アロハ!ハワイカイ、ワイキキの人気店のヘブンリーが2号店をオープン
ゼットン初のワイキキ外の店舗となる「ヘブンリー・アイランド・ライフスタイル・ハワイカイ」が待望のオープン! オープン前のお店の様子や新店への想いなどをインタビュー!
公開日:2024.01.15
更新日:2024.01.25
アロハ! ヒロヨです。
ワイキキの人気レストラン「ヘブンリー・アイランド・ライフスタイル(以下ヘブンリー)」の2号店が2024年1月、ハワイカイにオープン! アロハストリートではオープン前の2023年10月、工事や準備が行われている真っ只中、ひと足早く店内の見学とヘブンリーを運営するZETTON, INC.の副社長であるマイルドさんを中心に、スタッフの方々にも新しいヘブンリーについて、新店への思いなどをインタビューをさせていただきました。
インタビューの前に、ヘブンリーのブランドストーリーからご紹介したいと思います。というのも、このブランドストーリーを元にワイキキ店が誕生し、そして現在新しいストーリーと共にハワイカイ店オープンの準備が進められているからなんです。ヘブンリーの中核を担うこのブランドストーリーを踏まえた上で、ぜひインタビューをご覧ください。
ヘブンリーのブランドストーリー2014年にオープンしたワイキキ店は、サーフィンが大好きで世界の海を旅して、様々な文化に触れ合い、最終的にハワイに住むことを決めた27歳の女性をイメージして誕生したお店。世界各国をサーフトリップして出会った小物や家具などからインスパイアされたインテリアで、フードはヘルシー&オーガニック、フォトジェニックを意識して、モデルとなった女性が好むメニューをラインナップ。
そして2024年1月…
モデル女性の8年後の姿を想定したのがハワイカイ店。結婚して、子ども2人が生まれ、賑やかなワイキキから家族との時間がゆったり過ごせるハワイカイへお引っ越し。新しい土地でマリーナライフを楽しむというストーリーが全体のテーマになっています。メニューや空間は、この9年間で家族が増え、マインドも変化し大人になった彼女をイメージ。ハワイ語でそよ風を意味するモア二(Moani)とベランダを意味するラナイ(Lanai)をキーワードにして、ハワイカイ特有の心地良い風を感じながら美しいマリーナの風景が最大限楽しめるよう配慮した店内設計で、子どもから大人まで幅広い年齢層に愛されるメニューがそろっているのが特徴です。
1人の女性をモデルにしたワイキキ発のブランドストーリーが、8年後にハワイカイを舞台にして新たな展開へ。「店づくりは、街づくり」という企業理念を掲げ、街や地域に活気を生み出すZETTON, INC.のハワイカイでの新たなプロジェクトについて、マイルドさんとスタッフの方々からたっぷりお話を伺います。
左から副社長のマイルドさん、ジェネラルマネージャーのキャリーさん、ハワイカイ店の料理長を務めるヒデさん、総料理長の圭吾さん
●ZETTON, INC
ハワイでは、2009年「アロハテーブル・ワイキキ」をオープン以降、「グーフィ・カフェ&ダイン」、「地喰(ジグ)」、「アロハステーキハウス」などをオープンさせ、ワイキキ界隈のグルメ&ダイニングを牽引する存在として注目を集めている。2024年1月にハワイカイにオープンしたヘブンリー・ハワイカイは9番めの店舗となり、ワイキキ以外のエリアでは初出店となる。
※こちらのインタビューはオープン前の2023年10月に行ったものです。
ハワイカイがあるオアフ島イーストコーストの魅力
───今日初めて新店の中を見させてもらいましたが、まだ完成していないにも関わらずとっても居心地の良さそうなお店になる予感しかしません!マイルドさんはワイキキのヘブンリーで店長を務めていらっしゃいましたよね。
マイルドさん:ありがとうございます。そうなんです。2014年9月からワイキキ店をスタートして、東京の代官山で日本の1号店がオープン。そしてワイキキ店のオープンから9年後の今、ハワイ内では2店舗めとなるハワイカイのお店作りに携わっているのは、感慨深いですね。
───今までZETTON, INC.のお店は旅行者の多いワイキキ周辺に集中していましたが、ワイキキ以外のエリアでの初出店となりました。あえてワイキキ以外の場所でお店を出そうと計画されていたのですか?
マイルドさん:前々からいつかワイキキを出て、自分たちのビジネスをローカルの方に楽しんでいただきたいという思いは持っていました。そんな中、この物件にたまたま出会ったことと、イーストコーストの自然やその美しさ、人がとても魅力的だなと思って。
───閑静な住宅地ですが、ココヘッドやハナウマベイといった観光スポットもそばにありますし、美しいマリーナもあるので、確かに今後もっと発展しそうな可能性を秘めていますね。
マイルドさん:そうなんです。イーストコーストの魅力に貢献できるようなレストランを作ることで、ハワイ全体の魅力のアップにも繋がると思っています。
───イーストコースト進出にあたり、数あるZETTON, INC.のレストランからヘブンリーを選ばれた理由は何だったのでしょう?
マイルドさん:このマリーナの景色がヘブンリーのイメージにぴったりだったのと、ブランドストーリーともうまくマッチするという点ですね。そしてお料理も多様性のあるメニューを提供できますので。
───確かにヘブンリーのブランドストーリーとの親和性が高いロケーションですね。ワイキキ店はヘルシー、オーガニック、フォトジェニックというキーワードを連想させるメニューでしたがこちらではどんなメニュー展開になるのでしょうか?
圭吾さん:オシャレだけれど、子どもからシニアまでが楽しめるバラエティ豊かなメニューがそろったカジュアルフードフードがテーマですね。
ヒデさん:この周辺はファミリー層が多いエリアですしね。近隣の方々にリサーチして、こんなメニューがあれば行きたいなとか、そういったリクエストを取り入れつつメニュー作りをしました。
───ワイキキ店のメニューがハワイカイ店で味わえたり、また、ここでしか味わえない限定メニューというのもあるんでしょうか。
ヒデさん:ヘブンリーズロコモコやローカルエッグベネディクトといった、ワイキキ店の人気メニューを取り入れながら、そのほかのメニューはガラッと変えて、数多くのハワイカイ限定メニューをご用意しています。
圭吾さん:ヘルシー志向の方も多いのでヴィーガン対応にしたり、世界各国の料理のテイストも取り入れたり、バラエティが出るよういろいろと工夫をしています。
ヒデさん:ランチにはサラダバーが登場するんですが、できるだけローカル産、しかもイーストサイドのファームの野菜を使用します。ただ、小さいファームが多く、いつも同じものを仕入れることが難しいので、日によって内容が変わるんですがそういうところも楽しんでいただけたらなと思っています。
ローカルコミュニティにヘブンリー ハワイカイが貢献できること
───イーストサイドから積極的に食材を仕入れたり、ローカルコミュニティとの繋がりも意識されていますよね。
マイルドさん:そうですね。レストランを通して積極的に地域貢献に取り組みたいと思っています。食材の仕入れだけでなく、学校のファンドレイズや食育支援、ビーチクリーンナップなどにも参加していきたいです。また、経済の活性化だけでなく、ゼットンのことを知らないローカルスタッフを多く雇用し、僕たちがワイキキや日本で培ってきたサービスと調理技術を伝えられる場所になればいいなという願いもあります。
───オアフ島出身のキャリーさんは、今回こちらのお店のジェネラルマネージャーを務めるにあたって、どのようなお店を目指していらっしゃいますか。
キャリーさん:やはり周辺のコミュニティの方たちがお友達や家族と一緒に来られるようなリラックスできる場所にしたいですね。地域貢献についても学校やローカルビジネスのサポートやコラボレーションなど、いろいろな取り組み方があると思うんです。様々な活動を通して地域に馴染み、コミュニティに愛されるお店を目標にしたいです。
マイルドさん:周辺にお住まいの皆さんがお店の前を通るたびにいつオープンするの?どんなお店なの?とキャリーに質問されるのですが、その度に彼女は名前を聞いてメモしてお客さんとの交流を深めているんですよ。
───すごい。オープン前から周辺の方々との関係性を築き上げているんですね。
キャリーさん:皆さんオープンをすごく楽しみにしてくださって…。新しいファミリーを作る感覚でコミュニケーションさせてもらっています。
───大きなチャレンジになると思いますが、不安はありませんか。
キャリーさん:このチームなら大丈夫です! 素晴らしいサービスに美味しい料理がそろっていますから。
───ちなみにキャリーさんのお気に入りメニューは?
キャリーさん:オムハヤシライスです!
リサーチで誕生した新メニューも登場
───ほかにハワイカイ店の注目のメニューといえばどういった料理があるのでしょうか。
ヒデさん:そうですね。先ほどお話させていただいたサラダバーもそうですが、とくにローカルの方にはパンケーキも人気が出そうですね。もち粉をミックスしたむっちりとした食感が特徴で、焦がしハニーバターを添えていて、美味しいんですよ。あと、ローカルの方からのヒアリングでは、ショートリブがお好きな方が多かったので、フライドライスの上にカルビと卵を乗せたガッツリ系ロコモコをメニューに加えました。
───ドリンクはどのようなセレクションになりますか?
マイルドさん:ステーキなどのお肉系のお料理も出していきますので、ワインはしっかりそろえたいと思っています。あとはイーストコーストをイメージしたオリジナルカクテルやホームメイド・クラフトミモザもですね。それからアロハビアとコラボレーションしてオリジナルペールエールを作っているんですよ。
───オリジナルビールまで! いろいろな使い方ができそうですよね。個人的には夕方ちょっと前のハッピーアワーとか夕暮れ時に来てみたいなぁと思います。
マイルドさん:ハッピーアワーも計画していきたいと思っていますよ。昼間のマリーナの景色もきれいですが、夕方はまたマリーナの表情や色が変わって本当に美しいです。ここからはマリーナだけでなく、山も見えてダイナミックな自然の景色を楽しみながらリゾート気分も満喫できるのが魅力です。
お店の空間は4つに分かれているのですが、このマリーナゾーンはベランダを意識して作っていて、ゆったりとした時間を過ごしていただけるようにしています。マリーナーゾーンの隣はパーティにぴったりなプライベートルームがあって、厨房に面した中央のゾーンは、ご家族やグループなど大人数でも楽しめるボックスシートやベンチシートを配置。入り口側はお一人でも気軽に食事やクリエイティブワーク、友達とのおしゃべりが楽しめるようなカフェゾーンになっているんです。全体的にシート間隔を広くとって、余裕のあるレイアウトにしています。
───周辺には高校もあるので、学生もカフェ感覚で利用できそうですよね。
マイルドさん:先ほどハッピーアワーの話がありましたが、ティーン向けのお得な時間帯も設けられたらなぁと思っています。あとはライブミュージックなんかも。今はたくさんの方のアイディアを聞いて模索している状態ですね。旅行者の方にも楽しんでいただけるような企画も考え中です。
───ちらっとメニューの原案を見せてもらったのですが、価格もお手頃で良心的だなと思いました。
ヒデさん:そうですね。週に1回はここで食事を楽しんでもらえるようなメニュー作りと価格設定をしています。ワイキキを出て初めての場所でプレッシャーもありますが、インテリアデザイナーもここまでしっかり空間を作ってくれたので、僕たちも頑張らないとな、と思っています。
───まだ工事は完了していませんが、もうこの時点でとても素敵な店内です。オープンに向けて、工事が計画通りに進むと良いですね。楽しみにしています。本日はありがとうございました!
インタビュー後、私の脳内では赤ちゃん連れのファミリー、放課後に集うティーンたち、午後の時間をゆったり楽しむシニアの方々、お洒落でカジュアルなディナーを楽しむカップルなど、ここを利用するお客様の様子がばっちりイメージできました。早くオープン後のお店へ行って、この時の私の脳内イメージと実際の光景のすり合わせをしてみたいです。
ヘブンリー ハワイカイがあるココ・マリーナ・センターは、ワイキキから車で約25分。料理を楽しむだけでなく、ここならではの景色に癒やされ、ちょっとしたリゾート気分も体験できるので、ハワイ在住者はステイケーションならぬイートケーションを目的に、旅行者の方はワイキキでは見られない景色と雰囲気を求めて足を運んでみてはいかでしょうか?
そして現在、ヘブンリー ハワイカイはオープンして間もないにも関わらず、噂を聞きつけたハワイカイの住民で賑わう人気店に急成長中!その様子は、近々アロハストリートで取材してレポート予定です。ヘブンリー ハワイカイが発信するイーストコーストを舞台にした、新しい物語の行方に今後もぜひ注目を。
↓ヘブンリー・ハワイカイの体験レポートはこちら
ヘブンリー・アイランド・ライフスタイル・ハワイカイ
- 住所
- 7192 Kalanianaʻole Hwy, Honolulu, HI 96825
- 電話番号
- 808-517-3777
- この記事をあとでまた
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