カパフル通りに登場のこだわりカフェに通ってしまう理由

カパフル通りに登場のこだわりカフェに通ってしまう理由

ハワイ在住のカフェ好きライター、リツコさんによる連載。第20回は、アロハあふれるご夫婦が営む、カパフル通りのカフェ「パイ・カフェ(Pai Cafe)」をご紹介。

公開日:2024.10.18

松本律子のハワイカフェ巡りダイアリー

アロハ!ハワイ在住・カフェ好きライターのリツコです。

美味しいコーヒーと「カフェ」が大好きで、ほぼ毎日あちこちのカフェに出没して癒やし時間(仕事時間も含む!)を過ごしている私が、ハワイでお気に入りのカフェへの想いをひたすら語る「松本律子のハワイカフェ巡りダイアリー」。

今回は、アロハあふれるご夫婦が営む、カパフル通りのカフェ「パイ・カフェ(Pai Cafe)」をご紹介します。

最近、ますます進化を遂げているグルメ通り「カパフル・アベニュー」。新たにできた「WONG LEONG PLAZA」というコンプレックス内に、2023年10月にオープンした話題のカフェです。早朝6:00から(土日は7:30から)美味しいコーヒーやスコーンを提供してくれて、ありがたい!

ハワイの朝は、早いんだよね。

 

店内は、グリーンを基調にしたかわいらしい雰囲気。壁にはローカルアーティストのアートや写真が飾られています。この緑の感じが穏やかで、仕事や考え事をするのにもぴったりなのですよ。いつも、たいへんお世話になっております。

 

以前は、ワイキキの人気カフェでバリスタとして働いていたご主人のマイカさんが、その経験を活かしつつ自分たちらしいカフェを作りたい、と奥さんのサンさんと一緒にオープンしたお店。こだわりのコーヒーは、カリフォルニア州サクラメントの「Tenple Coffee Roasters」のものを使用しています。

 

「ハワイで、ここのコーヒーを使うカフェはうちだけじゃないかな。いろいろ試した中で、味わいはもちろん、ブランドのフィロソフィーも自分たちにマッチしていたので選んでます」とマイカさん。こだわりたっぷりにていねいに淹れてくれるラテは、なめらかでコクがあって飲みやすい〜!

 

ラテアートも美しいラテ。左/ラージ:$5.25、右/レギュラー:$4.75

ソイやオーツなどミルクが選べるのはもちろん、ラベンダーやハニーローズなどのシロップで繊細な甘みを加えた「シグネチャー・ラテ」も種類豊富。その日の気分によってオーダーできるのが楽しくて、毎回迷っちゃいます。

 

左/ダーティ・チャイラテ 右/ダーティ・抹茶ラテ:各$6.50

さらに、本格的な抹茶や、じっくり時間をかける自家製(!)のチャイティも絶品でして。写真は、抹茶ラテとチャイラテに、それぞれ、エスプレッソを追加したドリンク。レイヤーになった見た目も美しくて、これだけで気分が上がりますよね。

ちなみに各ドリンクにエスプレッソを追加する場合は$1追加。自分だけのカスタマイズがいろいろできるので、お気に入りをみつけてみて。

 

毎朝焼かれるスコーンは各$3.95、クッキーは各$3

そして、サンさんが作る「焼き菓子」がめっちゃハイクオリティなのもこちらの魅力。とくにスコーンは、何度も試行錯誤を重ねて生み出された、オリジナルのレシピ。素材選び、材料の配合、生地をどれくらい寝かせるのがいいか、などを追求しすぎて、カフェがグランドオープンする3日前にやっと現在のレシピが完成した…というから驚きです。

 

そうして生まれた特製スコーンは、外側がサックサクで、中はしっとりふんわり。ポーチギーソーセージやチェダーチーズなどが入った、甘くないセイボリースコーンは、朝食にもぴったりです。あったかいスコーンに、淹れたてコーヒーが合うんだな。

これがもうね、至福すぎるから。ぜひとも試していただきたい!!

ブルーベリーやアールグレイが香る、スイーツ系スコーンもあるので、こちらもお好みで。ただし、毎日、早朝から焼き上げた当日分が売り切れたらおしまいなので、遅い時間だと売り切れてしまうことも。できれば早めにゲットすることをおすすめします。

 

テイクアウトして、ギフトにするのにもピッタリ。ボックスもかわいいから、さらっと差し入れしても喜ばれるんですよねー。

自家製クッキーやバナナブレッドなども、シンプルで優しい味わい。薄めでぱりっとしたクッキーには、我が家の子どもたちも「うわ、うんまい!」と感激しておりました。

 

隠れメニューのハパボウル $13.50

こだわりといえば、ここのボウルもスペシャルなんです。「アサイボウル」と「ピタヤ(ドラゴンフルーツ)ボウル」があるのだけど、そのベースにも秘密が。アサイのソルベやドラゴンフルーツに、ブルーベリーやブラックベリー、バナナ、ソイミルクなどを加えて、“3回以上混ぜ合わせる”のが特徴なのだそう。それにより、なめらかで上質な食感のボウルになるんだって。

「美味しいものを作るためには時間と手間をかけます。グラノーラもここで焼き上げる自家製よ。うちのメニューは、じっくり作る“スローフード”が中心なの」と教えてくれたサンさん。手間と時間と愛情が、あっちにもこっちにも目いっぱい感じられて、もう嬉しくなっちゃいます。

 

この日は、アサイとピタヤの両方を1つのボウルで楽しめる「ハパ・ボウル」をいただきました(上の写真はトッピング前の状態。アサイとピタヤがカラフルでしょ)。これ、メニューには載ってないのだけど、カウンターでお願いすると作ってくれる「裏メニュー」なので、ぜひトライしてみてくださいませ。

 

とにかくね、ご夫婦のバランスが最高のカフェなんです。そしてお互いのこだわりがすごいから、ドリンクもフードも美味しさが半端ないのですよ。

 

地元の常連客も多くて、マイカさんとのカウンターでのやりとりも、アットホームで見ていてほっこり。いつも温かく迎えてくれて、なんとも心地いい場所です。

 

最近、営業時間がちょっと延びたのでますます行きやすくなりました。目の前に無料のパーキングがあるのもありがたい。車移動には、パーキング問題も大きいですからね。というわけで、ついつい立ち寄りたくなっちゃう!ここも最近の、推しカフェでございます。

パイ・カフェ

住所
755 Kapahulu Ave, Honolulu, HI 96816

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電話番号
808-807-9576

松本 律子 / RITSUKO MATSUMOTO プロフィール

ハワイ・オアフ島在住のフリーランス・エディター/ライター。愛知県豊田市出身。 ㈱リクルートに就職し、就職情報誌の広告をひたすら作りまくるモーレツな20代を過ごす。結婚を機に大好きだったハワイへ2000年に移住。アロハストリート編集長を務めた後、2018年に独立・フリーランスの道へ。趣味はハワイのカフェ巡りとウクレレ(聴く専門)。

Instagramアカウント:@ritsukohawaii
Twitterアカウント:@ritsukohawaii

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