-
アロハ! エリカです。
いきなり後ろ姿から失礼します(笑)。旅行者なら間違いなく「ただいまハワイ〜!!!」と大声で叫びたくなるような絶景を眺めながら、ハワイの風を全身で感じております。気持ちいい〜!
私がどこにいるかといいますと……
ででんっ!ワイキキにあるビーチフロントの人気ホテル、
「アウトリガー・リーフ・ワイキキ・ビーチ・リゾート(以下、アウトリガー・リーフ)」です。
2020年3月から休業し、客室とパブリックスペースを大規模リニューアルしたのですが、改装後に訪れるのは今回が初めて。新しく生まれ変わったホテルの内部を隅々までチェックしてきたので、写真多めでみっちりレポートしたいと思います〜。
リゾート内を案内してくださるのは、アウトリガーの広報、ヒトミさんです。
ヒトミさん:リニューアルのテーマは、「ボヤージュ(航海)」です。ハワイアンの歴史を語る上で、切り離せない「ボヤージュ」が館内の至るところで感じられるようになっています。それぞれご紹介していきますね。
ボヤージュという響きにワクワク……!ヒトミさん、よろしくお願いします!
ロビーエリア
●エントランス
まずはエントランスから見ていきましょう。アウトリガー・リーフの象徴とも言える、大きな三角屋根のエントランス。上を見上げると素敵な照明が飾られていました。
ヒトミさん:この三角屋根には、もともとアンティークのアウトリガーカヌーを吊るしていたんですが、リノベーション後は、昔のハワイアンが漁業に使っていたカゴをモチーフにした照明を吊るしています。夜になるととても幻想的で綺麗なんですよ。
リノベーション前からアウトリガー・リーフの夜の雰囲気が好きだったんですが、ますます素敵になったんだろうなあ。今度夜に見に来ようっと。
リニューアル前に三角屋根に吊るされていたアウトリガーカヌーは、エントランス近くに飾られていました。フレンズ・オブ・ホクレア&ハワイロアのメンバーによって修復されたという100年モノのカヌー、とっても貴重ですよね。
●ハーブ・カネ・ラウンジ
旅の疲れを癒やしてくれるラウンジ。両サイドにあった壁が取り壊され、開放的かつモダンな雰囲気に生まれ変わりました。
ヒトミさん:ハーブ・カネ・ラウンジには、ポリネシア航海協会の創設者の1人、故ハーブ・カネ氏が描いた伝統航海カヌー「ホクレア」を飾っています。
フロントの後ろにある絵は彼の原画で、ポリネシアの人たちがカヌーに乗ってハワイに移り住んできた様子が描かれているんです。よく見ると豚とか犬とかも描かれていて、彼らが動物を連れてハワイに来たということがわかるんですよ。
-
故ハーブ・カネ氏の描いた「ホクレア」
-
フロントデスクの後ろに飾られたハーブ・カネ氏による原画
チェックインや出発前の待ち時間も、ハワイの歴史を感じるアートに触れながらのんびりと過ごせるのが良いですね。
-
ラウンジには、ロープのアートも。
ヒトミさん:ファイバーアーティストであるマルケス・ハナレイ・マルザン氏によるポリネシアの漁業の網の編み方を使用したアートなんですが、何が表現されているかわかりますか?
エリカ:え〜っと……魚ですか?
ヒトミ:魚ではないんですよ。
正面から見るとこんな感じなのですが、みなさん何かわかりますか?私には海の生き物にしか見えない……(笑)。
ヒトミさん:正解は、「ハワイ諸島」です。
あ〜!!! そう言われてみると、ハワイ諸島にしか見えない(笑)。右からハワイ島、マウイ島、ラナイ島、モロカイ島、オアフ島、カウアイ島という順番で並んでいます。手編みでハワイ諸島を表現するというアイデアが面白いし素晴らしいですね〜。
そのほか、「持続可能な社会の実現に向けて使い捨てプラスチックの消費を減らそう」というメッセージを込めて、海洋科学者兼アーティストのイーサン・エステス氏が廃棄漁網を再利用して制作したアート作品や……
ハワイで影響力があった有名人の子孫が伝統的なカヌーに乗っている様子が描かれた、カメア・ハダー氏による壁画「過去があるから未来がある」など、リゾート内の至るところに、ハワイの有名アーティストの作品が飾られているので、滞在中にぜひチェックしてみてください!
客室
続いて、ゲストルームへ。
アウトリガー・リーフには、オーシャン・タワーとパシフィック・タワーの2つのタワーにわかれた全635の客室があります。
今回は、オーシャン・タワー8階にある「クラブ・オーシャン・フロント」と、「クラブ・オーシャン・フロント・スイート」の2種類のお部屋を見せていただきました!●クラブ・オーシャン・フロント
「ミッドセンチュリーとモダンハワイアンの融合」をテーマにしたインテリア。
スタイリッシュなのに、ウッド調で温かみがあり、まるで自分のお部屋にいるようなホッと心安らげる空間が広がります。
ツインのお部屋の場合、ベッドはクィーンサイズなので、ゆったりと使用できるのも嬉しいですよね。もちろん、キングサイズベッド一台が配されたダブルのお部屋も選べます。
-
壁には、ハーブ・カネが描いた「ホクレア」の絵画が飾られていたり、
-
寝室と洗面所の間にパドルの形をした壁が配されていたりと、お部屋の中にも「ボヤージュ」をイメージしたインテリアが取り入れられています。
-
ベッドサイドにはオシャレなチェア2脚とミニテーブル。
そして、そこから見えるのは……
正真正銘のオーシャンビュー!
オーシャンフロントのホテルだからこそ叶う景色ですよね。
加工なし、ノンフィルターでこの彩度。素敵すぎませんか?
自分が海の上に浮いているのかと錯覚してしまうくらい、鮮やかで美しいブルーを眼下に眺めることができます。目覚めのコーヒーをここでいただけたら幸せだろうなあ……。景色を堪能したところで、お部屋の隅々をチェックしていきましょう。
全客室に用意されている、リユーサブルのアウトリガー限定ウォーターボトル。
ヒトミさん:ロビーエリアと各フロアにあるウォーターサーバーから、自由に水を入れていただけます。ウォーターボトルは、使用後、お持ち帰りいただくことも可能ですよ。
ウォーターボトルをお土産として日本に持って帰れるのは嬉しいですね〜。
ボトルには、「アウトリガー・ホテルズ&リゾーツ」と「アウトリガーズ・ゾーン」のロゴが入っています。
ヒトミさん:弊社では、Outrigger(アウトリガー)の頭文字と、環境への取り組みを掛け合わせ「O-ZONE(Oゾーン)」と名付けた、国際的なサンゴ礁保護プロジェクトを実施しており、その活動の一環としてリユーザブル・ウォーターボトルを提供しています。
素敵!お部屋にはガラスに入った飲料水(有料)も用意されていますが、できる限りこちらのウォーターボトルを使用し、エコ活動に貢献したいですよね。
こちらは、アウトリガー・リゾーツのロゴ入りのバッグ。クラブ・ルームとスイートの客室に滞在した場合、もらえるそうです。麻素材でできているので、ビーチバッグにぴったり!
ちなみに、このほかにクラブルームの特典として、オーシャンフロントにあるクラブラウンジが使用可能です。ラウンジでは、アメリカンな朝食やコナコーヒー、夕方のププ、地ビール、ワイン、シグネチャーカクテルといったアルコール飲料が楽しめるとのこと。羨ましい〜!
客室のコーヒーメーカーはキューリグ。
その隣りの箱の中には、コナコーヒーやグリーンティーのKカップが入っています。
下の棚には、冷蔵庫が収納されています。
クローゼットの中には、アイロン、アイロン台、セーフティボックス。
モダンで清潔感のある洗面所。鏡の周りの暖色系のライトが良いですね〜。
アメニティは、アウトリガーのオリジナル「ココナッツライム」。
シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュ、ボディローション、ソープ、サニタリーバッグは全室に、歯ブラシとバニティバッグはクラブルームにのみ用意されているそうです。スモーキーなブルーのタイルが可愛いバスルーム。
バスタブの上には、手動式のシャワーヘッドがついています。キングサイズベッドのお部屋にはバスタブがなくシャワーのみなので、滞在中、湯船に浸かりたい方は、ツインベッドのお部屋をリクエストしてくださいね。
●クラブ・オーシャン・フロント・スイート
続いて、スイートを見学させていただくことに。広〜い!
リビングエリアには、大きめのL字ソファやダイニングテーブルが配されています。このお部屋は4人まで宿泊できるそうなんですが、4人で使用してもゆったり暮らすような滞在が堪能できそう。
ソファは、クィーンサイズのソファベッドになっています。
リビングエリアからの眺めもこの通り、最高〜!
ダイニングスペースには、大きめのダイニングテーブル&チェアのほか、
電子レンジやシンクも設置されていてとっても便利。テイクアウトした料理を温め直してお部屋でいただくのも良いですよね。
お隣りのお部屋は、前を見ても横を見てもオーシャンブルー!な、ベッドルーム。
奥のラナイも広々していて、これまた最高のビューが広がっています。このラナイで良いから泊まりたい……(笑)。
もうひとつのラナイからは、ダイヤモンドヘッドがドーンと目の前に見えます。ベッドに寝転びながらこの景色が見られると想像しただけで、心臓がキュッとなります。
寝室の隣りにあるバスルーム。こちらも広い!
広々とした洗面台が2つ。アメニティは先程ご紹介したクラブ・オーシャン・フロントと同じなので割愛しますね。
独立したバスタブとシャワールーム。
バスタブは、肩までしっかりつかれる深さが嬉しいです。バスタブの上にある窓。待って待って、もしやここを開けると……
わお〜!
絵画のようなダイヤモンドヘッドと海を眺めることができます。
お風呂に浸かりながらもこの景色が気になっちゃって、湯船から出たり入ったり出たり入ったりと湯冷めしちゃいそうな予感(笑)。どこにいても海が目に入ってくるスイート……贅沢すぎます。
こちらのバスルーム以外にも、入り口入ってすぐの場所にトイレ、洗面所、バスタブが完備されています。
ちなみに、現在、海側に位置する低層階のタワー「ダイヤモンドヘッドタワー」にも客室を作っているそうです。6月末に完成を予定していて、新しくなった「ボイジャー 47 クラブ・ラウンジ」をはじめ、最新設備を設置したフィットネスセンター、スパ・トリートメントなどが利用可能とのこと。楽しみですね〜!アオ・カルチャー・センター
ポリネシア航海協会(PVS)やフレンズ・オブ・ホクレア&ハワイロアなどの、アウトリガーが長年に渡り提携してきた団体とお客様をつなぐ場所として、利用されてきたアオ・カルチャー・センターも新設。
ヒトミさん:カルチャー・センターを2倍以上の広さに拡張しました。こちらでは、ビショップ美術館や個人の方からお借りしたハワイの文化財を展示しています。
カヌーの模型やハワイの楽器など、貴重な資料の数々が展示され、まるで博物館に来ている気分になります。ハワイの歴史や文化を重要視しているアウトリガーならではの特別な場所ですね。
20年以上の経験を持つカルチャー・ディレクターのルアナ・メイトランドさんによるフラやレイ・メイキング、ウクレレ・レッスンなど、ハワイアンカルチャーも体験可能。なんと宿泊者は無料で学べるそうなので、ぜひ参加してみてくださいね!
そのほか、アオ・カルチャー・センターでは、2014年~2017年、世界18カ国150以上の港を訪れた伝統カヌー、「マラマホヌア」のプロジェクション・マッピングも見られるのだとか。オレンジの帆は、実際に使われていた帆の一部だそうです。
取材に訪れた時は、機器の調整中のため見ることができませんでしたが、完成したらぜひ見てみたいなあ。
プールエリア
続いては、プールエリア。
広々〜。プールの横にはジャグジーも併設されています。
デイベッドやカバナ、パラソルが新調され、デッキも増築されていました。
プールで泳ぐもよし、一日中デイベッドやカバナで寝るもよし!最高のバケーションですね〜。
-
カバナもレンタルOK(有料)
-
ソファで寛げる新しいデッキも登場
そして、プールエリアから徒歩1分ほどで……
こちらのビーチにアクセスすることも可能なんです!
最近のワイキキビーチは、座る場所を見つけるのに苦労するくらい賑わっていますが、アウトリガー・リーフ前のビーチは人がほとんどいなくて、プライベート感たっぷり!静かでのんびりと寛げるので、おすすめです〜。
タイニング
最後にご紹介するのは、滞在中のお楽しみのひとつ、ダイニング。
プールサイドにある「カニ・カ・ピラ・グリル」では、
朝はロコモコやアサイボウル、ランチタイムはカルアポーク、ディナータイムはアヒポケ、フリフリチキンなど、朝6:30〜21:00までハワイの名物料理を堪能することができます。
ヒトミさん:カニ・カ・ピラ・グリルには、スラッキーギターのレジェンド、故シリル・パヒヌイ氏にちなんで名付けられたステージがあり、ハワイのグラミー賞とも称されるナ・ホク・ハノハノ・アワードを受賞したハワイの有名アーティストが毎日日替わりで演奏するハワイアン・ミュージックをお楽しみいただけます。
プールサイドでハワイアン・ミュージックを聴きながら食事することで、より「ハワイ感」を満喫できそう〜。
ちなみに、アウトリガー・リーフ内には、人気レストラン「モンキーポット・キッチン(イメージ画像)」や「スターバックス」なども登場予定とのことで、今後がますます楽しみです!
以上、新しくなったアウトリガー・リーフをお届けしました!
ザ・ハワイな景色が目の前に広がっていたり、ハワイの歴史やカルチャーがホテルの至る所で体感できたりと、とにかくハワイを感じる要素がたくさん詰まっているので、「久々のハワイ旅行で、ハワイを体いっぱいチャージしたい!」という方に、とくにおすすめです〜!
アウトリガー・リーフ・ワイキキ・ビーチ・リゾート
- 住所
- 2169 Kalia Rd, Honolulu, HI 96815
- 電話番号
- 808-923-3111 (日本予約センター 03-4588-6441) 日本語問い合わせ
- この記事をあとでまた
みたい場合は、
マイページにクリップ!