ESTA(渡航認証システム)のモバイルアプリが登場
米当局が、90日以下の短期商用・観光の目的で渡米する際に必要な「ESTA(電子渡航認証システム)」のモバイルアプリの提供をスタート!
公開日:2023.06.22
米国税関・国境警備局(CBP)が、米国政府側が渡米する旅行者の適格性を判断する電子システム「ESTA(電子渡航認証システム)」のモバイルアプリの提供を開始しました。
ESTAは、日本を含む40カ国・地域の国民が米国に短期商用・観光等の90日以内の滞在目的で旅行する場合(米国における乗り継ぎ含む)に必要なビザ免除プログラムで、米国行きの航空機や船に搭乗する前にオンラインで渡航認証を行う必要があります。事前にESTAの認証を取得していない場合、航空機等への搭乗や米国への入国を拒否されますので注意が必要です。
今回導入がスタートしたモバイルアプリは、スマートフォン、モバイルデバイス、タブレットで提供されていて、日本語を含む24カ国語に対応。アプリではパスポートのスキャンと認証、セルフィー動画のアップロードによる本人確認、個人情報や渡航情報の入力、資格に関する質問への回答、入力内容の確認と申請、申請内容の変更、申請状況の通知受け取りなどが可能となっています。
なお、CBPのウェブサイトで提供されている現行の申請・承認取得手続きは今後も継続されます。
ESTAの認証を受けると2年間有効です。ただし、2年以内にパスポートの期限が切れる場合は、パスポートの有効期限日をもって無効になります。また、パスポートを新規に取得した、渡航者が名前を変更した、渡航者が性別を変更した、渡航者の国籍が変更したなど、ESTA申請質問で渡航者が過去に回答した内容(はい、いいえ)が変更した場合も再申請が必要となっています。
ほとんどの申請はすぐに承認されますが、米国に出発する少なくとも72時間前には、ESTAの申請を提出するよう推奨されています。ビザがない観光目的の場合での米国入国にはESTAが必須となっているので忘れずに手続きしてくださいね。
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