ピストンエンジン搭載のヘリコプターであるチョクトー・ヘリコプターは、16人の戦闘員を乗せることが可能で、本来は米海軍の対潜水艦戦用に設計されましたが、戦闘任務のほかにも、洪水被災者の救出、宇宙飛行士の回収や大統領輸送機としても活躍していました。なお、「チョクトー」とは、米陸軍による多用途ヘリコプターの名称で、ほかの軍隊によって、「シーバット」、「シーホース」とも呼ばれていたそうです。

　太平洋航空博物館パールハーバーでは、今回到着した貴重なヘリコプターのほか、太平洋戦争時に活躍した零戦や東京空襲に使用されたB-25などの航空機など、貴重な機体の数々が展示されているほか、日本人ガイドが2つの格納庫をご案内し、太平洋における航空界の歴史のエピソードと共に、第二次世界大戦および朝鮮戦争、ベトナム戦争、冷戦で実際に使われた航空機を紹介する「飛行士ツアー」など、多彩なプログラムが提供されています。全米の人気航空博物館でトップ10入りしている博物館で、ハワイ、そして米国の歴史を学んでくださいね。