オアフ島ダウンタウンにあるホノルル市庁舎では、2018年を迎えるまえに固定資産税の先払いをしようとする市民が、長蛇の列を作った。
市民が固定資産税の支払いのために列を作った背景には、2018年度から導入される新税率で、地方税と地方の固定資産税の控除額の上限が1万ドルまでとなるため、控除額の上限が設定されていない2017年度中に税金の支払いを行おうとした人が増加したためで、固定資産税の先払いを行った元ホノルル市長のピーター・カーライル氏は「通常であれば税金の支払いは先延ばししたいものですが、2017年度中に支払うことで、数千ドルの節税ができました」とコメントしている。
新しい税制では、チャリティなどへの寄付に対する税金の控除額も変更となるため、全米肝臓団体関係者は「今年中に寄付を行い、控除を受けようとした市民が多く、今年の年末は例年よりも寄付数が増加しました。しかし来年度からの寄付が減少するのではないかと懸念しています」と語っている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ