嗅覚と視覚でハワイを感じる新商品が誕生するまでのストーリーをインタビュー

嗅覚と視覚でハワイを感じる新商品が誕生するまでのストーリーをインタビュー

ハワイを視覚と嗅覚で感じる新商品を開発したハワイ在住のアロマ調香デザイナーのマルさんとフォトグラファーのジュンさんにインタビュー!

公開日:2022.01.21

更新日:2022.02.19

アロハストリート・インタビュー

アロハ! ヒロヨです。
メンバー制ウエブサービス「アロハブリーズ」内のコンテンツ、「ハワイが届く」では、「ハワイに気楽に来られない今だからこそ、香りと写真で少しでもハワイを感じてもらいたい」という思いから、ハワイ在住のアロマ調香デザイナーのマルさんとフォトグラファーのジュンさんとのコラボレーションで誕生した、ハワイを視覚と嗅覚で感じられるアロマオイルと写真のセット「ストーリー・オブ・ハワイ」の販売をスタートしました。

この商品はハワイの風景写真を見て、その写真から漂ってくるような香りを楽しみ、日本に居ながらハワイを感じたり、楽しかった旅行の思い出が蘇るようなユニークなセット。ワイキキの朝・昼・夜をテーマにした「ストーリー・オブ・ハワイ(ワイキキシリーズ)」と、アロハブリーズ限定の4種類のプルメリアをテーマにした「ストーリー・オブ・ハワイ(プルメリア)」が、現在「ハワイが届く」で販売中です。

今回はこの商品を開発したお2人がコラボレーションすることになったきっかけや、現在販売中の商品についていろいろお話をお伺いしたいと思います! まず2人のプロフィールは以下をご覧ください。

MY Essence Hawaii/ オーナー、マル

MY Essence Hawaii/ オーナー、マル

中学生の時、母の闘病生活をきっかけに、西洋医学ももちろん大切だけれど、何か心の支えになるような存在も必要ではないかとナチュラルセラピーに興味を持つ。2005年ハワイ移住後、有名ホテルスパ、医療機関などでアロマセラピストとして経験を積み、2008年に独立してアロマセラピーとロミロミサロンをワイキキにオープン。2020年より本格的にアロマ調香デザイナーとして、分野に関わらずより多くの人にアロマセラピーを正しく知ってもらい、活用してもらうべく活動開始。香りを使ったマーケティングの活性化やハワイに特化した講座にも力を入れている。

MY Essence Hawaiiのウェブサイトはこちらから>>

blanc/ フォトグラファー、ジュン

blanc/ フォトグラファー、ジュン

幼い頃に写真に興味を持ち、風景・芸術・ブライダル写真家として活動を始めて20年。人生の大半をアメリカ・ユタ州で過ごし、現在はハワイを拠点に撮影会社経営・写真家として活動中。20年間のアーティスト経験をもとに2021年、撮影会社「blanc」を設立。光の入った温かな雰囲気の写真で感情・日常・旅先での季節の風景を感じられるような写真を得意とする。特別なものの想いや感情が伝わる写真を創ること、そして大切な瞬間をカタチにすることでたくさんの絆を伝える写真を残すことにこだわりを持つ写真家。

blancのウェブサイトはこちらから>>

今までにない新しいものをクリエイターとして届けたい

───アロハ!!いよいよアロハブリーズで商品の販売がスタートしましたね。早速ですが、お2人がコラボレーションすることになったきっかけを教えていただけますか?

マルさん:ジュンさんとは、共通の知人を通して知り合って、私のプロフィール写真を撮影してもらったんです。写真とのコラボレーションはずっと前からやってみたいと思っていましたが、ジュンさんの写真を見た時に、あ、これだ! という気持ちになったので相談してみました。

ジュンさん:そうですね。僕はアメリカのユタ州で育ってもともと風景写真家として活動していたのですが、9年前にハワイに来てからは風景写真を撮る暇もないぐらいウエディング撮影で忙しくて……。依頼されたものを撮影するという仕事が多く、自分のやりたいことができないという状況のなか、違うジャンルのクリエイターの人たちと何かやってみたいなと思っていたんです。そんな時にマルさんとのコラボレーションの相談があって、話がすごく盛り上がったんですよね。

───それはいつ頃のお話だったのですか?

マルさん:半年以上前なので、パンデミックの最中の頃です。

ジュンさん:コロナ禍で忙しい毎日が一度リセットされて、これを機会にやりたいことを全部ぶつけようと思い、新しく自分の会社「blanc」を立ち上げた時期でしたね。

───お互い少し時間ができて新たなプロジェクトが誕生したんですね。商品開発には時間がかかりましたか?

マルさん:商品ができるまでは何度も何度も話し合って、時間をかけましたね。でも話をするたびにやりたいことがクリアになって形になってきたというか。

ジュンさん:僕はアロマオイルの知識がないので、まずはマルさんにいろいろ聞いて教えてもらったり。アーティストとしてのお互いの方向性は同じだったので、2人のこだわりを合わせることに苦労はしませんでしたが、今までにないユニークなものを作りたかったので、どうやってお客様に伝わるように形にするか、ということを考えるのが大変でした。

ストーリー・オブ・ハワイ(ワイキキシリーズ)について

───最初のコラボレーション商品の「ストーリー・オブ・ハワイ」のワイキキシリーズですが、なぜワイキキを最初のテーマに選ばれたのでしょうか?

マルさん:まずは写真と香りでハワイ在住の私達ができることを考えた結果、いつでもどこでもハワイを感じられるような商品作りからスタートすることにしました。そして将来的にシリーズ化していきたいという思いもあり、ハワイには人気エリアがたくさんあるので、エリアをテーマにすることにしたんです。中でもワイキキは一番多くの方に知られている街なので、最初に選びました。

ジュンさん:最初は写真1枚の予定だったのですが、朝・昼・夜で雰囲気も空気感も異なるので、匂いも変わるし、3つに分けるといろいろなワイキキの表情が楽しめる、ということで3種類になりました。ワイキキというテーマで撮影した写真はあっても、時間もテーマにして撮っている写真はあまりないですよね。香りもただ写真があってワイキキっぽい匂いを作るということではなく、ひとつひとつの写真に対する思いを、マルさんに伝えてから作ってもらったので、普通の香りとは違うと思います。

マルさん:私ひとりで香りを作っていたら、この香りにはならなかったと思います。

───なるほど。2人の気持ちが込もったワイキキシリーズのモーニングセット、デイセット、ナイトセットなんですね。各セットの写真と香りについてどんな思いで作られたか教えていただけますか?まずはモーニングセットから。

ジュンさん:写真も香りも旅行者目線に偏ることなく、在住者目線も取り入れています。モーニングセットの写真は朝起きて、散歩している時に見える海の紫っぽい澄んだ日常の光景を撮影しました。

マルさん:香りも澄んだ感じの中にこれから絶対に暑くなる、太陽がこれから顔を出してくるなっていう、裏に少し熱っぽさが隠れているような調香をしました。
(香りのブレンドは、ジャスミン・フランキンセンス・ジュニパーベリー・クラリーセージ・フェンネル・ローレル・パルマローザ・ティートゥリー、爽やかさでエネルギーが静かに満ちてくるような香り)

ジュンさん:デイの写真は定番といえば定番のワイキキの様子かもしれませんが、上から活気のある様子を見ているような、元気で明るく、そして人が入っていることでエネルギーが感じられるような風景です。

マルさん:デイはジュンさんがおっしゃるように明るくて活気のある感じで、でも自分がその中心にいるのではなく外側にいて、明るさを全身で感じるというよりは触れているようなイメージで作りました。
(香りのブレンドは、ジャスミン・フランキンセンス・ゼラニウム・ジュニパーベリー・クラリーセージ・マンダリン・グレープフルーツ・ティートゥリー・ペパーミント、清々しく元気でポジティブな気持ちになれるような香り)

ジュンさん:ナイトは夜といっても夕日の風景なので、昼から夜への移り変わる瞬間ですね。ハワイのサンセットってとてもきれいなのでいろいろな写真がありますが、ビーチにカメラをセットして撮るぞ!という感じで撮影するのではなく、散歩の途中、通りすがりに見えたふと心に残る瞬間を切り取りたかったんです。この写真は実際に散歩している時に撮った1枚で、何回も歩きましたね(笑)。

マルさん:夜はこれからリラックスする人、活動する人が混ざる時間帯。空気感はダークで落ち着いているけれど、楽しさも含まれている。街の動きを香りで表現したところがありますね。
(香りのブレンドは、イランイラン・ベチバー・ジュニパーベリー・ラベンダー・ブラックスプルース・ライム・スイートオレンジ・タイム、疲れを癒やしてリラックスできるような香り)

───なるほど。いろいろなストーリーが込められてますね。お2人のお話を聞いてから改めて写真を見たり、香りを楽しむとまた違う体験ができそうです。

マルさん:香りを作る時は、いろいろな質問をしてその方たちの背景や思いを知ってから作るので、今回もジュンさんがどんな気持ちでそれぞれの写真を撮影したのか、すごくヒアリングしましたね。とくに写真って見る人によって印象が違うので、まずは作った人の気持ちを聞いて、あとは私が見て感じたものを合わせて調香しました。香りが完成した時、ぴったりくるものもあれば、意見をもらったものもあって、一度修正したんです。でも修正を加えた結果、撮影したジュンさんがぴったりだと思ってくれるようなものができた時はうれしかったですね。

ジュンさん:めちゃめちゃ興奮しました(笑)。このコラボレーションのおかげで、写真の撮り方や見え方が変わってきました。視野が広がったというか。ここはこんな匂いかなと想像しながら撮る、という新たな目線が加わりました。

アロハストリート限定品、ストーリー・オブ・ハワイ(プルメリア)について

───それでは、アロハブリーズ限定で作ってくださったストーリー・オブ・ハワイ(プルメリア)についてお聞きしたいのですが、こちらはプルメリアのアロマオイルと「親愛」、「情熱」、「気品」、「ひだまり」という花言葉をテーマに4種類のプルメリアの写真から好きな写真がチョイスできるという内容ですね。

マルさん:私はサロンを運営していた頃からアロハストリートと長いお付き合いをさせてもらっていますが、アロハストリートの読者層や、アロハストリートを見てサロンに来店してくださったお客様の層から考えて、プルメリアは絶対好きな人が多いと思ったんです。このセットはハワイが好きでアロハストリートを見ながら、アロハストリートを楽しみにしているお客様のために作りました。

ジュンさん:プルメリアは、ポストカードにもよく使われていますし、ありとあらゆる写真がすでに存在しています。今回花言葉をテーマにしていますが、いかにユニークにあまり撮らない形でどう撮るか、ということもテーマのひとつでした。

マルさん:最初は写真3枚でいこうと思っていたんです。でも並べてみたら全部違う雰囲気で、選べなくなって……。お客様の好みや気分に合わせて選んでもらえればいいよね、という話になり、最終的に写真は4枚になりました。プルメリアは甘くなり過ぎないよう、オレンジとベルガモットを入れて、スッキリした香りに。年齢や男女問わず、たくさんの方に好まれるような香りを意識して作りました。

───さっき香りを試させていただいたのですが、確かにプルメリア特有の甘さは軽い感じで、とっても使いやすい香りだなと思いました。

マルさん:プルメリアはこのひとつの香りでお好きな写真を選んでいただければと思っています。

───それでは、各写真について解説いただけるでしょうか?

ジュンさん:「親愛」は、きれいな、いろんな人に捧げられるようなという気持ちを表現しています。見慣れているというか、誰が見てもプルメリアがきれいだなと思える写真です。

───プルメリアと聞くとイメージに出てくるような感じですね。それでいて可憐さや温もりを感じるような印象です。

ジュンさん:「情熱」はプルメリアの赤が情熱を表現していて、見ていて元気が出たり熱い思いになるのを想像して撮りました。これはあえて、少し緑と青を色合いとして写真の中に入れています。

───緑と青が入ることで、生き生きとしたエネルギーが湧いてくるような色合いになっていますね。

ジュンさん:そうですね。そして「気品」は、今までの2枚とは違って、アート目線の作品です。ダークな背景にすることで、凛としたプルメリアが目立つような感じにしています。昔の女王様の写真も周りが暗くて一番目立つのが主役という撮り方ですよね。それと同じようなイメージです。プルメリアもさまざまな色がありますが、黄色と白というシンプルな色でも、きれいで上品で、それでいてこのプルメリアにぐっと吸い込まれるような、そんなイメージです。

───確かに、芯が強い美しさが引き立っています。では最後は「こもれび」。こちらも少し変わった写真ですね。

ジュンさん:これは、光とプルメリアを演出したかったんですね。写真を見て、眩しさを感じさせる表現もありかな、と思って周りを白く色を飛ばせています。そして、飾った時に場の雰囲気を温めてくれるようなイメージも意識していますね。部屋の中にこの写真を置いておくと、光がない場所でもハワイの光がいつでも感じられるような、天気の良い日のハワイを思い出してくれるような、そんな1枚だと思います。

───見た瞬間、思わず目を細めてしまうような写真ですね。このストーリー・オブ・ハワイの商品をより楽しむためのおすすめの使い方を教えていただけますか?

ジュンさん:写真がプリントしてあるボードは4mmの厚さがあり強度があるので、簡単に立てかけられますし、裏に両面テープを貼っていただければ、フレームがなくてもどこでも飾ることができます。パーソナルスペースにも使用してもらえるようなサイズ感ですね。

マルさん:オフィスもいいですよね。日本のオフィスだと景色が見えない所もあるでしょうし、そういう場所に景色があると気持ち的に変わってくると思います。3枚飾りたい方は、リビングなど広いスペースでもいいと思いますが、1枚お気に入りの写真を飾るなら、ジュンさんがおっしゃったようにパーソナルスペースやベッド横、玄関といった場所に置いて、写真を見て香りも楽しみながら気分を変えたり、やる気を出すために使用するのも良いですね。

ジュンさん:そうですね。写真への思いも見る人によって違うように、使い方も違って良いと思います。それぞれの生活にフィットした感じで、ただいつでも眺められるような、近い場所で使ってもらえればと思います。

───ワイキキシリーズではハワイアンオーナメントが、プルメリアにはハワイアンムエット(試香紙)がセットになっていますがこちらはどのように使用すれば良いですか?

  • ストーリー・オブ・ハワイ(ワイキキシリーズ)のセットに含まれるハワイアン・オーナメント
    ※デザインは変更になる可能性があります。

  • ストーリー・オブ・ハワイ(プルメリア)のセットに含まれるハワイアン・ムエット(試香紙)
    ※デザインは変更になる可能性があります。

マルさん:こちらは両方ともアロマオイルを垂らして使用します。ハワイアンオーナメントであればお部屋に飾ったり、車の車内にぶら下げたりすることができますし、ハワイアンムエットはバッグの中に入れたり、本や手帳の栞として使いつつ香りをお楽しみいただけます。手軽にアロマオイルを使うなら、ティッシュに垂らしてポケットや好きな場所に入れると良いですね。そのほか、マグカップにお湯を入れてアロマオイルを垂らしたり、ディフューザーにも使えますよ。

───いろいろな使い方でハワイが感じられそうですね。最後に今後はどのような活動を予定されていますか?

マルさん:このコラボレーションは、これで終わりではなく、また新たな展開をしていきたいなと思っています。

ジュンさん:今第一弾が終わったので、第二弾、第三弾を考えていて、お互い相談しながら素材作りも進めています。フレグランスと写真だけでなく味覚も入れられたら……なんていうアイディアもあったり。あとは「和」についても考えています。

───日本の「和」ですか?

マルさん:そうです。日本の皆さんがハワイロスになっているように、ハワイ在住者は日本ロスになっている方が多いと思うんです。世界的に見ても「和」の良さが理解され始めていますし、そういうことを伝えるひとつの商品もこれから作っていきたいなと思っています。

ジュンさん:もちろん、最初にお話したようにワイキキだけでなく、ほかのハワイのエリアもシリーズ化していきたいですね。

マルさん:写真と香りで、ほかにはどんな形ができるんだろう、ということもこれから相談していきたいなと思っています。

───またユニークな商品ができそうですね。楽しみにしています。本日はありがとうございました。

マルさんとジュンさんのコラボレーションアイテム「ストーリー・オブ・ハワイ」の商品の注文は、日本時間2022年2月18日まで受け付けています。

また、日本時間1月29日(土)の9:00から、撮影やウエディングのロケ地として人気のビーチフロントのツリーハウスより、「ストーリー・オブ・ハワイ」の商品紹介と施設内のルームツアーを兼ねたインスタライブをお届けしますので、こちらもお見逃しなく!

そしてアロハブリーズでは、現在ポイント2倍キャンペーンを実施中です。通常の2倍のポイントがもらえるキャンペーンを利用して、お得なショッピングをお楽しみください。

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