ハワイ島のプウ・マカラア自然保護区で26日(火)、絶滅危惧種に指定されているハワイ固有の野鳥「アララ(Alala)」6羽の放鳥が行われた。アララは約15年前から自然界での生息が確認されていない。
今回自然に放たれた野鳥は、当局によって飼育されていた2羽の雌と4羽の雄の計6羽のアララで、研究者は、自然界で野鳥が家族を形成し、子孫を残すことを期待している。
サンディエゴ動物園のアリソン・グレッガー氏は「今回放鳥した野鳥は、自然界にある食料を摂取して生きていけるよう訓練しています。自然の中に放たれたことで、野鳥本来の社会構成が生まれるでしょう」と語っている。
アララは、ハワイ固有の野鳥というだけでなく、ハワイ固有の植物の種子を広げるという大切な役目を担っており、当局ではアララが自然界で繁殖できるためのさまざまな試みを行っている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ