合衆国魚類野生生物局は18日(金)、絶滅危惧種に指定されているウミガメの卵241個を、マウイ島の別の場所に移動したと発表した。
今回当局によって移動されたのは、絶滅危惧種に指定されているタイマイ属のホークスビルウミガメ(Hawksbill sea turtle)で、関係者は、潮の上昇によって砂浜の産み付けられた卵の安全性が脅かされたため、緊急にマウイ島内の別の場所に卵を移動する必要があったとしている。
ホークスビルウミガメは、通常約180個前後の卵を産卵するものの、孵化して生き延びるのはそのうち1%以下で、当局関係者は、ハワイでもまれなウミガメの生存をサポートするために必要な処置だったとしている。
なお、卵の移動場所などの詳しい詳細は明らかになっていないものの、当局では今後も卵が無事に孵化するまでモニタリングを続けるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ