ハワイ州保険局は27日(水)、ハワイ島で幼児の広東住血線虫症の感染を確認したと発表した。ハワイ州内では今年に入り、例年より多くの広東住血線虫感染者が確認されており、当局が対策に乗り出している。
広東住血線虫症の州内での発症件数は今年に入り17人目で、2010年以来、同病の感染者が確認されていなかったオアフ島でも7月に感染者ひとりが確認されていた。なお、当局では、今回発症が確認された幼児は、カタツムリかナメクジを口に入れたことが原因で感染したとの見方を示している。
広東住血線虫症はカタツムリやナメクジから感染して人間に害を与える寄生虫が原因の疾患で、治療法はなく、当局では、カタツムリやナメクジなどが付着している野菜類は食べないことや、野菜類を摂取する際には念入りに水洗いしたり、生のままではなく火を通して調理して食べることなどを推奨している。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ