UHガンセンターが発表した最新の調査結果で、電子タバコの喫煙経験があるハワイ州のティーンが、電子タバコを経験してから1年以内に、ふつうのタバコの喫煙を開始する傾向が高いことが明らかになった。
今回明らかになった調査結果では、ハワイ州を含む全米9つの喫煙に関する調査結果を比較。ティーンで電子タバコを経験してから1年以内にふつうのタバコの喫煙を開始する可能性は、一般と比較して約3倍高くなっており、全米規模で電子タバコからふつうのタバコの喫煙へと移行するケースが高い傾向にあることが明らかになっている。
ハワイ州は、ふつうのタバコの喫煙率は全米でも低水準となっているものの、電子タバコの経験率は全米でも高く、ハワイ州保険局が2016年に実施した調査によると、州内の高校生の約49%が電子タバコを経験したことがあり、その半数が電子タバコを日常的に利用しているとの結果も明らかになっているほか、電子タバコを使用しているティーンの喘息発生率が高い傾向にあるとのデーターも確認されており、当局では、電子タバコに関するさらなる調査を行いたいとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ