ハワイ州当局は、ニイハウ島の北0.7マイルの地点にある三日月型の島、レフア島でのネズミ駆除プロジェクト第1弾を実施したと発表した。
レフア島は、ハワイ諸島の中でももっとも大きい海鳥保護区のひとつで、島には17種類の海鳥と25種類のハワイ固有の植物が生息しており、島でのネズミの繁殖増加により、貴重な海鳥や植物などへ悪影響を与える可能性があると懸念されていた。
当局では今回、ヘリコプターからネズミ駆除のための毒エサを散布。今後数週間の間に2度ほど同様の毒エサ散布を行うとしている。
ヘリコプターによる毒エサの散布を目撃していた市民のひとりは「毒入りのエサが海に入り、海洋生物に悪影響が出ないか心配です」とコメント。このような市民の懸念に対し、当局関係者は「2009年に行われた同様の駆除では、毒エサが原因とみられる海洋生物への影響は確認されていません。当局では、毒エサの散布に関してしっかりと研究を行ってのぞんでいるほか、厳密な監視も行っています」とコメントしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ