アロハ!エリカです。
ワイキキの名門ホテル「ハレクラニ」は、2009年に「帝国ホテル」と業務提携を開始し今年で15年めに突入。15周年を記念し、ハレクラニのファインダイニング「オーキッズ」では、5月30日(木)から6月末の間、帝国ホテル東京の杉本料理長とオーキッズ/ハレクラニ総料理長のクリスチャン・テスタ氏のコラボレーションメニューを提供しています。
5月29日(水)に開催されたメディア向け試食会ご招待いただき、コラボレーションメニューを堪能してきましたので、詳しくお届けしたいと思います!
目の前にワイキキビーチの絶景が広がる店内。忙しい日常を忘れるくらい穏やかな時間が流れていて、何度訪れても癒やされる空間です。
今回の試食会には、日本から杉本シェフの姿もあり、コラボレーションメニューを監修した2人のシェフにお会いすることができました。
↓2人のプロフィールはこちら
●帝国ホテル 第14代 東京料理長 杉本 雄(写真右)
1999年に料理人としてのキャリアを帝国ホテルでスタートした後、2004年に退社して渡仏。1835年創業の歴史あるパリのホテル「ル・ムーリス」にてシェフを務め、同ホテルのメインダイニング(3つ星)では責任者の役割を担う。2014年以降、2つのレストランで総料理長を務めた後、帰国。2017年4月に帝国ホテルに再入社。2019年4月に第14代東京料理長に就任。
●オーキッズ/ハレクラニ総料理長 クリスチャン・テスタ(写真左)
2016年から6年間、オーキッズの料理長を務め、2022年に総料理長に就任。ハレクラニとハレプナ・ワイキキの両ホテルの料理事業を指揮する。アメリカで最も才能があり尊敬されているシェフを紹介する業界専門誌「ベスト・シェフ・アメリカ」にも掲載された実績を持つ。
最強タッグで提供される今回のコラボレーションメニューは、前菜、メイン、デザートを含む7コースでお値段は$185(税・チップ別)。追加料金($95)でオーキッズのソムリエが厳選したワインペアリングを楽しむこともできます。
1品め:アミューズブーシュ
コースの始まりはテスタ氏によるアミューズブーシュから。クリーミーなチーズをポテトで巻き、キャビアをトッピングした見た目めも美しい一品。
カリカリのポテトと、ふわっとしたチーズの食感、程よい酸味とクリーミーな風味…1ミリもズレがないバランスの取れた料理に仕上がっています。
すっきりとした口当たりの「モノポール」のシャンパンとの相性も抜群。これから出てくるコースメニューが楽しみで仕方ありませんが、幸せすぎてこのまま時間が止まればよいのに…とも思ってしまいます(笑)。
ちなみに、アミューズの内容は毎日異なるそうです。
2品め:アトランティック・サーモン
続いて、杉本シェフが手掛けるアトランティック・サーモンがサーブされました。
スモークサーモンと聞くと、薄くスライスされているイメージが強かったのですが、かなり厚めにカットされていてびっくりしました。
一口食べるとその美味しさにさらにびっくり。驚くほど柔らかくて口の中で溶けていくんです。生臭さはまったくなく、サーモン本来の旨味をしっかり感じられます。
サイドのパスタに見立てたズッキーニや美しくデザインされたラディッシュも、全部が美味しくて感動しっぱなしです…。
こちらはサーモンと一緒に提供されたワッフル。調理する上で出るサーモンを余すことなく使うために作ったというサーモン入りのワッフルです。食べ物の概念を覆す組み合わせに、驚きと感動の嵐!
一緒にいただくワインは、ドメーヌ・オステルタグのシルヴァネールという白ワイン。フレッシュな酸味がサーモンの旨味をより引き立ててくれます。
3品め:サフラン風味の蟹とウニのトルテッローニ
3品めは、パスタの一種であるトルテッローニに蟹とウニを詰めた、テスタ氏のメニュー。
ニラとピスタチオを使った泡のムースとサフランソースをつけていただくのですが、これまた美味しすぎる…!パスタの中に蟹とウニの旨味が凝縮されていて、口の中でジュワッとあふれ出す瞬間の幸福感ったら半端ないんです。
「ニシア ラス スエルテス」というスペインの白ワインと一緒にいただきました。
4品め:オマール海老
4品めは、杉本シェフ渾身のメイン料理。ココットで焼き上げたオマール海老に、獺祭の酒粕を使ったアメリケーヌソースがかかっています。
ほんのりお米の甘さを感じるソースとプリプリ食感で甘みのある海老とが絶妙にマッチ。爪部分にはカレー風味のオニオンキャラメリゼが入っていて、オマール海老と一緒にいただくとまた違った味わいが楽しめるんです。
ペアリングは最高級酒の獺祭23 純米大吟醸。華やかで上品な甘みが感じられます。同じ獺祭の酒粕が使われているので、お料理ともすごく相性が良いです。
5品め:牛ほほ肉の煮込み ブラジル風ポロネギとアーティチョーク添え
テスタ氏考案のメニューで、72時間弱火でじっくり煮込まれた牛ほほ肉に、ポロネギ(西洋ネギ)のフォーム、紫芋パウダーをかけ、アーティチョークのコンフィを添えた一皿。
歯がいらないくらいトロットロに柔らかく、リッチな味わいのほほ肉は、言葉が出ないくらい絶品。もう放心状態です(笑)。その場にいたメディア関係者達も「え、なにこれ凄すぎる…」と、その美味しさに驚きを隠せない様子でした。
72時間以上かけてこんなにも素晴らしい一品を生み出してくださるシェフに、感謝の気持ちでいっぱいです…。
深みとコクがある、イタリア産の赤ワイン「テッレネーレ」といただくと、お肉の甘みをさらに感じられて最高でした。
6品め:プレ デザート(黒胡麻と柚子のドーナッツ)
最後は、ハレクラニのペストリーシェフ、ミシェル・バルドメロ氏によるデザート。紫蘇とドーナツの組み合わせが斬新ですが、ドーナツに黒胡麻や柚子など和の素材が使われているので、すごく良く合うんです。
7品め:ビタースイート チョコレート タルト
生チョコのように濃厚なチョコレートタルトにラズベリー風味のブラッドオレンジソルベが添えられた、贅沢なデザート。ラズベリーやラズベリーソース、オレンジゼリーの酸味が、チョコレートタルトの美味しさを際立たせます。
ペアリングは貴腐ワイン「シャトー ルー ミュー ラコスト」をいただきました。
コースの開始から終わりまで、何度も「時よ止まれ」と願ったくらい大大大満足な内容でした。ハレクラニと帝国ホテル 東京の最強コラボレーションメニュー、本当に素晴らしかったです。
シェフ達渾身のメニューが一度に味わえるのはとーっても貴重なので、ぜひこの機会に味わってみてくださいね。予約はオンラインから可能です。
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