ハワイ州各地ではクリスマス向けの生木のクリスマスツリーの販売がスタートしているものの、今年のツリーの販売価格は例年を上回るとみられている。
オアフ島モイリイリ地区でクリスマスツリーの販売を行っているリチャード・タジリ氏は「昨年は約4,600本の生木を米本土から輸入しましたが、今年は4,200本ほどとなっています。生木のクリスマスツリーの本数が気候変動によって減少しているほか、生木のクリスマスツリーの栽培を生業とする業者の数も減少しており、ハワイへ持ち込める生木の本数も減っています」と語り、仕入れ値と輸送コストの上昇により、今年はツリーの販売価格を12年ぶりに値上げすることになったとしている。
また、ローカルのホームセンターチェーン店であるシティミルは、クリスマスツリーの取り扱い本数が例年より少なくなっており、在庫不足などによりツリーの価格が例年より25~30%ほど上昇するだろうとしている。
ハワイ農務省によると、米本土からハワイへ輸送されたクリスマスツリーの数は、2015年度が126,717本、2016年が106,942本で、今シーズンは来週までに少なくとも90,120本のツリーがハワイ州に到着するとの試算を示している。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ