弾道ミサイル飛来の誤報に関するオンライン調査で、調査に参加した市民の多くが、ミサイル発射に関する緊急通報を受けた後もそれほど恐怖を感じていなかったことが明らかになった。
今回発表された調査結果によると、1月から実施されていたオンライン調査に参加した240名の人々のうち、約67%の人々が誤報に関する緊急通報を受けた際に比較的落ち着いていたと回答。残りの約33%の人々がパニック状態になったと回答している。
ハワイ・パシフィック大学のティモシー・フォロリス助教授は調査結果に対し「誤報発生直後、メディアは多くの人々がパニックに陥ったといった情報を発信していたものの、実際はそうではなかったことが明らかになりました」とコメントしている。
なお、今回の調査では、パニックになった回答した人に軍関係者やその家族などの割合が少なかったため、関係者は今後も調査を続け、ミサイル誤報に対する人々の反応が、過去の経験によって差異が出ているかどうかといったことの研究を進めたいとしている。
参考:KITV4