メローなハワイをハンドプリント…ウィミニが愛される理由

メローなハワイをハンドプリント…ウィミニが愛される理由

サーシャがローカルビジネスを応援する「サーシャのサポートハワイ」。今回は自然派ショップ「ウィミニ・ハワイ」のオーナー兼デザイナー、チノ・ユタカさんをご紹介します。

公開日:2021.10.08

更新日:2021.10.11

ロコガールが紹介!サーシャのサポートハワイ

アロハ! サーシャです。

私が、ハワイのスモールビジネスやローカル企業、​デザイナー、アーティストの皆さんを応援する取り組み「サーシャのサポートハワイ」。今回は、サウスキング通り沿いにある自然派ショップ「ウィミニ・ハワイ」のオーナー兼デザイナー、チノ・ユタカさんをご紹介します。

チノ・ユタカ / Yutaka Chino

チノ・ユタカ / Yutaka Chino

東京都出身。サンフランシスコを経て1992年にハワイへ移住。1999年よりバス釣りのガイドをする傍ら、スクリーンプリンティングを独学で学び、ツアー客のお土産用にTシャツを作ったところ好評を博す。それがきっかけで2007年に奥さんのマリさんと共に「ウィミニ・ハワイ」を創業し、2014年には直営ショップをオープン。

ウィミニ・ハワイの公式ウエブサイトはこちら>>

「勘違い」がウィミニ・ハワイをスタートするきっかけに

サーシャ:アロハ!ユタカさん。私が最初にユタカさんに会ったのって、「ハワイに恋して!」の撮影の時ですよね。

ウィミニ・ユタカ:いつも思い出すんだけど、その時、僕がハンドプリンティングの機械を回してサーシャの頭にガツンってあてちゃったんだよね…(笑)。

サーシャ:そうそう! それを見てマコトさん(「ハワイに恋して!」のナビゲーター)が「俺の娘に何するんですか〜!」って叫んでましたね(笑)。その後に「サーシャのサポートハワイ」を通して、お互いのことをちゃんと知れたって感じですよね。

ウィミニ・ユタカ:いろいろ話したよね。サーシャとこんなにお友だちになれるなんて思ってなかった。

サーシャ:「マイ・フレンド・ユタカさん」ですもんね。

ウィミニ・ユタカ:「マイ・フレンド」って言ってくれる女の子はサーシャしかいない(笑)。

撮影中も笑いが絶えないくらい仲良しなふたり

 

サーシャ:(爆)。ユタカさんとお話するのめっちゃ面白いです! 今日もたくさん質問させてください〜。まずは、ユタカさんが、ウィミニハワイをスタートしようと思ったきっかけを教えてください。

ウィミニ・ユタカ:バス釣りのガイドの仕事をしているときに、釣りの道具のルアーをお土産に買いたがるお客さんが多かったんだけど、ハワイにはルアーがあんまりなくて。じゃあお土産用のTシャツを作ったら売れるかなと思って、Tシャツを作り始めたのがきっかけです。

サーシャ:なるほど。Tシャツを作り始めたのはハワイで?

ウィミニ・ユタカ:そう、ハワイで。友だちがTシャツを作ってるのを見て、僕もできるかもしれないと……そんな勘違いが始まり。バカだからなんでも人がやってると自分にもできるかも!って思っちゃうんだよね……(笑)。

サーシャ:素晴らしい勘違いですよ!だって本当に今作ってるもん。

ウィミニのアイテムは豊さんが一枚一枚ていねいにハンドプリント

 

ウィミニ・ユタカ:その後、ものすごく苦労したけどね……スクリーンプリンティングは人から習ったわけでなく自分で本を買って独学でスタートしたから失敗が多くて。泣きそうになるくらい最初はうまくいかなかった。

サーシャ:えー! そうなんですね。じゃあ本格的にブランドを立ち上げようと思ったのは、その後、Tシャツが結構売れるようになってからですか?

ウィミニ・ユタカ:娘がいたので、女の子用の可愛いデザインのTシャツを作ったんだよね。もともと僕はアメリカのインダストリアルキャラクターとかフードのパッケージのキャラクターとかが好きだったので、そういうイメージのデザインにして。まぁ、娘は着てくれなかったんだけどね…(笑)。

サーシャ:(笑)。

ウィミニ・ユタカ:僕はものすごく人見知りなので、どこか知らない人のところに営業に行くっていうのは絶対できないと思ってたんだけど、そこから逃げてるのもよくないし一番苦手なことをやってみようとカハラモールにあったセレクトショップに営業に行ったの。「僕がこのTシャツを作ったんですが、買ってくれませんか?」って聞いたら、コンサイメントでおいてもらえることになって。そこから、「うちでも扱いたいんだけど」って連絡がくるようになり、だんだん広まっていって本格的にブランドを立ち上げたという感じですね。

サーシャ: 営業って難しいですよね……でも苦手なことにあえて挑戦するっていうのが本当にすごいと思います。

ウィミニ・ユタカ:でも、結局苦手なまま……。接客が苦手だったこともあり、もともとはお店を始めようと思ってなくて、ホールセールで売ろうと思っていたんだよね。でも、無謀にもラスべガスの展示会に出ちゃったの。

サーシャ:お〜、そうなんですね!

ウィミニ・ユタカ:展示会に参加するには結構お金がかかるんだけど、全然売れなかったんだよね。でも、某有名ブランドのバイヤーが2回くらいブースに来て買うかためらっていたのを見て、次はもうちょっといけるかも……って思って。その後、もう一度展示会に出るかお店をオープンするかどうしようって妻のマリに言ったら、「お店をやりたい」って言ったから、「じゃあお店にしよう」って。でも、その選択は正しかったと今では思う。展示会に出ていたら、大金を使ってまた売れなかったかもしれないし。

サウスキング・ストリート沿いにあるお店

 

サーシャ:うんうん、展示会って難しいですよね。デザイナーとして商品作りをする上に一番こだわっていることって何ですか?

ウィミニ・ユタカ:クオリティかな。ハワイで作れるものって少ないから、できる限りアメリカ国内生産にこだわってます。なるべくコットン素材のものを使用したり、有害物質を含まない水性インクを使用するようにしたり。プリントはおまけで、本当はデザインだけがしたいんだけど(笑)、Tシャツやバッグというのはキャンバスみたいなものだから、デザインする自分がこだわって選んだものでないといけないと思って。

サーシャ:ウィミニさんのTシャツは洗えば洗うほど柔らかく着心地が良くて、乾燥機で回してもインクがカピカピにもならないのがいい! 害にならないものを肌につけるって大切ですよね。

ウィミニ・ユタカ:なるべくできる限りのことをやれればいいなと。

  • Tシャツやバッグ、小物などこだわりのアイテムが並ぶ店内

  • 安心して着られるベビー用アイテムも豊富にそろう

サーシャ:どんな時に「ウィミニハワイ」を経営していてよかったなと感じますか?

ウィミニ・ユタカ:いろんな人たちと出会えたり、自分がやりたいことができているなと感じたりする時かな。もちろん大変なこともたくさんあるけど、自分が作ったものを誰かがお金を出して買ってくれるってすごく嬉しい。「可愛い」とか「好きだ」って言ってくれる人がいることがすごく有り難いなと思いますね。

サーシャ:ウィミニ・ハワイって日本の方にも人気なんですけど、メインランドからの旅行者たちにも人気ありますよね!

ウィミニ・ユタカ:そうですね、有り難いです。

3つの新デザインが登場!プレートランチ店とのコラボも

サーシャ:最近、新デザインが登場しましたよね!

ウィミニ・ユタカ:はい、一番最近作ったのが「ミスター・メロー・ジム」シリーズです。

「ミスター・メロー・ジム」シリーズ

 

サーシャ:それインスタで見ました! めっちゃ可愛い〜。

ウィミニ・ユタカ:これは、ワールド・ジムやゴールド・ジムのTシャツをパロディーにして作ったんです。ワールド・ジムはゴリラ、ゴールドジムはおっさんがウェイトを持っているデザインなんですが、ウィミニ・ハワイのオリジナルキャラクターのミスター・メローにスイカを持たせてみました。おそろいで着ていただけるように、赤ちゃん用のワンジー、子供と大人のTシャツを用意しました。

サーシャ:この顔のミスター・メロー初めて見たかも!

ウィミニ・ユタカ:そうそう、最初はいつもの表情にしてたんだけど、マリに表情がないと展開がなくなるから変えたほうが良いって言われたんだよね。スクリーンも作ってたんですが、妥協したらいけないと思って、作り直したの。

サーシャ:お〜、素晴らしいですね! あと、「パイオニア・サルーン」とコラボしたバッグが登場しましたよね!

「PIONEER SALOON x WIMINI」シリーズ

 

ウィミニ・ユタカ:パイオニア・サルーンのオーナーのノリさんがよくお店に来るんだけど、「プレートランチが4つ入るバッグを作りたい」というリクエストがあって作ることになったんだよね。

サーシャ:マチがあって買い物にも良いですよね!

ウィミニ・ユタカ:そうそう。僕としては「プレートランチバッグ」っていう名前の基準サイズのバッグを作りたいなって。浸透するかはわからないし、浸透するまで50年くらいかかるかもしれないけどできたら面白いよね。

サーシャ:良いですね〜!デザインはユタカさんが考えたんですか?

ウィミニ・ユタカ:僕が考えました。お店の外観、ガーリック・アヒ、ニワトリの3種類あって、ニワトリのデザインは最初、「カモネギ(鴨が葱を背負ってくるということわざの略語)」というイメージで作ろうと思ったんだけど、鴨鍋はメニューにないからニワトリにして、玉ねぎが後ろで落ちてくる卵を拾ってるっていう絵にしたの。

プレートランチ・バッグ(What's for lunch?)

 

サーシャ:めっちゃ可愛い! これはパイオニア・サルーンでも購入できますか?

ウィミニ・ユタカ:うん、店舗、オンライン、パイオニア・サルーンで購入が可能です。

サーシャ:あと、「ハワイアン・アイランド・シリーズ」のデザインも可愛い!もともとオアフ島、マウイ島、カウアイ島、それぞれ単体のシリーズだったのが、今回は島全部なんですよね〜。

「HAWAII ISLANDS」バナー(写真上)、「MAP OF OAHU」バナー(写真下)

 

ウィミニ・ユタカ:2019年にハワイ州観光局のイベント用に作ったものをベースに、デザインや色などを変えて商品化しました。

サーシャ:どのくらいの頻度で新しいデザインを出してますか?

ウィミニ・ユタカ:本当は1カ月に1個を目標にしてるんですけど、全然できないから3カ月に1個か2個のペースかな。でも、今ね、子どもの絵本を作りたいと思っていて。

サーシャ:それ、めちゃくちゃ楽しみなんですけど。

ウィミニ・ユタカ:ミスター・メローが登場し「家族」をテーマにした絵本を今年中に作れたら良いなと思ってる。ちゃんと考えて、ずっと残る絵本を作りたいっていうのが今の一番の目標。

サーシャ:素敵〜!楽しみにしています。それでは最後に、日本のハワイラバーズ、「ウィミニ・ハワイ」ファンにメッセージをお願いします。

ウィミニ・ユタカ:いつも応援していただきありがとうございます。30年近くハワイに住んでいてもハワイってやっぱり素晴らしい所だなと思うんです。旅行で来られるようになったらぜひウィミニ・ハワイにもいらしていただければと思います。

サーシャ:本日はどうもありがとうございました!

 


 

★インタビューを終えて★

今回の対談でウィミニ・ハワイそして、デザイナーでもあるオーナーのユタカさんご自身のストーリーをもっと知れて、本当に楽しかったです!

ユタカさんが作り出すデザインは一般的なハワイのアートとは少し違って、ローカル視線での「ゆったり、のんびり、穏やかなハワイ」が感じられるデザインで、大好きです!

日本からオーダーできるので、皆さんもウィミニ・ハワイの商品を通して、ゆったりしたハワイを感じていただけたら嬉しいです!

 

★サーシャからのお知らせ★

『ALOHA from Hawaii Tote プレゼント』キャンペーン実施!

ハワイ時間10月13日(水)まで、ウィミニ・ハワイのウェブストア内でのお買い物のお客様に、コード「sasha」 を入れるともれなく非売品の特製トート「アロハフロムハワイ」をプレゼント。ぜひチェックしてみてくださいね!

ハワイに恋して!最新情報

次回放送日:10月11日(月)21:00〜
放送内容:#22「やっぱり癒されたい! ハワイアンミュージックで癒される音楽マル秘スポット!

こんなご時世だからこそ、ハワイで癒されたいと思っている人には朗報! 今回は、テーマはまさに「癒し」。今回癒してくれるのは旅になくてはならない音楽。あらゆるジャンルのある「ハワイミュージック」を深堀り! さらに、ハワイアンミュージックを楽しむということで、ウクレレ国際大会世界一位を獲得したウクレレパフォーマーの鈴木智貴(トモキ)さんがゲストにリモート出演。

ハワイの音楽カルチャーを学べるスポット巡りから掘り出しものを探しにいくレコードショップ巡りまで、ハワ恋丸ごと音楽に浸れる一時間、盛りだくさんです。

ハワイに恋して!の公式ウエブサイトはこちら>>>

サーシャ/Sasha

大阪生まれの日英バイリンガル。幼少から1年の半分は米国で過ごす生活を送り高校からハワイへ移住。17歳の時に出演したテレビ番組がきっかけでタレント活動を開始し、現在BS12 トゥエルビ「ハワイに恋して!」にレギュラー出演中。

サーシャのインスタグラムはこちら>>>
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