格安航空会社大手のサウスウエスト航空は11日(水)、ハワイ便の就航を予定していると発表。来年にも航空券の発売を開始するとしている。
サウスウエスト航空では現在、FAA(米連邦航空局)より、米本土とハワイ間を結ぶ定期便の就航に関する承認を待っている状態となっており、現時点では、ハワイと米本土のどの地区を結ぶ便になるかや、就航時期などの詳細は決定していないものの、米西海岸とハワイを結ぶ便のほか、ハワイ諸島間を結ぶ隣島便の就航もありえるとしている。
サウスウエスト航空では、フライト変更料金を徴収していないほか、預入荷物もサイズと重さの規定内であれば2個まで無料など、リーズナブルに利用できる航空会社として知られており、サウスウエスト航空の関係者は「当社は効率的な運営を行うことで他社よりも安い航空運賃を提供しています」とコメントしている。
サウスウエスト航空では、ハワイ便として座席数175席を有するボーイング737 Max8機の導入を予定しており、航空アナリストのピーター・フォルマン氏は「利用する航空機が大きくなるほど、各座席のコストは低くなります。ハワイアン航空やユナイテッド航空のようにハワイと米本土間を大型の航空機で結んでいる航空会社のほうがコスト面では有利でしょう」と分析している。
なお、サウスウエスト航空の進出発表に対し、ハワイの大手航空会社のハワイアン航空では「競争相手が出てくることには慣れています。ハワイは私たちの故郷であり、今後も本格的なハワイのおもてなしで、利用者の皆さんに価値あるサービスを提供していきます」との声明を発表している。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ