よしみだいすけさんのメレを旅するハワイ〜バーニス・パウアヒ・ビショップ・ミュージアムまでのドライブをガイド!
文筆家、フラナビゲーターであるよしみだいすけさんが、メレを旅するハワイ〜ビショップ・ミュージアムへのドライブをガイド!
公開日:2021.05.11
メレ(うた)を旅するハワイ
第三十八回:「メレを旅するハワイ〜バーニス・パウアヒ・ビショップ・ミュージアムへドライブ」Aloha from Mānoa!
ハワイ旅行を心待ちにしているフラダンサーに提案します。次のハワイではメレ旅ドライブに出かけよう!
「メレ旅」とは、メレ(フラソング)に歌われた景色を探す旅です。
メレには、ハワイの人が愛するいろいろな土地のことが歌われています。それぞれの島にちらばるそんな場所を訪れる「メレ旅ドライブ」が、フラダンサーのハワイ旅行をより有意義なものにしてくれます。
運転に自信があるならレンタカーで、そうでなければ、だいすけのプライベートガイドで。
リアルなメレ旅ドライブができる日までは、このコラムで予行練習です。
今月の行き先は、オアフ島のバーニス・パウアヒ・ビショップ・ミュージアムです。フラダンサーが踊る歌の中に、「Pauahi」という名前をたたえるものがあります。
中でも最も古くから歌われているのがこのメレ。
「He Inoa No Pauahi」
2020年に制作されたこのミュージック・ビデオには『He Inoa No Pauahi』を歌うカメハメハ・スクールの学生たち、卒業生たちが登場します。
カメハメハ・スクールの合唱曲としてこの曲が歌い継がれているのには、理由があります。
ハワイ系名門校カメハメハ・スクールは、未来のハワイの子どもたちのために教育システムを、と願ったハワイ王国王族のひとり、バーニス・パウアヒ・ビショップの遺言を果たすために、ビショップ財団によって19世紀後半に創設された学校なのです。
オアフ島で最初にカメハメハ・スクールを創立した場所は、現在ハワイ文化・歴史関連博物館「バーニス・パウアヒ・ビショップ・ミュージアム」(以降ビショップ・ミュージアム)になっています。
ハワイの文化、歴史を学ぶうえで避けて通ることはできないパウアヒ王妃のことを歌う歌は、今も新しく生まれ続けています。
ハワイのフラ&音楽シーンで活躍する者の多くが、カメハメハ・スクール卒業生であることが理由のひとつと言えるでしょう。
たとえばこんな曲。
フラに関わる多くの人の心に生き続けるパウアヒ王妃への敬意を払うためにも、一度ビショップ・ミュージアムに足を運んでみてください。何度行っても新しい発見があるはず。
ビショップ・ミュージアムへドライブに出かけましょう。このコースを実際に走ってビショップ・ミュージアムを訪れるだいすけのドライブ動画はこちら。
-
バーニス・パウアヒ・ビショップ・ミュージアムに到着!
フラダンサーに必要な歌・ハワイ語・歴史などハワイの知識を、動画を観るだけで学べるオンデマンド教室はこちらからどうぞ↓↓↓
よしみだいすけ
Daisuke Yoshimi
文筆家、フラナビゲーター
ハワイ州観光局アロハプログラム講師、フラやハワイ音楽に傾倒するハワイ・スペシャリストとして、ハワイを拠点に執筆・講演活動を行う。●著書
たくさんのメレから集めた言葉たち(1〜4)
メレ旅(上下巻)
Live Aloha アロハに生きるハワイアンの教え
- この記事をあとでまた
みたい場合は、
マイページにクリップ!