カウアイ島リフエ地区のカラパキビーチで13日(金)、数頭のクジラが海岸に打ち上げられているのが発見され、当局が調査を開始している。
カウアイ島警察によると、13日(金)午前7時25分ごろ、市民からクジラが海岸に打ち上げられているとの通報を受け現場に急行。2頭のクジラが浜辺で死亡しているのが確認されたほか、海岸近くの浅瀬にいる約10頭のクジラを市民や職員が懸命に沖合いの水深が深い場所へ導こうと救助活動を行ったものの、13日(金)の夕方までに5頭のクジラが死亡した。
関係者は、今回海岸に打ち上げられたクジラは高度な社会性を持つとされるゴンドウクジラ(Pilot Whale)で、寄生虫感染やウイルス感染、細菌感染などの疾患などが原因で海岸に打ち上げられることが多く、群れの中の1頭か2頭が感染している場合はほかのクジラにも感染が広がっている可能性が高く、今後、数日間の間にふたたびクジラが海岸へ打ち上げられる可能性もあるとしている。
なお、当局では、最初に死亡が確認された2頭のクジラの検体を行うほか、アメリカ海洋大気局や国土資源省、米軍などが対応や調査にあたるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ