アウラニのカルチャーを知って宿泊をもっと楽しもう
ハワイの滞在先として絶大な支持を得る「アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ」。その魅力の一つ、ホテルのさまざまな場所に取り入れられたハワイ文化をご紹介します。
公開日:2022.05.20
アロハ!ノゾミです。
「アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ」(以下、アウラニ)といえば、ディズニーとハワイの魅力がひとつになった大満足の滞在先。ご紹介したいところがたくさんあるアウラニですが、この記事ではアウラニのいたるところに散りばめられているハワイのカルチャーについて紹介していきます。
今回アウラニの文化を紹介してくれたのが、アウラニでカルチャーアドバイザーをしているカフルさん。前職はファイナンス系のお仕事をされていましたが、アウラニのオープン当初から10年以上にわたり、アウラニとハワイのカルチャーを伝え続けています。
特徴的なカヌーのデザイン
カフル:アウラニには、さまざまな場所にハワイ文化が見られます。例えば、こちらのタワーを見てみてください。ポリネシア人がこの地に初めて訪れた時、彼らはカヌーでやって来ました。だからアウラニではカヌーのデザインをさまざまな場所に使用しているんです。
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ここもカヌーの形!
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そしてロビーにも〜!
ノゾミ:このデザインは特徴的ですよね。アウラニのロゴにも使われていますし、ロビーでもこの形が使われているのを見ました。カヌーの形だったのですね〜!
エヴァ・タワーとワイアナエ・タワー
アウラニには、エヴァ・タワーとワイアナエ・タワーという2つのタワーがあります。向かって左手がエヴァ・タワーで、右手がワイアナエ・タワーです。
エヴァ・タワーに描かれているのは、女神ヒナ。月や潮の満ち引きなどをコントロールするヒナは、女性らしさを表しています。
ワイアナエ・タワー に描かれているのは、ヒナの息子マウイ。マウイは世界的にも有名な神様で、男性らしさの象徴です。
エントランス付近にもハワイ文化が満載
細部にハワイの伝統文化が見られるアウラニ。それはアウラニに一歩足を踏み入れた時から始まっています。ということで、カフルさんにアウラニのエントランス付近も案内してもらいました!
ホテルまでの道のりにあったのが、ハワイで古代から主食として食べられている、カロ(タロイモ)の段々畑。ハート形の形をしたたくさんのカロ葉が、来訪者を温かく出迎えてくれています。
ふと見上げると、ハワイの州の木としても知られるククイの実が飾られていました。ククイの実は、キャンドルナッツとも呼ばれ、キャンドルや薬、調味料としても使われていたのだそう。
ノゾミ:昔から人々の暮らしを支えてくれていた植物なんですね。勉強になる〜!
建物までの道を歩いていると、大きなウメケ(木の器)が。このウメケは、家族にとって大切なものを入れたり、ポイなどの食べ物を入れたりする器です。木からぶら下がっているウメケは、夜になるとライトアップされるのだとか。
ハワイ語でウルと呼ばれるパンの実が成るブレッドフルーツツリーも植えられています。ウルもハワイでは古代から主食として親しまれてきた大切な食べ物。
ノゾミ:最初に通ってきた時には気づきませんでしたが、アウラニの敷地内には本当にハワイのカルチャーであふれていますね。
ここには、3体のキイが飾られています。キイとはハワイ語で「像」を意味し、マオリ語ではティキと呼ばれています。こちらのキイは、先ほどワイアナエ・タワーで描かれていたマウイの3人の兄弟だそう。
カフル:この3体の像は、ハワイの著名な彫刻家であるロッキー・ジェンセン、パット・パイン、ジョーダン・ソウザの合作なんですよ。同じキイでも、それぞれ伝統的な像、現代的な像、そして未来を感じさせる像という思いが込められています。
ロビーではハワイカルチャーが出迎えてくれているよう
そして、ロビーに到着!アウラニのロビーに入ると「アウラニに来た〜!」という気分が盛り上がりますよね。
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男性が描かれている通路の壁画は力強さを感じます。
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反対側には女性の絵画が描かれています。
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山側のロビーの壁面の絵は過去を表しています。
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一方、海側には現在のハワイを表す絵が。
ロビーの壁画には、ハワイの暮らしの中で働く様子を男性側と女性側に分けて描いています。さらによく見ると、山側には過去のハワイの人々の生活、海側には現在のハワイの人々の様子が描かれています。
ロビーのタイルには、東西南北を指し示す羅針盤のような模様も描かれています。現代だと東西南北で考えますが、昔この地にいた人々は真ん中のイヴァという鳥が向かう先が海、その反対側が山という風に位置を読んでいたそうです。
ショップにもそれぞれ意味が込められている
ラグジュアリーなハワイアン・グッズがそろう「ハレ・マヌ」は、カレパ・ストアのすぐそばにあります。ここでは、マウイ・ダイバーズ・ジュエリー、トミーバハマ、トリ・リチャードなど、プレミアムなグッズを取りそろえています。
カフル:ハレ・マヌとは「鳥の家」という意味。鳥は身なりの良い人を表していて、ハワイの文化では名誉あるシンボルなんです。このような意味から、ハレ・マヌではハイエンドなリゾート用品が手に入るんですよ。
入り口にある鳥の置物には、そんな意味があったんですね!ちょっとラグジュアリーなお土産を買いたい時には、ぴったりなお店ですね。
「オレロ・ルーム」ではハワイの言語が学べる
マカヒキに隣接した「オレロ・ルーム」では、美味しいカクテルやハワイらしいアペタイザーなどが楽しめます。さらに、毎晩ハワイアンライブエンターテインメントが楽しめるんです。オレロとは、ハワイ語で「言葉」「会話する」といった意味。
ここでは、ハワイの言葉をテーマに取り入れており、バーテンダーさんもハワイ語が話せるそうです。中をよく見回してみると、いたるところにハワイ語が!
カフル:オレロ・ルームには、身近な物をハワイ語で示した木彫り細工が飾られており、ハワイ語を学べるようになっているんですよ。
ミッキーもいる!ここなら楽しくハワイ語を覚えられますし、一緒に訪れた人との会話も弾みそうですね。
オレロ・ルームを出ると、可愛らしい絵が飾ってありました。こちらのオアフ島の絵は、アウラニの近所の小学校に通う子どもたちが、ハワイ在住の芸術家と共に制作したのだそう。
カフル:オアフ島のそれぞれの場所に貼られた絵は、子どもたちのお気に入りの場所なんです。ケイキ(子ども)たちからもたくさんのことを学べるんですよ。
ノゾミ:本当ですね〜!子どもたちのお気に入りの場所を巡ってみるのも楽しそう!
カフルさん、今日はどうもありがとうございました。アウラニにはハワイの文化がたっぷりと詰め込まれているのがわかり、とっても勉強になりました。アウラニのステイは楽しくてワクワクするのはもちろんですが、ハワイのことを更に知ることができる本当に素敵な体験ですね。
皆さんも次回アウラニに滞在する際には、ぜひホテルのいたるところに散りばめられたハワイ文化を見つけて楽しんでみてください。
アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ コオリナ・ハワイ
- 住所
- 92-1185 Aliʻinui Drive, Kapolei, HI 96707
- 電話番号
- 808-674-6200
- この記事をあとでまた
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