NOAA(アメリカ海洋大気局)が発表した最新の調査結果で、ハワイ諸島周辺に生息しているハワイアンモンクシールの頭数が、前回の調査時より増加。2017年度に確認できたモンクシールの頭数は約1,400頭で、2013年度と比較して約2%増となったことが明らかになった。
NOAAによると、2017年度には新たに161頭のモンクシールの誕生が確認されており、今後も絶滅危惧種に指定されているモンクシールの頭数増加に期待が寄せられている。
しかし、現在のモンクシールの生存数は1950年代の3分の1ほどにとどまっており、関係者は、モンクシールを襲うサメの脅威のほか、慢性的な食糧不足、そして海に投棄されるプラスチックごみや漁網など、モンクシールが生存するための環境の悪化は続いており、今後も、絶滅危惧種の保護のため、モンクシールの監視や保護活動を継続する必要があるとしている。
参考:ハワイ・ニュース・ナウ