ハワイから癒やしの唄を発信…あるまさんにインタビュー
ハワイを主な活動拠点とする「地球をつなぐうた唄い」、緋翠あるまさんにインタビュー。ハワイの癒やしが詰まった2枚組アルバムや今後の活動について伺いました。
公開日:2024.04.08
アロハ!エリカです。
ハワイを主な活動拠点とする「地球をつなぐうた唄い」、緋翠あるまさん。13カ国を超える国々を巡りライブをする傍ら、2023年にはハワイの癒やしのエネルギーとパワーを込めた2枚組アルバム、「amana」と「Sanctuary」をリリース。クリスタルボウルと透き通るような歌声でサウンドヒーラーとしても活躍の場を広げる、あるまさんにインタビューさせていただきました。
緋翠あるま / Alma Voice
4歳の頃、シンガーソングライターの父とともに初舞台を経験。14歳の頃、「NHKJrのど自慢大会」グランプリ獲得をきっかけに、歌手を志す。これまでに「愛・地球博」、アポロシアターで開催されたUN Womenの特別イベント等に出演し、ゆずの北川悠仁氏、ハリウッド女優のメリル ストリープ氏等、多数の著名アーティストと共演を果たす。
また、愛と平和を伝える多国籍音楽グループ、“Women of the World”のリーダーとしても活躍。全米アカペラコンテスト「Harmony Sweepstake」 優勝(2014年度)。2017年には、ニューヨーク、カーネギーホールで開催された国際アカペラコンテスト「ACA OPEN」で優勝し、『New York Times』等の各種メディアで大きく紹介された。
2021年より、ハワイに拠点を移し、安らぎをもたらす癒しの楽器「クリスタルボウル」と、透き通るようなヒーリングボイスの繊細な響きを活かした、サウンドヒーラーとしても活躍の場を広げている。
───アロハ!あるまさん。これまでは植田あゆみさんというお名前で活動されていらっしゃいましたが、あるまさんに改名されたんですね。
あるまさん:そうなんです。ずっと本名で活動を続けてきて、いつかアーティスト名を持ちたいなと思っていて。「あるま」はスペイン語で「魂」という意味で、15年以上前にカリフォルニアとオレゴン州の堺にあるマウントシャスタを旅していた時に「アルマストリート」というストリートを見つけ、インスピレーションを受けました。
その後、旅している時に、アルマさんという方に偶然お会いして、ますます変えたいとは思っていたんですが、しばらく改名するきっかけがなくて…去年11月に伊勢で日本ツアーを終えた直後、次のフェーズにいくためにリセットしたいと思って緋翠あるまという名前に改名しました。
───素敵なお名前ですね。あるまさんが歌手になりたいと思ったきっかけは何ですか?
あるまさん:父がシンガーソングライターをしていて、4歳くらいの頃から歌手になりたいと思っていて、14歳の頃、「NHKJrのど自慢大会」でグランプリをいただいたことがきっかけで、本格的に歌手の道に進むことになりました。
Photo Credit : ソガリエ Rie Soga
───デビュー当時と今、自身の音楽性について変化を感じますか?
あるまさん:
以前は上手に歌えれば良いと思ってたんですが、
ハワイに来てから自然の中で声を出す機会が増え、 いかに声を出すことが人間の根源に繋がっているかということに気 づいたんです。 最近は、
もっとみんなが癒やされたり元気になったりするような音楽を届け たいと思いますね。それと同時に、みんなにも、 ただ上手に歌うためだけではなく、自分自身と向き合ったり、 本当の気持ちを開放したりするということに、 声出しや音を使ってもらえたら良いなと思っています。 Photo Credit : ソガリエ Rie Soga
───歌を教える活動もされているんですが?
あるまさん:はい。ボイスヒーラー養成講座を不定期で開催しています。最近、
私の周りでは、縄文の言葉と言われているカタカムナや、 最古の歴史書と言われている「ホツマツタヱ」 に記載されているあわうたを、大切にしよう、 伝えていこうといった動きがあって、 講座の中にもこれらを組み込んでいます。 また世界中の様々な言語の歌を学んできたので、 世界のメディスンソングをお伝えするワークショップなども開催し ていく予定です。 ───37カ国語の音楽レパートリーをお持ちだと伺いました。
あるまさん:Women of the Worldという女性のボーカルグループで37カ国語の歌を歌っ
ていて、これまで13カ国でツアーをしてきたんですが、 いろんな国の歌を歌うことで、 すごくグローバルに人と仲良くなれました。 音楽はいろんな人の心を開くことができ、 国や文化の架け橋になるんだなと感じましたね。 あと、私たちのコンサートで、様々な国の音楽に触れることで、
会場のお客様が世界を旅しているような気持ちになってくれたら良 いなと思っています。 ───37カ国語ってすごいですね!ハワイ語の歌もありますか?
あるまさん:2015年1月にカウアイ島を訪れた時に、クムフラである、
Sabra Kaukaさんに教わった「Oli Aloha No Kaua'i」 という愛と慈悲のチャントを大切に歌わせていただいています。
───Women of the Worldはあゆみさんが作られたグループなんですよね。
あるまさん:大学在学中に作ったグループです。
紆余曲折あり、現在は主にシンガー4人、 そしてショーの内容によっては、 パーカッショニストの方も一緒に演奏しています。 ツアー中にコロナが発生し、 活動はずっとストップしていたんですが、実は、今月の半ばに、 アフリカでのツアーが決まったんです。 ───アフリカに!
あるまさん:アフリカは初めて行くのでドキドキしています(笑)。
アフリカの現地の合唱グループとコラボレーションを予定していて、新たなと土地と音楽のエッセンスを受け取れたら良いなと思っています。
───楽しみですね!ハワイでの講演予定はありますか?
あるまさん:6月末に、伊勢神宮で神職に携わられている方と、
日本屈指の音楽プロデューサーの方をお迎えして、 伊勢神宮で録音された自然音を組み合わせたサウンドヒーリングの 会や、講演会を予定しています。 日本では9月から11月にかけて、 新曲のツアーを予定しています。 ───大忙しですね。私もあるまさんの歌声やクリスタルボウルに魅了されたひとりですが、実際に活動を続けられる中で、周りからの反応はどういったものが多いですか?
あるまさん:「毎日聴いてます」という声は、本当に励みになっています。音楽を作るのも編集するも地道な作業で孤独を感じることが多いんですが、リリースした後にそういうお声を聞くと「頑張って作ってよかった」と本当に思うんです。
喜びを上手く表現するのが苦手なんですが、思わず踊り出したくなるくらい嬉しいです(笑)。
Photo Credit: Aika Cardin
───(笑)。昨年CDもリリースされたんですよね?
あるまさん:「amana(アマナ)」と「Sanctuary(
サンクチュアリー)というアルバムを2枚リリースしました。 ハワイに引っ越してきた翌年、2022年のお正月あたりに、 マカプウ岬に行った際、「 ハワイのエッセンスを盛り込んだ作品を作りたい」 というインスピレーションが湧いてきたのがきっかけで作ったんで す。
amanaは歌がメインで、古典フラのリズムに合わせた楽曲などが収録されていて、 瞑想的な内容のSanctuaryは、 イルカやクジラの鳴き声や、 ハワイの様々な地を訪れ収録した自然音などが取り込まれています 。 ───ハワイと癒やしを感じられそうですね。
あるまさん:ハワイのエネルギーを日常の中に取り入れたい方、癒やされたい方や、元気になりたい方におすすめのアルバムです。
───日本でも購入は可能ですか?
あるまさん:はい、オンラインで購入が可能です。
───あるまさんにとって、ハワイはどんな場所ですか?
あるまさん:「嘘がつけない場所」ですね。ん〜なんていったらいいんだろう…「化けの皮を剥がされる場所」?いい言葉で言うと「自然体でいられる場所」ですかね。
正直、進もう進もうと思っても進まない、無理したりなにかに抗おうとすると引き戻される感じがするんです。流れを大事にして生きていく場所だなあって。あと、しばらくハワイを離れて帰ってくると、気候や人の朗らかさとか良い場所だなあと感じますね。
───すごくわかります。
あるまさん:私にとってハワイはずっといられる場所ではないという感覚がある
ので、 今ハワイで得たインスピレーションを作品に残しておきたいと思っ ています。 ───今後の目標は何ですか?
あるまさん:じつは今「種」をテーマにした映像やミュージカルを作りたいと思っているんです。大きなプロジェクトが浮かんでいて、先は長いんですが少しずつ形にしていきたいと思っているんです!
───ミュージカル!良いですね。
あるまさん:めげないように、いろんな人に言って実行したいと思っています。有言実行!
───実現が楽しみです!本日はどうもありがとうございました!
初めてあるまさんが奏でるクリスタルボウルの音色と、優しい歌声を聞いた時、心がスーッと軽くなったのを今でも覚えているのですが、今回インタビューさせていただき、彼女の「聴く人を癒やしたい」と思う強い気持ちが込められているからこそ、心に響く音楽が生み出せるのだなと納得。ハワイでのライブやミュージカルなど、これからのご活躍を応援しています!
なお、あるまさんのアルバムは以下のリンクより購入が可能です。ぜひチェックしてみてくださいね。
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