10月21日（金）〜23日（日）の3日間、日本の象徴・富士山をテーマにした写真展「第二回富士山写真展inハワイ」が開催されます。昨年、パシフィック・ビーチ・ホテルで行われた第一回の好評を受け、今年は会場をニミッツ・ハイウェイ沿いのヒロ・ハッティに移しての開催となります。

　この写真展では、富士山写真愛好家「富士山銀塩の会」のメンバー約20名が銀塩カメラで富士山を捉えた作品が展示されます。メンバーの中には65〜80歳という年齢の方も多く、マニュアルカメラ機材の入った重いバックパックを背負いながら山を登り、パーフェクトショットの瞬間まで何時間も待ち続けての撮影は体力的にも精神的にも厳しさを極めるもの。そうして撮影された富士山の写真は、撮影者の情熱が伝わってくるパワフルな作品ばかりです。

　今回展示される作品は、撮影者が一枚ずつラボで現像した、世界にひとつだけのオリジナル。写真には、「ぜひハワイの方々に、日本の象徴である富士山の写真を見ていただきたい」という思いが込められています。昨年の写真展に来場した人の中には、「ハワイに来て４０数年。日本で富士山を見た事を思い出します。もう、私は年なので日本に帰れない…ハワイで富士山をまた見れるとは、おもってもいませんでした」と涙を流していたおばあちゃんの姿もあったそうです。

　今回は、桜や紅葉、雪など日本の四季の風景とともに撮影された写真70点が展示予定。なお、展示写真は購入も可能で、売り上げの一部は東日本大震災の被災地へ寄付されます。

　会場のヒロ・ハッティへは、ワイキキからトロリーや無料のシャトルバスで行くことができます。ぜひこの機会に、日本の心・富士山の写真展へ出かけてみてはいかがでしょうか？