アロハ！　ヒロヨです。
今回私が紹介するのは、「OBAKE」。そうオバケ！！
まずはネーミングを見て「なんじゃ、これ？？」と驚きつつSNSをチェックしてみたら、素敵なカクテルが目に飛び込んできて、ああ、バーかぁと思っていたら…

茶筅でたてている抹茶ドリンクがあるらしい。

餅もある！？

バー…だと思うけど何屋さんなの？？と調べるほど不思議がいっぱい。
それで、ずーーーーーーと気になっていたお店へようやく行ってきました。

お店はダウンタウンのスミス通り沿いで、昔エチオピア料理店があった場所。2023年4月にオープンし、口コミで話題に。ダウンタウンは夜は少し治安面に気をつけたほうがいいですが、お店の近くには警察署があるので安心して利用できると思います。それにしても、外から中の様子が見えないし、看板がなければ見過ごしてしまうようなミステリアスな外観ですよね。

オバケという店名が気になって聞いてみたところ、お店のメニューが日本料理インスパイアであることと、夜のバイブ感が伝わるという理由で日本語のオバケという名前を選んだのだそう。

ほう。なるほど…と納得しそうになりましたが、いやいや、結構思い切ったネーミングだと思います。でも結果的にインパクトの強さや好奇心を掻き立てられるという面では、正解だったのでしょうね。

お店の営業時間は10時〜15時までと17時から深夜0時（金・土曜は〜翌2時）までで、10時〜15時まではカフェ営業。抹茶ドリンクやお餅が注文できるのはカフェの時間帯で、抹茶は日本産でひとつひとつ茶筅で立ててくれるんです。このストリートっぽいインテリアの中でシャカシャカお茶をたててくれる光景が、なんかすごい！

作ってもらったのは「ブラックセサミ抹茶ラテ（$9）」自家製黒ごまシロップを入れたドリンクをいただいたのですが、ゴマの風味がふわっと香り、少し甘い抹茶ラテとものすごく合う！ うまい具合に両方の味が楽しめて、ちょっとハマりそう。

こちらがシグネチャーカクテル「Stiletto（$15）」。

マンハッタンに似たカクテルですが、植物エキスを抽出したウィスキーを使っているせいか、ものすごいまろやか。ツンと来るウィスキー独特の味わいが苦手な方でもこれはいけるのでは？と思えるほど滑らかな喉越しです。

もうひとつの招き猫のグラス（グラスのユニークさにはもはや触れません！笑）に入った「Black Cat Eats White Rabbit（$16）」は、パンダンティーを使用しています。パンダンは東南アジアでよく料理などに使用される植物で、甘く優しい香りが特徴。

猫の裏側はこんな感じ。グラスに飾られている葉が見えるでしょうか。これがパンダンリーフなんです。焼酎ベースで、ナッツというがバターというかコクのある味わいで、ものすごく美味しかったです。カクテルはどれもユニークでバーテンダーさんの凄腕具合がひしひしと伝わってくるラインナップでしたよ〜。

そして手巻き寿司。

ネギトロがたっぷり入った「サマートロ（$9）」は、なんとストロベリー入り！

斬新だなぁ。ピリリとスパイシーなネギトロにストロベリーのほど良き甘さが中和してくれる絶妙な味わい。かと言ってストロベリーが主張しすぎないので、言われなければストロベリーが入っているとはわからないかも。手巻きですが、形は巻き寿司ですね。1本でも具がたっぷりで結構ボリュームあると思います。

オバケでは、エイジングしたサーモンの手巻き寿司も名物のひとつ。お肉はよく聞きますが、魚のエイジングって珍しい〜。脂身の部分がソフトになってリッチな味わいになるんですって！ 魚だけでなく、酢飯のご飯はななつぼしとコシヒカリのブレンド米を使用し、すし酢の砂糖はパームシュガーを使用するなど、こだわりがいっぱい。

メニューは決して多くはないけれど、その分厳選した食材で満足度の高いフードがそろっているなぁという印象です。

そして、そして、ちょっと驚きの美味しさだったのが、デザートの「ふりかけアイスクリームサンドイッチ（$8）」。

ハニーとふりかけが混ざったアイスクリームなんですが、そんな組み合わせのアイス食べたことあります？

ダブルファットイアスクリームというローカルのアイスショップのアイスクリームで、サンドしているセサミクッキーは自家製。このデザートがめちゃウマでした。ほどよいハニーの甘さとふりかけの味わいが予想以上にマッチング。しかもサンドしているセサミクッキーも柔らか系クッキーでこのアイスクリームとの相性抜群。普段、デザートはパスしがちな私も「これは絶対また食べたい」と思いました。

今後はランチメニューが増えたり、ペルー✕日本料理が登場するかも！？とのことだったので、またお店へ行ってみたいと思います。恐るべきポテンシャルを秘めたオバケで、新しい食体験をお楽しみください！