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アロハ! エリカです。
2020年9月から改装工事のため休業していた「ハレクラニ」が2021年10月1日(金)にリニューアルオープン!1984年のホテル開業後初となる、全館営業停止を伴う大規模なリニューアルということで、どんな風に生まれ変わるのかと〜っても楽しみにしていました。
今回は、客室を中心に新しくなったハレクラニをたっぷりご紹介したいと思います!
ハレクラニとは
ハワイ語で「天国にふさわしい館」の意味をもつ世界でも有数のエレガント・リゾート。ワイキキのビーチフロントという好立地で伝統とホスピタリティを提供し続け、国賓級のVIPや世界の各界セレブからも愛されている。
●ロビーエリア
まずは、ロビーエリアから。
ピカピカ〜!
あまりにも綺麗だったのでロビーもリノベーションしたのかと思いきや、大理石の床やフロントデスク(コアウッド)は
研磨機や職人の手で磨き上げたのみで大掛かりなリノベーションは 行っていないのだそう。 ハレクラニの方曰く、
今回のリノベーションは「後世に繋ぐ」 がプロジェクトコンセプトであったため、1984年の開業時に使 用された上質の素材はそのまま生かして改装を行ったとのこと。だからロビーの床やデスクは同じものを利用し、より美しく蘇らせたんですね。サステナビリティが注目される今、この考え方は本当に素敵だなあと感じました。
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ロビーの中心には、約2年半前に館内で倒れたキアヴェツリーで作られたモニュメントを設置
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一度取り外され、綺麗に清掃されたフロントデスク
●NEW1:ゲートハウス
ゲートハウスと呼ばれるこちらの建物があるのは、昔ハレクラニの正門があった場所。
ハワイの自然美を生かした新しい造園コンセプトが導入され、植物がすべて植え替えられていました。ここから見る中庭の景色がすごく好きだったんですが、手前に生き生きとしたモンステラがたくさん植えられ、さらに魅力的な景色が楽しめるようになって嬉しいなあ。
ゲートハウスの両脇にある噴水は、ホテルの下に流れる癒やしの海「カヴェヘヴェヘ」をイメージしたデザインに。
エメラルドグリーンとシルバーのタイルが美しいです。
今後、ゲートハウスのドレープ(カーテン)は「雲」を連想させる3層になったレースに新調され、カヴェヘヴェヘがあって、雲があり、その上が天国で、ハレクラニは「天国にふさわしい館」であるというストーリー性をもたせたデザインになるそうです。
ゲートハウスのソファやテーブルも年内に新調される予定とのことで、完成系を見るのが楽しみ!
また、ゲートハウスを含む1階の至る所に、日系アメリカ人のアーティスト、サトウ・タダシ氏のアートが展示されていました。
絵画のそばにあるQRコードをスマートフォンで読み込むと絵画の詳細が出てくるので、チェックイン前やチェックアウトしてから出発するまでの時間を利用して館内を美術館のように楽しむことができます。
●NEW2:客室
ダイヤモンドヘッドタワー、マウカタワー、エヴァタワーの3つの棟があり、全453室の客室を保有するハレクラニ。プレミアスイートを除く全客室をリノベーションしたそうです。
今回は、一番人気のお部屋タイプである、エヴァタワー16階の客室「ダイヤモンドヘッド・オーシャンフロント・プライム」を見学させていただくことに。
お部屋に入ってすぐの棚にあるのは、サニタイザーとフェイスパック……?
ではなく、使い捨てマスク&手袋、除菌ワイプが入ったキットでした(笑)。健康と安全のための厳格なガイドライン「ハレクラニヘルス」に基づくサービスのひとつで、滞在中は毎日新しいキットが提供されるそうです。「ゲストが安心して滞在できるように」という細やかなおもてなしが素敵ですよね。
そして、お部屋に入るとまず目に飛び込んでくるのが、どどーんと目の前にそびえるダイヤモンドヘッドビュー。この景色、最高すぎません?
ラナイに出てみると、一面に鮮やかなブルーが広がります。
ダイヤモンドヘッドが眺望できる客室の中でも上層階に位置するダイヤモンドヘッド・オーシャンフロント・プライム。一泊$1,000超えにも関わらず一番最初に予約が埋まっていくと聞き最初は少し驚いたのですが、この絶景を見れば納得です。
ハレクラニの象徴のひとつ、ガラスタイルを組み合わせ絵画のようにモザイクしたカトレアのプールも見えました。
ラナイが広々しているのも嬉しいです。2人掛けのテーブルやリクライニングチェアがあるので、ここで朝食を食べたりゴロゴロ寛いだりするのも良いなあ……叶うのかは別として、ハレクラニステイの妄想がどんどん膨らみます(笑)。
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白を基調とし、ハレクラニブルーをアクセントに取り入れたお部屋。私は宿泊している友人に会うために数回ハレクラニの客室内に入ったことがあったのですが、以前より温かみのある雰囲気になったように感じました。
ホテルの方曰く、「今までは七彩の白色=セブン・シェイド・オブ・
ホワイトを色調にしていましたが、 今回はその七彩の白色に色を加えることでより温かみのある、 レジデンシャル的な雰囲気を演出しています」とのこと。思わず「ただいま」と言ってしまいそうなくらい、ほっとリラックスできる空間はバケーション中の宿に最適だと思います。 カーペットは、ポリネシアンの伝統的な布「カパ」をイメージしたものを採用。
そして、キングサイドベッドがある部屋にはソファベッドが用意されているので、大人3人で宿泊してものんびり寛げます。女性デザイナーが客室のリノベーションを手掛けたそうで、こちらのソファをはじめ、お部屋には丸みのあるインテリアが採用されています。
ベッドシーツにハレクラニのロゴを発見。今まではシーツのみでしたが、温かい雰囲気を出すために今回新たにハレクラニカラーのベッドスローを取り入れたのだそう。
ベッドサイドには、ホテルのサービスや客室の詳細が見られるタブレッドが用意されていました。殺菌済ということがわかるようにタブレッドや電話には「Clean」のラベルが巻かれていたり、リモコンは「Clean」というラベルが貼られた袋に入っていたりと安心して使用できます。
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ベッドの向かい側には、50インチのフラットパネルTVやテーブル&椅子を設置。
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ハレクラニのプールをイメージした楕円形のテーブル。
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ランプや、コンセント&USBの差込口があるので、ちょっと仕事をしたり読書をしたりするのにも便利です。
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テーブルの側の窓際にあるこちらの棚。何が入ってると思います?
キラキラキラ〜!
中には、ケトルやコーヒーマシーン、マグカップ、ペーパーカップが綺麗に並べられています。宝箱みたいで可愛くないですか?
オナーバータワーと呼ばれているこちらの棚は、全客室に用意されているそう。衛生的で安心して使用できるのが良いですよね。
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オナーバータワーの上には、お水やワイングラス、氷を入れるアイス・ペールがあり、
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下の引き出しにはカプセルコーヒーやメイドインハワイの紅茶、ワインオープナーなどが入っています。
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一番下は冷蔵庫になっています。オナーバータワーを気に入りすぎて、滞在中に意味もなく何回も開け閉めしたくなりそう……(笑)。
ハレクラニの客室は、カーテンではなく、プランテーション調のルーバードアが使用されているのも特徴。ラグジュアリー感があり素敵ですよね。
入り口付近にあるこちらのスイッチ。
一番左のバスルームの証明と、真ん中の「お部屋に入らないで」サイン&「清掃してください」のサインは以前からありましたが、一番右の証明スイッチは今回新たに加わったものだそう。
Day(部屋の全部のライトがつく)、Sunset(夕日を楽しむためにほぼ消灯)、Relax(消灯モード)などがワンプッシュでできるので便利です。ベッドの隣りにはクローゼットがあり、その奥がバスルームになっています。お風呂場からもベッドサイドからも服を掛けたり外したりできるって面倒くさがり屋の私にとってはめちゃくちゃ有り難い(笑)。
続いてバスルームへ。バスルームは大きくは変わっていませんが、鏡と椅子、ゴミ箱が新しいものに交換され、トイレはウォシュレットになったのだそうです。
肩まで浸かれる深めのバスタブ。シャワーは個室になっています。
固定されたシャワーヘッドと取り外しできるシャワーがあります。先程ご紹介したクローゼットのバスルーム側の扉は鏡張りになっていて、開けると……
ベッドルームに繋がっているので、ダイヤモンドヘッドを眺めながらの入浴もOK! 贅沢すぎる〜。
シャンプーやトリートメント、シャワージェル、ハンド&ボディローションなどのバスアメニティは、近日中にハレクラニ内にあるスパ、「スパハレクラニ」のものに変更されるそうです。スパハレクラニのオリジナル……めっちゃ気になる!
お部屋を見学して、私が一番驚いたのは、とにかくアメニティが充実していること。ゲストが快適に滞在できるように「え、こんなものまで?」というくらいいろんなアメニティがそろっています。細部にまでハレクラニのおもてなしを感じられるサービスに感動……。
↓アメニティの数々はギャラリーでどうぞ。
●NEW3:レストラン「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」
最後は、オーシャンフロントのダイニング「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」。
ハウス・ウィズアウト・ア・キー完成形イメージ
ハウス・ウィズアウト・ア・キーは、ハレクラニの象徴のひとつである樹齢130年を超えるキアヴェツリーや、ワイキキビーチ、ダイヤモンドヘッドまでを一望できるようにエントランスを再設計している真っ最中ということで、囲いがしてありました。
11月末に営業再開を予定しているそうで、どんな風に生まれ変わるのか楽しみです!
現在は、ハウス・ウィズアウト・ア・キー前のテラスで、17:00〜20:30の間、キアヴェツリーがあるステージ上でのフラダンサーのパフォーマンスとハワイアン・ミュージックの生演奏を楽しみながら、カクテルと軽食が堪能できるみたいです。
ちなみに、ハレクラニ内にあるオーシャンサイドのレストラン「オーキッズ」は朝から晩まで営業中で、日曜9:00〜14:30のサンデーブランチも行っています。
有り難いことに、取材日の晩にオーキッズ内にある「カトレア・ワインバー」にご招待いただいたのですが、サンセットを眺めながらいただくお酒とお料理は格別で、最高に幸せな時間でした。なかでもマイタイの美味しさに感動したので、ぜひ次回ハレクラニを訪れる際はトライしてみてくださいね〜。
↓お酒&お料理の写真はこちら(iPhoneで撮影したので画像が少し粗いです…汗)
新しくなったハレクラニ、いかがだったでしょうか?
最上級のおもてなしはそのままに「良いものを磨き、100年後の後世に引き継いでいくリニューアル」はとっても素敵で、ますますハレクラニが好きになりました。
久々のハワイ旅行を計画している方もきっと多いはず……大好きなハワイを目一杯満喫するために、ワンランク上のハレクラニを滞在先の候補に追加してみてくださいね!
ハレクラニ
- 住所
- 2199 Kalia Rd, Honolulu, HI 96815
- 電話番号
- 808-923-2311
<ベランダ>
<ルワーズ ラウンジ>
- 住所
- 2199 Kalia Rd, Honolulu, HI 96815
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