アロハ！ハワイ在住・カフェ好きライターのリツコです。

美味しいコーヒーと「カフェ」が大好きで、ほぼ毎日あちこちのカフェに出没して癒やし時間（仕事時間も含む！）を過ごしている私が、ハワイでお気に入りのカフェへの想いをひたすら語る「松本律子のハワイカフェ巡りダイアリー」。

今回ご紹介するのは、ホノルル・ダウンタウンにある「ポアイ・バイ・ポノポーションズ（Pōʻai by Pono Potions）」。パンデミック中に、ファーマーズマーケットから人気が広がったハワイ産シロップ「ポノポーションズ（PONO POTIONS）」のオーナーであるピーターさんが、オープンした個性派カフェです。

ポノポーションズは、ハイビスカスやマカダミアナッツなどハワイの素材を贅沢に使ったナチュラルフレーバーのシロップで、ほのかに香るやさしい甘さがクセになるんですよね。私も常に数種類を冷蔵庫にキープして、炭酸水で割ったりコーヒーに入れたりして、日々幸せを感じております！

その直営店でありファクトリーも併設するカフェがポアイ。こだわりシロップの味わいをもっといろいろ試してもらいたい、と生み出された空間だからこそ、ポノのシロップを贅沢に使ってプロが作りだす、唯一無二のコーヒーやモクテルをたっぷり楽しめるのです。

たとえば、こちらのアイスラテは「ハパ・ハニー」と名付けられた一杯。カフェラテに、オアフ・ハニー・リリコイシロップとハワイ産はちみつを加えたドリンクです。

ポアイのコーヒーは、以前このコラムでもご紹介した「カイコーヒー」でローストした豆を使う本格派。エスプレッソコーヒーとミルクに、はちみつの甘さ、そしてほんのり香るリリコイの風味がいい感じです。ALOHAのアートもかわいいですよね。

そして、こちらのお洒落なドリンクは、ハイビスカスシロップを使ったモクテル「モロカイハイビスカス・モヒート」。

ピンク色の鮮やかな見た目も素敵だし、シトラスハーブ＆炭酸水にミントとハイビスカスシロップが最強の組み合わせ。スッキリした味わいに自然の甘さが広がって、一口飲むと疲れが取れる感じ～。

アルコールが苦手な私にとっては、これぞ最強（笑）。五感で癒やされます。

さらに、温かいラテでおすすめなのが、マイカイ・マックナッツのシロップを使った「パウアヒ」。ローストされたマカダミアナッツのトッピングもいい味出してます。フォトジェニックなのも、ポイント高いですよね。

オーナーのピーターさんは、バーテンダーの経験もある方。いろいろなドリンクをクリエイトする中、ハワイならではの素材を生かしたシロップを作れないものか…と、このビジネスをスタートしたのだそうです。

カクテル用のシロップは、以前はアメリカ本土や他の場所から仕入れることが多かったのだけれど、ハワイにある大いなる自然の恵みに着目したいと。だからポノポーションは、ハワイ島産マカダミアナッツ、モロカイ島のハイビスカス、マウイ島アリイファームで育つラベンダー、オアフ島のジンジャーなどなど、ハワイの素晴らしい素材をふんだんに使って作られています。

現在シロップの種類は9種。そのほかに、シーズン限定のフレーバーも時々登場するので、常に目が離せないのですけど（笑）。

人工甘味料や着色料、保存料などは一切不使用。甘みはシュガーケーン（サトウキビ）とシーソルトがベースです。もちろん作っているのもボトル詰めもハワイで完結。このこだわりがいいんだよね。うん、愛だなあ。

カフェのキッチンで焼き上げられるウル＆カロのブレッドも人気です。手作りのバナナブレッドやマフィンは、コーヒーとの相性もぴったり。

メイド・イン・ハワイのシロップやアートは、ハワイ好きな方へのおみやげにも喜ばれると思います。

最近拡張された広めのカフェスペースでは、月に数回ワークショップも行っているそう。レイメイキングやハワイ語レッスンなど、地元の人たちをつなぎ、コミュニティに貢献できるような活動もされています。スケジュールは不定期なので、カフェのSNSでチェックを！もちろん旅行者も参加できますよ。

常に新しいムーブメントを感じる、ホノルル・ダウンタウン。お洒落なバーなども増えてきているエリアですが、まずは明るい時間にこちらのカフェへ。ハワイの恵みが凝縮されたやさしい甘さ、この空間でぜひ体験していただきたい！

最近の私の、本気の「推しカフェ」でございます。