1/2本とたっぷり使用。口にふくんだ瞬間、上品なバニラの香りがフワ〜ンと鼻を抜けていくのがたまりません。

定番のクラシックのほか、「ホワイトチョコレート＆ラズベリー」や「パンプキン＆シナモン」など約1カ月毎にシーズナブルのフレーバー（$25）も登場。毎月違う味が楽しめるのは嬉しいですよね。

なんと！ ホリデー限定のフレーバー「ピスタチオ」を特別に試食させていただけることに。ピスタチオのグリーンとストロベリーのレッドがホリデーカラーを演出。クリスマスのデザートにもぴったりです。

ピスタチオのアイスクリームはよく食べますが、チーズケーキとの組み合わせは今回初めて。

これ…本っっ当に美味しい！！！

香ばしくまろやかなピスタチオの風味にストロベリーの酸味がアクセントになって、いくらでも食べられちゃいます。

そして、アロハステート・ベイクショップではカスタムオーダーも受け付けています。アイシングクッキーやマカロンもカナさんが一から手作り。カナさんの心のこもった温かみがあるケーキはどれも素敵〜！ オーダー内容によって値段や制作日数は異なりますが、3日前までに予約するのがおすすめです。

今回、初めてカナさんとリンダさんにお会いしてみて、スイーツへのこだわりはもちろん、おふたりの温かく優しい人柄も彼女たちが手がけるスイーツの美味しさに影響しているんだなと思いました。こうして記事を書いている今もまた食べたくなってきた…（笑）。

誕生日や記念日はもちろん、クリスマスやお正月などイベント盛りだくさんのこれからの時期にぴったり！ ぜひみなさんもオーダーしてみてくださいね！