ハワイ滞在中にいろいろな場所を効率よく観光できる便利なツール「レンタカー」。ハワイでは日本の運転免許証を持っている方であれば、簡単にレンタカーを借りることができます。でも交通ルールや保険など、日本とは異なる点もいろいろ。ハワイでレンタカーを利用する際に必要なものや注意点、交通ルールなどをまとめました。
※この記事の内容は、2023年5月30日現在のものです。
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レンタカーを借りる際に確認すべきこと
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必要なもの
・パスポート(必須)
・日本の運転免許証(必須)
・クレジットカード(必須)
・国際運転免許証(参考)ハワイでは入国から1年以内であれば、パスポートと日本の運転免許証で運転が可能。レンタカーも、パスポートと日本の運転免許証、クレジットカードがあれば借りられます。クレジットカードでの支払いでない場合も、保証のためにクレジットカードの提示が求められることがあるので必ず持参しましょう。
また、手続き上、国際運転免許証は必要ありませんが、万が一事故を起こしてしまった際などに持っていると安心です。在ホノルル日本国総領事館も国際運転免許証を携行することを推奨しています。
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保険
万が一の時に備えるためにも車両保険の加入はマスト! 多くのレンタカー会社では、保険が含まれているプランを提供しています。主な保険の詳細は下記のとおり。どの保険がレンタルプランに含まれているのか契約する前に必ず確認するようにしてください。
・自動車損害賠償保険/Liability Protection
運転中の事故による対人・対物の賠償責任金額を補償する保険。・追加自動車損害賠償保険/Liability Insurance Supplement
自動車損害賠償保険の補償限度額を引き上げる保険。・自車輌損害補償制度/Loss Damage Waiver
レンタルした車両に、盗難・紛失・事故などにより損害が生じた場合に、その損害額を免除するための制度。・同乗者傷害保険および携行品保険/Personal Accident Insurance
運転者や同乗者が負傷したり死亡した場合に補償される保険。・盗難保険/Theft Protection
レンタカーが車上荒らしにあった場合、または盗難しようと試みた際に車がダメージを受けた場合の損害をカバーする保険。・無保険車傷害保険/Uninsured and Underinsured Motorist Protection
事故の相手が対人賠償保険に加入していなかった場合や加入していても補償額が低かった場合、当て逃げされた場合などに、運転者、同乗者が負傷、死亡した場合に補償を受けることができる保険。・緊急医療保険/Emergency Sickness Protection
レンタカーを運転中に病気になって治療を受けた場合、その医療費(検査費や救急車費用含む)を補償する緊急医療保険。なお、次の場合には保険が適用されなくなることがあるので注意が必要です。
・契約者(追加ドライバー含む)以外の人が運転している際に発生した事故の場合。
・速度超過などの交通違反や飲酒運転など法令違反によって事故が発生した場合。
・未舗装路(ダート)走行などレンタル契約条項に違反して事故や損害が発生した場合。
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注意点
・ 年齢制限
ハワイ州ではほとんどのレンタカー会社が21歳以上のドライバーに車の貸し出しを行っていますが、25歳未満の方が運転する場合には年齢追加料金がかかることがあります。また、ドライバーが25歳未満の場合にレンタルできない車種もあります。・ チャイルドシート
ハワイ州ではブースター・シート法により、2歳未満の幼児は後向きのチャイルドシートに座ってハーネスタイプのシートベルトを使用する必要があります。また、2歳以上4歳未満の子どもは、後向きまたは前向きのチャイルドシートに座ってハーネスタイプのシートベルトの着用が必要です。10歳未満の子どもはチャイルドシートまたはブースターシートの利用が義務づけられています。ただし、4歳以上10歳未満で身長が4フィート9インチ(約145センチ)を超えていれば車両のシートベルトをしめるだけで大丈夫です。・ シートベルト着用
ハワイ州では、ドライバーだけでなく助手席や後部座席を利用するすべての同乗者のシートベルト着用が必須となっています。・ 飲酒運転
飲酒運転は犯罪で刑罰が適用されます。・スピード違反
制限速度や距離を示す標識等の数字はマイル表示となっています。1マイル=約1.6キロメートルで、「SPEED LIMIT 35」は制限速度約56キロ、「MINIMUM SPEED 45」は最低速度約72キロとなります。マイル表示だとついついスピードが出てしまうことがあるので注意してください。・ パトカーに停止を求められた場合
スピード違反など、走行中にパトカーにフラッシャーかサイレンで停止を促された場合には、車を右端に寄せゆっくり停止してください。この時にハザードを出す必要はありません。停車後は車内に留まりハンドルを握って警察官の指示に従ってください。
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交通ルール
・ 右側通行
ハワイでは日本と異なり右側通行となります。右折左折の場合に間違えやすいので注意してください。・ 信号がない交差点
信号のない交差点で「STOP」の標識がある場合は、必ず一旦停止し、安全を確認してから横断しましょう。また、「STOP」の標識の下に「4WAY」(フォー・ウェイ)と記された標識のある交差点では、最初に交差点で一時停止した車に優先権があります。・ 右折
ハワイでは、特に何も標識がない場合は、赤信号で一旦停止して安全確認できた場合には右折できます。ただし、「NO RIGHT TURN ON RED」や「NO TURN ON RED」の標識がある場所では、赤信号時の右折はできません。また、右折車線が複数ある交差点で「NO RIGHT TURN ON RED」の下に「EXCEPT FROM RIGHT LANE AFTER STOP」と表記されていれば、一番右側の車線で一旦停止して安全確認した後に右折可能です。・左折
左折の場合、「LEFT TURN YIELD ON GREEN」の標識があり、直進してくる対向車がなければ左折できます。ただし、対向車(直進)が優先となっているので、直進してくる対向車がある場合は一旦停止して、安全確認できてから左折しましょう。・ YIELD
「イールド(YIELD)」は、「ゆずれ」の意味で、合流地点では前方の道路に優先権が、対面通行では先に着いた方に優先権があります。イールドは「止まれ」ではないので、前方に車がいない場合は一時停止は必要ありませんが、「イールド」の標識を見つけたら、徐行して注意しながら進んでください。・ スクールバス
スクールバスが停車し、乗降中の赤いライトが点滅している場合は、赤いライトの点滅が消えるまで一時停止が必要です。自分が走行している車線だけでなく、対向車線にスクールバスが停止している場合も同じです。・横断歩道法
横断歩道を渡る歩行者の安全のため、歩行者が走行車線側を横断している時は、歩行者が横断歩道の中央を過ぎるまで停止することが義務付けられています。違反した場合は、$150~$1,000ほどの罰金が科せられます。・運転中の携帯電話使用
ハワイ州では、運転中だけでなく、一時停止中でも携帯電話で話したり、メールを送信することなどが禁止されています。ただし、ハンズフリー装置を使用しての受信は通話可能となっているほか、緊急時の911通報も許可されています。
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おすすめのレンタカー会社
ホノルルのダニエル K イノウエ国際空港のほか、ワイキキ周辺でもいくつかのレンタカー会社が営業しています。
アラモレンタカー(Alamo Rent a Car)
【オアフ島内営業所】
・ダニエル K イノウエ国際空港営業所
・アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ営業所ハーツレンタカー(Hertz Rent a Car)
【オアフ島内営業所】
・ダニエル K イノウエ国際空港営業所
・ハイアット・リージェンシー・ワイキキ・リゾート&スパ営業所ニッポンレンタカー(Nippon Rent A Car)
★日本語OK
【オアフ島内営業所】
・ヒルトンハワイアンビレッジ営業所
・アラモアナ案内カウンター
(アラモアナセンター1F、EwaウィングにあるJTBオリオリステーションアラモアナ内)
・ダニエル K イノウエ国際空港営業所ホノルル・オート・レンタル(Honolulu Auto Rentals)
★日本語OK
【オアフ島内の営業所】
・ワイキキ営業所
(ハワイアンモナークホテル内 ロビーフロア)
・ダニエル K イノウエ国際空港営業所ダラー・レンタカー(DOLLAR RENT A CAR)
【オアフ島内の営業所】
・ダニエル K イノウエ国際空港営業所
・イリカイ・ホテル&ラグジュアリー・スイーツ営業所
・ハイアット・リージェンシー・ワイキキ・リゾート&スパ営業所ゴー・バイブ(Go Vibe)
アプリやウエブサイトから簡単にレンタカー手配ができるレンタカーサービス。車を借りる際と返却時には、指定したパーキングスペースに担当者が出向いてくれます。
フイ(HUI)
スマートフォンのアプリで予約から支払い、返却までできるリーズナブルなカー・シェア・サービス。1時間単位でレンタルできるのでハワイ観光にも便利です。
【ステーションの場所】
ワイキキをはじめアラモアナ、カカアコ、ダウンタウンなどに30カ所以上。
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