真珠湾の攻撃時に実際に使用していた格納庫を使用し、広大な敷地を誇る博物館や、飛行シミュレーター体験などが楽しめることで人気の航空博物館、太平洋航空博物館パールハーバーに、「Tバード」の愛称で知られているT-33ジェット練習機が仲間入り。航空ファンの間で話題となっています。
T-33ジェット練習機は、アメリカ空軍初の実用ジェット戦闘機であるF80から発展した初の複座ジェット練習機で、F80の胴体を約91センチ延長してコックピットを複座化しているほか、6挺の機関銃を装備。練習機としての運用だけでなく、ドローン管制機や標的曳航機としても用いられていました。その機体は上昇速度が速く、軽快に巡航でき、旧モデルよりもわずかに速い速度で飛行していたと考えられています。当初はアメリカ陸軍航空軍で活躍していたものの、改良版はアメリカ海軍向けに製造され、TV-2と呼ばれていました。
太平洋航空博物館パールハーバーの館長、ケネス・デホフ氏は、T-33の博物館入りについて「T-33は、素晴らしいジェット練習機です。この機体は今後、格納庫79の海軍大尉テッド・シーリー復元工房での復元を経て、展示されることになります」と語ってくれました。
館内にはこのほか、太平洋戦争時に活躍した零戦をはじめ、東京空襲に使用されたB-25などの航空機、実際に真珠湾攻撃を体験した軍関係者の証言のほか、攻撃の様子を映像にしたドキュメンタリーなど、見所満載! 実物を見ながら歴史が学べる博物館で、米軍事施設の要所でもあるハワイの一面を覗いてみませんか?
Pacific Aviation Museum Pearl Harbor
[エリア] パールハーバー
[アクセス] ワイキキからザ・バス20・42で「USS戦艦アリゾナ号記念館(アリゾナメモリアル)」下車USS戦艦アリゾナ記念館で入館券およびシャトルバス乗車券を購入。直通シャトルバスに乗車して、太平洋航空博物館 パールハーバーにて降車
[電話] 808-441-1000
[入館料] 大人$20、子ども(4~12歳)$10
[開館時間] 9:00~17:00
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