ホノルル市当局では、ワイキキのクヒオ・ビーチで砂が流失する浸食問題が深刻化していることを受け、緊急プロジェクトとして、砂が詰められた「砂のマットレス」を州内で初めて試験導入することを決定。ビーチの一部に埋設した。
今回試験導入されることとなった「砂のマットレス」は、長さ90フィート、幅12フィートの砂の入ったチューブ状のもので、関係者は「砂のマットレスを埋設することで砂浜が昔のような状態へ戻るわけではありませんが、浸食問題の緩和にはつながるはずです」とコメントしている。
ワイキキビーチでは、砂浜の浸食問題の対策として、過去何度かにわたり砂の補充を行っているものの、最近の浸食問題の悪化により、ビーチの砂に隠れていた1940年代のワイキキタバーンのコンクリートの基礎部分がむき出しになるなどしており、ビーチの安全性とビーチの将来的な存続に対する懸念の声があがっている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ