NOAA(米海洋大気局)は12日(土)、オアフ島のワイキキにいたモンクシール「カイマナ」の移送が完了したと発表した。
カイマナの移送は、カイマナの授乳期間が終了したのにあわせて実施されており、関係者は「モンクシールの母親は平均約39日から42日とされる授乳期間が終了すると子どもの側を離れ、二度と戻ってきません。カイマナの母親であるロッキーが出産後43日目にいなくなったということは、授乳期間が終わったという明確なサインでした」と語っている。
カイマナは、6月下旬にワイキキで誕生し、数週間にわたってワイキキで生活していたものの、ワイキキは人間が多く、より自然の多い場所で生育することが望ましいため、離乳後、人気が少ない島内の別の場所へ移すことが決定していた。
なお、カイマナはオアフ島内の別の場所に移送され、今後も当局によるモニタリングが行われるものの、カイマナの移送場所に関する詳細は明らかにされていない。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ