アロハ! ユウリです。
ハワイを拠点に世界各国に就航している「ハワイアン航空」。2023年に「新型機のボーイング787-9ドリームライナーが導入される」とのニュースを聞き、ずっと楽しみにしていました。
2024年2月23日(金)、ハワイアン航空の格納庫でボーイング787-9ドリームライナー(以下B787)のお披露目会が行われ、実物を見ることができました。
会場に入ってすぐ、巨大なB787が目の前に……!
……かっこいい!
しばらく無言で立ち尽くしてしまうほど、迫力がすごい。
凛と佇む大きくて綺麗なB787、後光が差しているように見えてきました(笑)。今回のお披露目会では、なんとB787の機内に入ることもできました。お披露目会の様子や、キャビン内の様子をレポートするので、ぜひ最後までお付き合いください。
注目度大!お披露目会には1,500人の関係者やゲストが参加
お披露目会はマラマ・ホヌア・パブリック・スクールの学生によるオリ(チャント)でスタート。
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ハワイアン航空代表取締役・CEOのピーター・イングラム氏
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ボーイング社コマーシャル・マーケティング副部長のダレン・ハルスト氏
ハワイアン航空代表取締役・CEOのピーター・イングラム氏は、「B787の導入を発表してから今日まで6年。B787は新型機であるだけでなく、アロハの精神を持ち、95年にわたってサービスを提供してきた弊社の成長を象徴するものでもあります。そんなB787を従業員をはじめ、みなさまにお見せできる特別な日を迎えられてうれしく思います」とコメント。
また、ボーイング社コマーシャル・マーケティング副部長のダレン・ハルスト氏は「1インチ残すことなくこだわって作りあげたB787は、機内に足を踏み入れた瞬間からハワイ諸島の美しさを感じると思います。これからこの機体がハワイの魅力を世界中に届けていくことを誇りに思います」と語られていました。
ハワイらしさがたっぷり!気になる機内を大公開
ピーター氏とダレン氏のスピーチの後は、機体の入り口でブレッシングが行われ、いよいよ関係者とゲストが機内へ。
飛行機が…!
近くに…!
目の前にある……!一歩一歩飛行機に近づいていくにつれ心拍数が上がった気がします(笑)。
ハワイの伝統航海術や自然に着想を受けデザインしたB787は全部で12機受領予定で、それぞれに名前が付けられます。
今回お披露目された初号機(N781HA)の名前は「カプアヒ」。ポリネシア航海協会ホクレアの3人の船長と共に名付けたのだそう。
カプアヒとは、アルデバランとして知られるおうし座の中で一番の輝きを放つ赤色の大きな星。ハワイの物語や航海中の道案内において重要なマカリイと並んで太平洋の空に現れるのだとか。素敵な名前ですよね。
エンジンも翼も大きすぎる!
こんなに巨大で重いのに、空を飛ぶなんて本当に不思議。
なんだか神聖な場に足を踏み入れるような気分になってきました。
ビジネスクラス「レイホク・スイート」
こちらは34席あるビジネスクラスの「レイホク・スイート」。模型は見たことがありましたが、やっぱりおしゃれ〜!
座席は程よくふかふかで座り心地がよく、足元のスペースがとっても広いのでかなり快適。座席横のボタンで椅子の角度も変更できますよ。フルフラットにして寝ることもできるので、フライト中にしっかりと眠れそう。
しかも、ドアを閉めると個室の状態に。レイホク・スイートは1-2-1配列ですが、真ん中の2席の間には仕切りがあり、ボタンで調整が可能です。
モニターもテーブルも大きくて使いやすそう。タッチで明るさの調整ができる照明、ワンタッチで開けられるヘッドフォンと鏡の収納、ワイヤレスで充電できるスマートフォンホルダー、USBケーブルの差し込み口、リモコンなどもあります。こんなにスマートな見た目なのに、便利で役立つ機能が充実。
飛行機の中であることが信じられません…。ボーイング社のダレン氏によると、B787の最大の特徴は機内高度を低く保てることなのだそう。ほかの旅客機と比べて約2,000フィートほどの差があるのだとか。機内高度が低ければ機内の気圧は高く保つことができ、乾燥しにくいため、体も楽に過ごせるとのこと。
従来よりも快適な機内の中で、しかも至れり尽くせりのレイホク・スイートなら、どんなに長いフライトでもストレスなんて感じなさそうですね。むしろずっと乗っていたくなりそう。
さらに、ビジネスクラスの天井を見てみると、キラキラと輝く星が…! こんなに素敵な演出まで…すごすぎます…。
写真はオレンジですが、紫色に変わっている時もありました。目的地の時間に合わせて色が変わるそうです。
エクストラコンフォート&エコノミークラス
こちらはエクストラコンフォートとエコノミークラス。
ハワイの植物のデザインがとってもおしゃれです。ちなみに、カーペットはハワイの海をイメージしているとのこと。
エコノミークラスの266席のうち、79席は足元が広いエクストラ・コンフォート。足元のスペースにゆとりがあるだけで居心地がグッと良くなりますよね。
エコノミークラスの座席にも、スクリーンとUSBケーブル差し込み口が完備されています。
ほかにも、ハワイの植物をデザインしたエコノミークラスの天井やコアウッドを使ったエントランス、黒い火山砂をイメージしたフロアのお手洗いなど、細かなところまでハワイが詰まっていて本当に素敵でした。あぁ…乗ってみたいなぁ。
4月15日に乗客を迎えて運行スタート
B787初号機カプアヒは、2024年4月15日に乗客を迎えてホノルル=サンフランシスコ間の運行を開始するのだそう。
来月はB787第2号機を受領予定で、5月15日にはホノルル=ロサンゼルス間の運行、5月16日にはホノルル=フェニックス間の運行が開始予定となっています。日本=ハワイ間でのB787を使った運行計画はまだ立っていないそうですが、ぜひ運行したいとのこと。日本=ハワイ線にB787が導入される日が待ち遠しいですね。
2023年11月に一部路線で提供開始したアメニティキット
お披露目会では、レイホク・スイートで提供されるノホ・ホーム・バイ・ジェイリーン・カナニ・ベルとコラボしたアメニティキットもいただきました。ハワイの星空を表現したデザインがとってもおしゃれ。アイマスクや歯ブラシセット、ボールペン、保湿ミスト、リップバーム、ハンド&ボディーバーム、耳栓、レッグカバーが含まれています。ポーチはフライト後も使えそうですね。
ハワイアン航空とボーイングがタッグを組み、細部までこだわり尽くして作り上げたB787は中に入った瞬間から感動の連続でした。
太平洋を渡ってハワイと世界各国を結ぶ航空会社として、星や太陽、波、風など自然が与えるヒントを頼りに旅するハワイの伝統航海や航海士の精神に深い繋がりを感じているというハワイアン航空。
ハワイの伝統航海への敬意を機内のデザインから機体の名前にまで反映させたB787が、これからたくさんの乗客を乗せて空を飛ぶ姿を見るのが楽しみです。
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