ラハイナ大火災からまもなく1年~被災地の今

ラハイナ大火災からまもなく1年~被災地の今

マウイ島ラハイナの火災から約1年。被災地ラハイナの現在の様子を、より多くの方に知ってもらい、復興のサポート繋がってほしい…という想いのこもったレポートです。

公開日:2024.07.26

ハワイのスポーツ情報「スポナビハワイ」

スポーツナビゲーターのあべっちです。

昨年8月8日に発生したマウイ島ラハイナの山火事のことをみなさんまだ覚えていてくれていますか?
いつもはスポーツイベントなどをご紹介していますが、今年4月下旬、マウイマラソンでマウイに訪れた際、初めて被災したラハイナを訪れる機会があり、この状況はハワイファンの皆さんに伝えなければと思い今回記事にてご紹介させていただきます。

現在被災したラハイナは、警察やボランティアによって管理され、居住していた(被災した)人でなければエリア内に立ち入ることはできません。
僕が現地に行けたのは、20年以上にわたる友人であり、ラハイナ本願寺住職の愛ちゃんが連れて行ってくれたからです。

許可証を提示してエリア内に入ると、焼け落ちた家やお店、レストラン、ホテルなどの建物が跡形もなくなっていました。

以前、マウイオーシャンフロントマラソンのフィニッシュラインとして賑わったラハイナの街、毎回宿泊していたパイオニアイン、美しかったバニアンツリーの公園やヨットハーバーなども燃え尽きていて本当に悲しい気持ちになりました。

ご住職の愛ちゃんは、運よく着の身着のままで家族全員と脱出できたのですが、その時の話や逃げられなかった人たちの話を聞くと本当に恐ろしく、現実を見るとショックを受けることを覚悟して連れて行ってもらいましたが、言葉を失い、胸が本当に引き裂かれる思いでした。(下記動画で愛ちゃんがその当時の様子を語ってくれました。)

現在でも住宅問題や保証問題などを抱える被災者たちを国、ハワイ州はもとよりたくさんの支援団体、ボランティアがサポートしていますが、間もなく1年が経とうというのにあまりにも変わらない姿にも愕然としました。

被災地も徐々に廃棄物が処理され、跡地も更地になりつつありますが、解体する業者の不足だけでなく、費用の問題、街全体をどう立て直すのかという将来を見据えた計画立案、決定をまっているからなのか、なかなかスムーズには進まないようです。

ですから私たちは、街が再建されるまで10年はかかると言われているラハイナをできる限りサポートし続け、今後もずっと忘れないことが大切だと思いました。

正直な話、ラハイナを訪れ現状を見た後数週間、いつもポジティブな僕も気分が憂鬱になり立ち直れませんでした。

また多くの人が亡くなり不明者もいるのに、こういう記事を書いてもよいのか迷った時もありました。

しかしメディアの一端として、この事実は忘れてはならないとも強く思いました。

ですので百聞は一見に如かずで見たまま、感じたままの現状を、ご住職のインタビューも含めぜひみなさんとシェアできればと思い記事にさせていただきました。

今、世界中、日本でもどこでも災害がたくさん発生しています。

みなさんの身近にも恐らく起こっていることでしょう。

ラハイナの災害もその一つなんですが、ハワイに長く住み、ラハイナという美しい街を何度も訪れ、そして友人が被災して何もしないわけにはいきません。

まずは被災したラハイナのことを忘れないこと。

そしてどんな形であれサポートし続けること。

そのくらいしかできないのですが、今後もラハイナと友をサポートし続けたいと考えています。

みなさんにもこのレポートと映像をシェアしていただき、たくさんの方に忘れないでいただけたらと思います。

サポートよろしくお願いします。 Aloha!

そして、来年4月27日にマウイマラソンが開催予定で2024年8月1日よりエントリー開始です。
ラハイナを支援する大会ですので、ご興味のある方はぜひご検討ください。

スポナビハワイ・ドットコム

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