レインボー・ドライブ・インが60周年!特別インタビュー

レインボー・ドライブ・インが60周年!特別インタビュー

開業から60周年を迎えたプレートランチの人気店「レインボー・ドライブ・イン」。今回は、CEOのクリス・イワムラさんにさまざまなお話を伺ってきました。

公開日:2021.10.15

更新日:2021.10.19

アロハストリート・インタビュー

アロハ! ノゾミです。

1961年のオープン以来、ロコや旅行者から長年愛され続けてきた「レインボー・ドライブ・イン」。ボリューム満点のプレートランチを手頃な価格で提供しており、ハワイのプレートランチと言えば必ず名前が挙がる人気店です。

そんなレインボー・ドライブ・インが、今年開業60周年を迎え、寄付活動や60周年記念グッズを発売。今回は、CEOのクリス・イワムラさんに、現在の心境や今後のビジネスについてお話を伺いました。

クリス・イワムラ

クリス・イワムラ

レインボー・ドライブ・インの3代目代表取締役社長兼CEO。テクノロジーとビジネスに関するバックグラウンドを持ち、レインボー・ドライブ・インの伝統的な経営にテクノロジーと新しいアイデアを取り入れている。顧客、従業員、地域社会を家族として扱い、企業理念に沿ってローカルフードを提供中。

 

開業60周年を迎えられたのは、従業員や地域社会の皆さんのおかげ

───アロハ!クリスさん。開業60周年を迎え、現在はどのようなお気持ちですか?

クリスさん:60周年を迎えることができ、とても幸運だと思っています。世代を超えてビジネスを継続できて幸せですし、これはひとえに従業員や地域の皆さんのおかげだと思います。特に、昨年を乗り越えられたのは大きかったです。

───コロナウイルスの感染拡大により、苦労されたのではないでしょうか。

クリスさん:そうですね。ただ、地域社会がサポートしてくれましたし、テイクアウトという選択肢があったので、苦難を乗り切ることができました。

平日の午前中も多くの人が訪れるカパフル本店

───まだランチタイムではないのに、お店はたくさんの人で賑わっていて、レインボー・ドライブ・インの人気の高さを改めて感じました(※取材は平日の午前中に行われました)。

クリスさん:そうですね。常連のお客さんも多くて、なかには1日に2回、朝食の時間に訪れて、夕飯にも来てくれるお客さんもいるんですよ。

───とても愛されているんですね! コロナウイルスの感染拡大が始まってから、閉店してしまったローカルレストランも少なくありませんが、こうしてビジネスを継続できる秘訣は一体何だと思いますか?

クリスさん:その質問の答えは私たちも知りたいくらいです(笑)。ただ、自分達でできる限りのことをして、あとは地域の皆さんがサポートしてくれたのが大きいですね。

 

60周年記念の特別プロモーションを実施

───9月26日(日)~10月2日(土)の期間に、各プレートランチの売り上げの中から$1を地域の学校に寄付する特別プロモーションを実施されていましたが、なぜこのプロモーションをしようと思ったのですか?

クリスさん:まずは、地域社会へのお返しがしたかったんです。本当はパーティのようなものをしたかったのですが、この状況ですしなかなか難しくて。こうしてプロモーションを行うのがベストではないかと思いました。

個人的に教育はとても大切だと思っていて、私はきちんと教育を受けて育てられてとても幸運でしたが、なかにはこうした教育を享受できていない子どもたちもいる。だから地域の公立学校を支援したいなと思ったんです。

───60周年のグッズ販売も行われていますよね。ほかにも色々なグッズがあって、どれも魅力的です。

クリスさん:そうですね。グッズに関してはさまざまな企業とコラボレーションしていて、ローカル企業のほか、日本のユニクロやサンリオともコラボしています。結構人気があるんですよ。

───人気レストランとしてはもちろん、さまざまな側面からビジネス展開しているのですね。今後はどのような展望を描いていますか?

クリスさん:今後は少しずつビジネスを拡大していければと考えています。でも急激に大きくしようとは思っていなくて。リモデルなどをしながら時間をかけて拡大していけたらなと考えています。

───いつかはほかの国への出店なども視野に入れていますか?

クリスさん:はは、そうですね。日本やアメリカ本土への出店は興味がありますが、様子を見ながら考えていきたいなと思っています。

ボリューミーでリーズナブルなプレートランチは日本人にも大人気

───ローカルのみならず、日本人にもファンが多いレインボー・ドライブ・インのプレートランチですが、特に日本人から人気のメニューはありますか?

クリスさん:日本人の方にはやはりロコモコプレートが人気ですね。それからチリプレート、ミックスプレートを頼む方が多いです。ロコモコは日本でよく食べられている味とは少し違いますよね。グレイビーソースがかかっているのですが、そのグレイビーソースもアメリカ本土で食べられているものとは違い、ハワイならではの味がするんですよ。

 

ロコモコプレート


ロコモコプレート $9.25

グレイビーソースが特徴的な人気のロコモコプレート。ハンバーグの上に目玉焼きが2つのっているのもうれしいですね。マカロニサラダはしっかりとした味付けで、ライスと一緒に食べるととても美味しかったです。

 

ミックスプレート


ミックスプレート $10.50

レインボー・ドライブ・インの代表的なメニューといえばこれ! BBQビーフ・ボンレスチキン・マヒマヒの3つのお味が楽しめるプレートです。これ1品あれば、しっかりエネルギーチャージできそう。

 

スラッシュフロート

スラッシュフロート  Sサイズ$3.95 、Mサイズ$4.50

暑い日はぜひスラッシュフロートをプレートランチのお供に。ストロベリー味のドリンクの上にアイスクリームがトッピングしてあり、冷たさと糖分が体中に行き渡るのを感じました。ドリンクはストロベリー味のかき氷のようで少し懐かしい気分に。

※現在、テーブル席はクローズ中でテイクアウトのみとなっています(2021年10月15日現在)

───最後に、早くハワイに来てレインボー・ドライブ・インでプレートランチを楽しみたいと思っている日本の皆さんにメッセージをいただければと思います。

クリスさん:私たちも皆さんのことを恋しく思っています。このような状況になってからもうすぐ2年経ちますから…。私たちの店は豪華でおしゃれな店ではありませんが、ファミリービジネスをここハワイで世代を超えて続けています。ですからハワイのソウルフードのような感じで、訪れてくれる人をハッピーにできたらと思っています。今後またハワイと日本の往来がもとに戻ったら、ぜひプレートランチを食べに来てくださいね!

───本日はいろいろとお話いただき、ありがとうございました!

 


 

★インタビューを終えて…

半世紀以上にわたり愛され続けているレストランには、どのような秘訣があるのだろうと思い臨んだインタビューでしたが、お話を伺ったCEOのクリス・イワムラさんは地域社会への感謝の思いを口にされることが多かったのが印象的でした。
今回のプロモーションの寄付活動に関しても、ハワイでは十分な教育を受けられない子どもたちを支援するなど、一貫して地域社会や支えてくれている顧客への感謝の思いが感じられ、色々と考えさせられると同時に、愛され続ける理由がわかったような気がしました。
また自由に観光ができるようになったら、ぜひレインボー・ドライブ・インでハワイらしいプレートランチを楽しんでくださいね。

レインボー・ドライブ・イン

<カパフル店>

住所
3308 Kanaina Ave, Honolulu, 96815

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電話番号
808-737-0177

<カリヒ店>

住所
1339 N School St, Honolulu, HI 96817

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電話番号
808-784-1163

<パールリッジ店>

住所
98-1005 Moanalua Rd, Aiea, HI 96701

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電話番号
808-488-3788
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