よしみだいすけさんのメレを旅するハワイ〜カワイアハオまでのドライブをガイド!
文筆家、フラナビゲーターであるよしみだいすけさんが、メレを旅するハワイ〜カワイアハオへのドライブをガイド!ドライブ中にチェックすべきポイントもご紹介。
公開日:2021.04.08
メレ(うた)を旅するハワイ
第三十七回:「メレを旅するハワイ〜カワイアハオ教会へドライブ」Aloha from Mānoa!
ハワイ旅行を心待ちにしているフラダンサーに提案します。次のハワイではメレ旅ドライブに出かけよう!
「メレ旅」とは、メレ(フラソング)に歌われた景色を探す旅です。
メレには、ハワイの人が愛するいろいろな土地のことが歌われています。それぞれの島にちらばるそんな場所を訪れる「メレ旅ドライブ」が、フラダンサーのハワイ旅行をより有意義なものにしてくれます。
運転に自信があるならレンタカーで、そうでなければ、だいすけのプライベートガイドで。
リアルなメレ旅ドライブができる日までは、このコラムで予行練習です。
今月の行き先は、オアフ島のカワイアハオです。カワイアハオはホノルル・ダウンタウンにある教会の名前です。
オアフ島最古の教会で、ハワイ王国の歴史と深い関係がある特別な場所。
カワイアハオ教会にまつわる特別なメレはいくつかありますが、今日はこの一曲をご紹介します。
「He Mele Lāhui Hawaiʻi」
ハワイの島々と、そこに住む民を治める王への神の加護を願うこのメレが、ハワイ王国最初のオリジナル国歌です。
書かれたのは1866年、カメハメハ五世の時代。
当時ハワイ王国は英国国歌のハワイ語訳を国歌として歌っていました。
カメハメハ5世が国歌の作詞作曲を依頼したのは、華族学校時代の学友だったひとりの女性でした。
その女性とは、後に国王になるリリウオカラニ。
リリウオカラニが王位につくのは1891年ですから、国歌を書いたのは女王になる25年前です。
当時20代の彼女が勤めていたのが、カワイアハオ教会でした。
ハワイ王族が通う由緒あるその教会で、ミュージック・ディレクターとして合唱団を指揮していました。
カメハメハ5世のリクエストにこたえて作詞作曲した「He Mele Lāhui Hawaiʻi」を、王様の前でお披露目したのもカワイアハオ教会ででした。
「Aloha ʻOe」はじめ、たくさんの名曲を残したリリウオカラニ女王らしい、美しく気品のあるメロディーですね。
ハワイ王国初のオリジナル国歌が世に出た場所、そして後にハワイ王国最後の国王になることになった音楽家リリウが合唱団指揮者を務めた場所、カワイアハオ教会へドライブに出かけましょう。
このコースを実際に走ってカワイアハオ教会を訪れる動画を作りました。
だいすけのガイド解説付きでお楽しみください。
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カワイアハオ教会に到着です!
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よしみだいすけ
Daisuke Yoshimi
文筆家、フラナビゲーター
ハワイ州観光局アロハプログラム講師、フラやハワイ音楽に傾倒するハワイ・スペシャリストとして、ハワイを拠点に執筆・講演活動を行う。●著書
たくさんのメレから集めた言葉たち(1〜4)
メレ旅(上下巻)
Live Aloha アロハに生きるハワイアンの教え
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