オアフ島真珠湾内のフォード島にある人気航空博物館の太平洋航空博物館パールハーバーに、アメリカ航空史上、もっとも話題となったボーイングB-17Eフライング・フォートレス(製造番号#41-2446)が到着しました。これまで多数のメディアに注目され、ナショナル・ジオグラフィック、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ロサンゼルス・デイリーニュース、スミソニアン・マガジンなどに取り上げられこともある伝説の航空機を、ハワイで見学できるチャンスは見逃せませんね。
別名「スワンプ・ゴースト(湿地帯の亡霊)」と呼ばれているボーイングB-17Eフライング・フォートレスは、第2次世界大戦時、パプアニューギニアの北部海岸にある人里はなれたアガイアンボ低湿地に不時着し、約30年間にわたって忘れられた存在だったものの、1972年に機動演習中のオールトラリア兵らが発見。発見当時、機体が部分的に湿地に浸水していたことから「スワンプ・ゴースト」のあだ名がつけられることになったという逸話を持つ、歴史的価値の高い機体となっています。なお、貴重な伝説の航空機は修復作業が終了次第、館内の第2展示場に展示される予定となっていますが、博物館では現在、航空機の展示に使用するレンガの購入者を募集中です。パプアニューギニアの湿地帯を模したガーデン風の展示に使用されるレンガの購入資金は、航空機の復元修復費用にあてられ、レンガを購入することで、展示デザインのサポートのほか、伝説の航空機の修復にも貢献する事ができます。
真珠湾の攻撃時に実際に使用していた格納庫を使用し、広大な敷地を誇る博物館や、飛行シミュレーター体験などが楽しめる太平洋航空博物館パールハーバーは、4月4日、来館者100万人を突破! 記念すべき100万人目の来館者は、カリフォルニア州在住のバレンシア一家。風船やケーキで出迎えられ、ケネス・デホフ館長より記念品が贈られました。
太平洋航空博物館パールハーバーでは、今回到着した伝説の航空機のほかにも、太平洋戦争時に活躍した零戦をはじめ、東京空襲に使用されたB-25などの航空機、実際に真珠湾攻撃を体験した軍関係者の証言のほか、攻撃の様子を映像にしたドキュメンタリーなど多彩な展示が行われています。実物を見て学べる博物館で、今まで知らなかったハワイについて学んでみませんか?
Pacific Aviation Museum Pearl Harbor
[エリア] パールハーバー
[アクセス] ワイキキからザ・バス20・42で「USS戦艦アリゾナ号記念館 (アリゾナメモリアル)」下車USS戦艦アリゾナ記念館で入館券およびシャトルバス乗車券を購入。直通シャトルバスに乗車して、太平洋航空博物館 パールハーバーにて降車
[住所] Ford Island. 319 Lexington Blvd
[住所] Ford Island. 319 Lexington Blvd
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